小豆島への移住が失敗する理由

小豆島へ移住したい!移住を失敗する理由や対策について解説
(画像=『移住支援.com』より引用)

小豆島への移住で失敗してしまうケースには、一定の特徴があります。移住した後、生活していくという「リアリティ」を抱けなかった人が多いと思います。田舎への移住というだけでなく、島への移住はより閉鎖された地域で生活するということになります。小豆島でいかに自分が充実した生活が出来るかを考えてから行動しなかった場合、移住に失敗する事になります。ここではどの様な人が小豆島への移住を失敗してしまうかを紹介していきます。

実際に定住のイメージができていないまま引っ越した

まず、小豆島に「定住」するというイメージを持たないまま移住した場合は失敗してしまいます。
具体的なこととして「観光気分」での移住です。小豆島に観光で訪れた方が抱く「海があって食べ物がおいしいし、のどか」というキラキラした田舎のイメージで移住した場合、その裏にある島独自の物流問題や交通の不便さに対応できない場合もあります。移住相談会では、自治体が良い面だけでなくデメリットも教えてくれるので参加してみることをおススメします。

人付き合いがもともと上手くない

次に、小豆島に移住後に失敗するケースは地域のコミュニティに馴染めないパターンです。都会では隣に住んでいる人の顔も知らない状態でも、不自由なく暮らせていきます。しかし田舎、特に島での生活となると祭りや草むしりなど、地域の人と一緒に行動していく必要が出てきます。

自分に合ったコミュニティを選んで参加することも容易にできる都会とは違い、人が少ない田舎では限られた人の中で生活していく必要があるためある程度のご近所付き合いが必要となります。積極的な人付き合いが苦手な場合は、どうしても孤立してしまうことになります。移住後に問題が発生してしまった場合に、1人では解決できないことも多いので、人付き合いは小豆島では重要になってくるでしょう。

仕事を決めずに移住を決めた

小豆島に限らず、移住後に失敗する多くは仕事が決まっていない状態で移住した場合です。ある程度貯金があり、移住支援制度を利用しているので、大丈夫と思っていた場合であったとしても収入面の確保は重要です。小豆島では高齢化が進み、人手不足ではありますが都会ほど多くの職種はありません。

一方で島にはオリーブ公園や二十四の瞳映画村、寒霞渓ロープーウェイなど様々な観光スポットがあり宿泊施設も多くあるため、観光産業が盛んです。またオリーブなどの農業や漁業も盛んなので、都会では経験できない仕事も視野に入れて転職活動をした上で移住した方が無難です。

小豆島への移住を失敗しないために

小豆島へ移住したい!移住を失敗する理由や対策について解説
(画像=『移住支援.com』より引用)

小豆島への移住を失敗しないためには、どの様にすればよいのでしょうか。
まず大切なことは移住後の「生活」の基盤を整えておくことでしょう。
住む場所や周辺状況、自分がどの様にして収入を得ていくのかといった具合に、より具体的な将来図を描いておくと、移住後の現実とのギャップに悩み、苦しむこともないでしょう。
ここでは小豆島への移住に失敗しない方法をまとめて紹介していきます。

移住体験をして移住後のイメージをしておく

 
小豆島に実際に行ってみて移住を考える人がほとんどでしょう。
そこで、おススメなのは観光ではなく移住体験をしてから本格移住という流れです。
小豆島には、お試し住宅として小豆島町坂手地区に貸し切り一軒家タイプの施設が2棟と土庄町にマンションタイプのお部屋が2部屋あります。
移住前に長期滞在してみて小豆島の風土や環境が合っているのか?自分が今後、何十年も生活していくことが可能なのかを充分に考えてから、移住に踏み切ってみてはいかがでしょうか。

自治体の職業支援を利用して仕事を決める

移住後に仕事を探すと焦ってしまい自分の思い描いた仕事が出来ない場合がありますので、移住前の余裕のある段階で仕事を探しておくのが良いでしょう。そこで役に立つのが自治体の職業支援です。小豆島には求人情報誌がないため、ハローワーク土庄での求人情報が重要です。

このハローワーク土庄では職業訓練の相談・申込み、就職支援セミナーの受講などができるだけでなく「移住相談コーナー」として予約しておけばオンラインでの職業相談が可能です。移住前に事前に職業相談して、仕事を見つけておくことをおススメします。また島には光回線が通っているのでテレワークも可能な上に、テレワーク補助金もあります。小豆島の自治体に仕事の相談をした上で、今の仕事がテレワークではできないかなど、考えてみるのもいいかもしれません。

移住後の収支を計算しておく

小豆島への移住を考えた時に収入と支出の割合をあらかじめ確認しておくべきでしょう。
まず実際に移住した場合は、補助金はどの程度もらえるかを知っておくべきです。
特に注意が必要なのは「移住支援金」として東京23区に通勤・在住した人が移住した際にもらえる補助金が、小豆島ではあくまで島出身の「Uターン者」でなければもらえないのです。

「移住支援金」は移住後の地域によってもらえる条件が違ってきますので、あらかじめ確認しておくべきです。また、支出に関しては離島になるので引っ越し費用がどの程度かかるかも注意が必要です。通常の田舎への移住よりも、引っ越し費用が掛かる可能性が高いので多めに見積もっておくべきです。他にも車を持っていない場合の購入費用も計算しておくべきですし、島は下水が通っていないので浄化槽の設備費用が必要です。

さらに都市ガスも通っていないのでお風呂を沸かすのにプロパンガスや灯油ボイラーなどの費用も掛かります。
水道代は、都会に比べてやや高めな料金なのも知っておくべきです。
島暮らしでは、どの程度の費用が掛かるかを自治体の担当者やすでに小豆島に移住した方に話を聞くなどしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

小豆島は、温暖な気候で移住者に人気の地域です。その反面、島での暮らしは通常の田舎とはまた違った注意が必要です。充分な下調べをした上での移住で、よりよい島暮らしができることを願っています。


提供・移住支援.com

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