3. 行員を相手に長々と世間話をしたがるお客様
銀行員を相手に長々と世間話をしたがるお客様も少々困ります。なぜなら長話が業務を妨げることが多いからです。一人暮らしの高齢者にそのような人が多く特に月末月初などの繁忙日に窓口で長々と話されると店頭での業務が滞り、後のお客様を長くお待たせしてしまい困ることもありました。また、渉外担当者も「お客様に長話をされると他の取引先を回る時間がなくなり迷惑をかけてしまうので非常に困る」とぼやいていたことを覚えています。
世間話が好きなお客様にはメリットもあり
一方で世間話が好きなお客様は会話を通してニーズを探りやすい面もあり銀行員の対応次第では優良顧客になってくれる可能性も秘めています。それを考えると世間話が好きなお客様との関係にはメリットもあるといえるかもしれません。
銀行に「特別扱い」を求めると困ったお客様になりやすい
ここまで紹介した「困ったお客様」には「銀行に特別扱いを求める人が多い」という共通点があります。もちろん長いお付き合いのあるお得意様の要望に応えたい気持ちはありますが、それでは他のお客様に対して不公平です。また、特別なお客様の要望に応えて営業時間を破れば違法になるのでできません。
銀行では法律を遵守し、すべてのお客様に対して平等を心がけながら仕事をしています。そのことを多くの人に理解していただければ幸いです。
文・大岩楓
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