貯める&備える
2019/11/29

30代におすすめの個人年金と選び方のポイント紹介

(写真=PIXTA)
(写真=PIXTA)
30代になると、20代の時よりも仕事を任されて収入が上がってきます。しかし、結婚したり、子供が生まれたりと支出も増える時期。そんな人の中には「これから必要な資金はいくらくらいかな」と気になる人も多いでしょう。

老後はまだ先ですが、老後にゆとりある生活を送りたいと考えていても、日本は少子高齢化が今後も進み公的年金だけでは難しいと言われています。今のうちから対策を考えておきましょう。将来のための貯蓄ができて節税効果もある個人年金について、選び方のポイントを紹介します。

個人年金加入前に押さえたいメリット・デメリット

(写真=PIXTA)

個人年金は、保険会社などで契約し、契約するときに決めた年齢まで保険料を支払って、将来毎年一定額の年金を受け取ることができる仕組みです。

個人年金に加入するメリットは、利率が預貯金よりも高く、預金口座から毎月、保険料の引き落としがあることで、確実に貯蓄ができる点です。また、個人年金保険料税制適格特約を付加すると、一般の生命保険料控除とは別枠で、所得税は4万円まで、住民税は2万8,000円まで保険料を所得から控除してもらえるので、税金の負担額が軽減されます。

デメリットは、契約期間の途中で解約した場合には、支払った保険料より解約して受け取る金額が少なくなってしまうことがある点です。利率が確定している個人年金は、インフレが起こってお金の価値が下がるリスクには対応できないという点もあります。

個人年金に入るなら若いうちに!どんな種類がある?

(写真=kram9/Shutterstock.com)

個人年金は、円建て個人年金、変額個人年金、外貨建て個人年金の3種類に分けることができます。

円建て個人年金は、契約するときや年金を受け取るときに、毎年受け取る年金額が決まります。受取総額が決まっているものは「確定型」といい、元本割れはありません。

変動型個人年金は、まとまったお金を預けて、国内外の株式や債券で運用し、運用実績に応じて将来受け取ることができる年金額が変わる仕組みになっています。大きく利益を得られる可能性もある一方、元本割れのリスクもあります。

外貨建て個人年金は、日本より金利の高い外国の通貨で運用します。積立利率が高く外貨での受け取り額は大きくなりますが、為替レートの変動によって影響を受け、元本割れの可能性もあります。

30代からの個人年金、選び方のポイントは?

(写真=PIXTA)

30代は、結婚や転職、子育て、家の購入など、ライフスタイルに変化が訪れる時期です。中途解約すると支払った保険料より解約返戻金の方が少なくなりますので、途中で払えなくなることがないように考えておくことが大切です。

子供が生まれて生活費、養育費が必要になる、病気やケガの治療のために医療費がかさむ、収入が減少する、などのさまざまなリスクが考えられます。個人年金を解約しなくても済むように、生命保険や医療保険などもあわせて検討しておきましょう。すぐに使える資金として、銀行預金も必要です。

インフレのリスクにも注目しておきたいですね。

FPが自信を持って30代におすすめする個人年金

(写真=JETACOM AUTOFOCUS/Shutterstock.com)

30代の人におすすめの個人年金を紹介します。

こだわりの個人年金(外貨建):マニュライフ生命

「米ドル」または「豪ドル」、どちらかの外貨で運用され、外貨で年金・死亡給付金を受け取るので、日本のインフレに対応できるのが大きなメリットです。積立利率は毎月更改され、最低保障積立利率が設定されています。相場や家計の状況に合わせて保険料払込額の減額、停止、再開、払込期間の延長などが可能です。為替について知識がある人におすすめできます。

ライフロード:JA共済

農協共済に会員登録することで加入できます。最低予定利率が設定してあり、6年目以降は1年ごとに利率が見直されますので、年金額が増額し、返戻率が高くなる可能性があります。年金の受け取り期間は5年、10年、15年から選べます。円建てで確実に将来に備えておきたい人におすすめです。

ニッセイみらいのカタチ:日本生命

所定の三大疾病になった場合に保険料の払い込みが免除される保険料払込免除特約を付加することができるので、医療費の負担が大きくなったときにも対応が可能です。年金の種類は、5年または10年、15年確定年金、10年保障期間付終身年金から選べます。銀行の定期預金より利率は高く、安定した年金を受け取ることを希望している人におすすめです。

個人年金は今後のライフスタイルも考えて検討を

(写真=PIXTA)

30代は、結婚、子供の教育、住宅の購入など、これからも大きなライフイベントが待っています。個人年金は、将来の公的年金の不足分をおぎなうために、安定した貯蓄が計画的にできる商品です。長期にわたって契約し保険料を支払うのですから、無理のない金額で加入したいですね。自分のライフスタイルにはどのようなリスクがあり、老後までにはいくらくらいのお金が必要か、自分で決めるのは難しいですから、この機会にファイナンシャル・プランナーに相談してみてはいかがでしょうか。

文・藤原洋子(ファイナンシャル・プランナー)

【こちらの記事もおすすめ】
30代で貯めておくべき貯金額は?
誰でも貯金1,000万円になれるコツ
貯金専用口座はここがおすすめ!専門家が解説
アラフォーで貯金毎月10万円は少ない?貯蓄率という概念
40代独身女性の貯金事情
PREV 貯蓄と投資の最適な割合は?バランスよりも優先順位を大切にしよう
NEXT 【FP解説】iDeCoにおすすめ金融機関を徹底比較!口座はここで作ろう

続きを読む

Feature