「言いたいことが言えない夫婦関係」夫を変えることはできる?
妻が言いたいことが言えない気持ちになってしまったとき、妻はこう考えるかもしれません。
「夫に性格を改めてもらいたい!」「夫が変わってくれないかな…」言いたいことが言えない状況をうまく解決する方法が見つからず、ため息をつきたくなるかもしれません。
では、そもそも人の性格ってどうやって作られるのでしょうか。夫の性格としっかり向き合うことで解決の糸口が見つかるかもしれません。
働く人の心ラボ「性格は遺伝と育ち どちらで決まる?」
の記事によると、
・知らない他者や事柄に興味を持って、積極的に新しいことに関われるかどうか(外向性)
・感情の起伏の激しさ(神経症傾向)
・信頼できる人なのか、あてにできる人なのか(誠実性)
・興味・関心の幅が広い人、言い換えればいろいろな知識や経験を持っていておもしろい人(開放性)
これらの性格の、約半分は遺伝子によって決まるとされ、あとの半分は、環境が影響すると発表しています。もう大人だから、性格や考えを変えてもらうことは難しい、と妻が思い込み、言いたいことが言えない夫婦関係が続いていたかもしれません。
ここでは環境を家庭環境に読み替え、妻が上手に環境を整えさえすれば、つまり夫への接し方を変えることで、夫婦関係がいい方向に変化する可能性がある、と考えられるのではないでしょうか。
「言いたいことが言えない夫婦関係」から脱するために妻ができること
言いたいことが言えない状況で、夫婦を続けていくと、いつしか離婚を迎えることになるかもしれません。どちらかが我慢して成り立つ夫婦関係ってなんだろう、きっとこういう疑問を妻も、またあなたが我慢してる姿を見ている夫も、そう感じるはずです。
夫への接し方を、妻自身が変えることで、言いたいことが言えない状況から、抜け出すことができるかもしれません。
あなたが、夫婦の在り方を見直したい、という気持ちはきっと夫に伝わるはずです。
「脱!言いたいことが言えない」理想の夫婦関係をイメージしよう
夫婦でケンカを重ねるうちに、言いたいことが言えない関係になってしまったとき、「じゃあ、私の理想の夫婦関係ってどんなのだろう」と自問自答してみるのもいいですし、夫と話し合えると、さらに素晴らしいですね。
それは、夫も妻も、互いに我慢しない関係であったり、夫の気持ちを理解しながら、自分の意見も素直に言う、そういう関係かもしれません。
言いたいことが言えない状況が長いと、夫と向き合うことに抵抗を感じるかもしれませんね。
「今さら…」「もう面倒し、変わらないと思うよ…」と、感じる女性もいるでしょう。
けれども、自分と向き合おうとする妻の気持ちを嬉しく思う夫もいるはずです。
妻の少しの勇気で、言いたいことが言えない状況から、脱するきっかけがつかめるかもしれません。
「脱!言いたいことが言えない」真の気持ちを伝えてみよう
「いちいち言わないと分からないの?」
「ちょっとは私の気持ちも察してよ!」
きっとあなたの心の中は、夫に対する、声なき言葉が、たまりに溜まっているのかもしれませんね。
やはり、思っていること、夫にやってほしいことは、素直に伝えることが必要です。
そして、その言葉の裏にある本当の気持ちも伝えると効果的かもしれません。
例えば「洗い物しておいてくれない?」と頼んだのに、夫はスマホをいじりながらの生返事。そこで、諦めないで「終わったら、おいしいコーヒーでも一緒に飲みたいから」と伝えたら、夫はどう感じるでしょう。
また、「おむつ替えしてほしいんだけど」とお願いしても渋る夫に「一緒に子育てしていきたいから、お願いしてるんだけど」と加えてみてもいいかもしれません。
ただ、手伝ってほしいだけじゃない、夫婦で仲良く過ごしたいんだ、という気持ちが夫に伝わるはずです。きっと、夫は重い腰をあげてくれるかもしれません。
言いたいことが言えないと言葉を飲み込むよりも、ぜひ伝えてみましょう!
「脱!言いたいことが言えない」夫の気持ちもしっかりと聞こう!
言いたいことが言えない妻になってしまったということは、やはり、夫婦間のコミュニケーション不足が原因でしょう。
まずは、妻自身の言いたいこと、考えていることをはっきりと夫に伝えることが必要ですね。
今まで、言いたいことを言えない状況が続き「はっきりと自分の意見を言えるかな…」「勇気がいりますね…」と感じる女性もいるでしょうが、やはり、何も言わないと、夫婦関係が悪くなるばかり。
自分が言えそうなことから始めてみましょう。
それと同時に、夫の考え、気持ち、欲求などを妻が聞く必要もあります。
例えば、夫が先に仕事から帰宅したのに、家事を何もやっていなかったとき「あ~、まただわ」と、腹立たしい気持ちを抑えて家事を始めるのではなく「今から夕飯の支度するから、手伝って欲しいんだけど、どう?」「私がお風呂洗っとくから、洗濯ものの片付け、いいかな?」と聞いてみてはいかがでしょうか。
いちいち夫の気持ちを聞くなんて「そんな面倒なことしなくちゃいけないの?!」「一人でやったほうが早いような気がして…」と感じる女性もいるでしょう。
ただ、コミュニケーションがしっかり出来ていない今、これはとても大切なことなのです。
コミュニケーションとは、自分の意見、考えを言うと同時に、相手の意見、考えも聴くことで成り立つのです。
今は面倒に感じるかもしれませんが、自分の気持ちを夫に伝え、夫がそれを受け止めて行動してくれたら、うれしく感じませんか。
夫婦でやりとりを重ねるうちに「夫ともっとコミュニケーションしたい」という気持ちが湧いてくるはずです。
「脱!言いたいことが言えない」夫への伝え方を変えてみよう
言いたいことが言えないまでに我慢してしまった妻。もしかしたら、伝え方を工夫するだけで、夫に変化が現れるかもしれません。
「ちゃんと片付けてよ!」「もっと育児やってほしいんだけど」と妻が伝えても、夫は何をどうやったら分からない。そんな状況になっているかもしれません。
「子供の服は、あのタンスの上から2段目にいれてね」「子供の食べこぼしを掃除してくれると助かるんだけど?」と、「ちゃんと、もっと」という曖昧な言葉を使わずに、具体的に伝えることで、夫の行動を変えることができるかもしれません。