いつかはやってくる親の介護。「今はまだ元気だからいいけど、親が介護状態になったとき、私はどうすればいいんだろう……?」と不安に思う人もいるでしょう。

今回は、医療法人社団風林会が7月20~23日、30~50代を対象に行ったアンケート調査で、「親の介護で不安なこと」として多くの回答を集めたものをご紹介します。

第5位 食事の介助

親が自分一人で生活できなくなってしまったら、毎日の食事の世話も誰かがしなければなりません。親のために1日3食を毎日作り、食べさせて……と、想像するだけで気が遠くなると思う人も多いようです。

第4位 自由な時間がとられること

自分の時間をすべて親のために費やせる、という人もなかなかいませんよね。

しかし世の中には、親の介護のために仕事を辞めなければならなかったり、自分の自由な時間がなくなったりする人も。不安に思うのは無理もないでしょう。

第3位 入浴の介助や清拭(せいしき)

体が不自由になったときにお風呂に入れてあげたり、タオルで体を拭き取ってあげたりするのも、介助する側には大きな負担になります。重労働でもあるし、慣れない中で介助して「もし何かあったら……」と心配になる人も少なくないでしょう。

第2位 経済的な負担

介護の度合いや受けるサービスによっては、かなりの経済的負担を強いられることが多く、誰がいくら負担するのかと不安に感じる人が多いようです。

親が元気なうちに、どのように介護をしてもらいたいのか、資産はどのぐらいあるのかをさりげなく聞けるといいですね。

第1位 排せつの介助

介護をすることで不安なことに、一番多くの回答を集めたのが、排せつ介助。いわゆる「下のお世話」です。子供の頃におむつを替えてくれた両親に感謝して恩返しを……と思うけれど、実際には抵抗がある人が多数でした。

すべてを抱え込まず、プロに頼ることも考えよう

人は誰でも年をとるもの。今は元気な両親も、病気やケガ、加齢によって介護を必要とする時期がいつかはくるでしょう。

いざ介護が必要になったときに慌てて準備するのではなく、今のうちから親の希望を聞いたり、施設やサービスを調べたりと、できることから準備しておくことをおすすめします。

排せつ介助だけ、食事の介助だけなど、一部をサポートしてくれるサービスなどもあるので、全部を一人で抱え込まないことが大切です。しっかりと心の準備ができていれば、漠然と抱える不安も軽くなりますよ。

文・Talei(フリー編集者・Webマーケター、JSA認定ソムリエ)

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