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2020/01/20

がん保険は女性こそかけるべき?契約時の注意事項まで解説

(写真=Sharomka/Shutterstock.com)
(写真=Sharomka/Shutterstock.com)
がんには、大腸がんのように男性より女性の方がかかりやすいがんや、乳がんや子宮がんなど女性特有のがんがいくつかあります。いままではそんなに気にならなかったけど、「そろそろ加入しておいた方が良いのかも」と、自分に合ったがん保険を探している方もいらっしゃるかもしれませんね。どのような点に注目して選んでいますか? 女性ががん保険を検討するときのポイントや契約のときに注意しておきたいことなどを解説します。

年齢が高くなるほどリスクも上がる

(写真=Andrei_R/Shutterstock.com)

一生のうちでがんにかかる確率は、全年齢から見た最新の統計で男性62%、女性47%と報告されています。およそ2人に1人といえるようです。高い確率ですね。男性で多いがんは胃がん、肺がん、大腸がんの順となり、女性で多いがんは、乳がん、大腸がん、胃がんの順となっています。

年齢別に見ると男女ともに50歳代ころから増加し、年齢が高くなるほどがんにかかる確率は高くなります。多くの部位で男性の方が女性より高いのですが、甲状腺がんは男性より女性の方が高く、また30歳代後半から40歳代で男性より女性の方がやや高い確率となっています。

40歳の方が10年後までにがんにかかる確率は4%です。40歳代女性では乳がん、子宮がん、卵巣がんが多く、2016年の調査では女性がかかったがんのうち上皮内がんを除くがんの約68%を占めています。

女性ががん保険を検討する場合のポイント

(写真=Singkham/Shutterstock.com)

がん保険を検討する場合のポイントは、「近親者にがん患者がいるか」や「がんになった場合の治療費や周辺費用の心配」が考えられます。

がんにかかったときの治療費がどのくらいになるのか、心配になりますね。医療費が高額になった場合には、高額療養費制度を利用できるので、一般的な収入の方なら1ヵ月の自己負担額は9万円くらいになります。

しかし、がんの治療は長期になることがありますので、月にかかる費用が9万円以内だとしても、治療が長くなると家計には影響が大きいことが予測されます。治療費にはこのほかに、高額療養費制度の対象とならない、個室を利用するときの差額ベッド代、ウィッグ代、先進医療にかかる技術料、未承認の薬代などがかかる場合があります。

お子さんが小さい方であれば、保育費用がかかる場合がありますし、夫の協力が必要であったり、それまでよりも外食費やクリーニング代がかかったりするかもしれません。

女性向けがん保険を選ぶ必要はある?

(写真=Vanatchanan/Shutterstock.com)

女性向けがん保険は、女性特有のがんにかかったときに、入院日額が上乗せとなったり、特定の治療に対して治療費が受け取れたりするなど、手厚い給付が受けられる内容になっています。女性専用のがん保険もありますし、通常のがん保険に女性向けの特約を付加できる保障内容になっているがん保険もあります。

治療が必要になったときに、女性特有のがんとして手厚い給付を受けられることは大変心強いですが、特約を付加すると毎月支払う保険料はその分だけ高くなります。乳房観血手術を受けた後に、乳房再建術を受けた場合に給付金が受け取れる特約を付加できるがん保険がありますが、乳房再建術は、現在は公的医療保険が適用されることになり、以前より治療費の負担が少なくて済むようになっています。

女性向けがん保険の保障が必要かどうかは、ひとりひとり異なっています。貯蓄や医療保険の加入状況、家族構成などを考慮して、どれくらい準備しておきたいかをよく検討してみましょう。

がん保険契約で注意しておきたいこと

(写真=PIXTA)

がん保険を契約するときに注意しておきたいポイントがあります。がん保険の申し込みと告知が完了し、保険会社で受領された日を含めて3ヵ月間は保障されない期間となるという点です。がん保険に加入しても、この期間にがんと診断された場合は保障の対象とならず契約や特約は無効になります。

上皮内新生物については、支払いの対象となっているがん保険と、対象になっていないがん保険がありますので、契約前に確認をしておきましょう。

身近になってきているからこそ検討したい

(写真=Lifestyle Travel Portrait/Shutterstock.com)

もしもがんと診断されたら、心に大きなストレスを感じるでしょう。多くのがんは原因などがはっきりとわかっていないそうです。これからのことを考えると不安の強い状態がつづくかもしれません。

「どの病院に通えばいいのだろう」、「どのような治療法があるのだろうか」などの心理的な負担を少しでも解消することができるように、専門医の紹介やセカンドオピニオンとして治療方法を無料で相談できるなどのサービスが付帯されているがん保険もあります。

がんになる確率は低いものではありません。がん保険が気になっている方は、がんの知識を深め、加入する必要があるかなど、しっかりと検討してみると良いのではないかと思います。

文・藤原洋子(ファイナンシャル・プランナー)

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