営業職にとって、既存の顧客を大事にすることはもちろん、新規顧客の獲得も大きな課題です。自分の営業成績を上げるだけでなく、会社の収益向上や、新しい販路拡大にも貢献していくでしょう。今回は、新規開拓のための営業メールを、より効果的にする方法について解説します。

新規開拓時に営業メールを使うメリット

営業メールで新規開拓をするメリットと効果的な4つの方法
(画像=『Rolmy』より引用)

まずは、新規開拓時に営業メールを使うメリットを確認していきましょう。
メールならではのメリットを知っておけば、どんなアプローチが最適か分かります。

時間や場所を問わずいつでも送信できる

メールは、時間や場所を問わずいつでも送信できます。
オフィスで日中の時間帯に送信することはもちろん、在宅勤務時に自宅から送ったり、コワーキングスペースやカフェから送ったりすることもできるでしょう。

必要なものはパソコンとインターネット環境だけであり、電話と違って周囲の雑音に配慮することもありません。

また、土日祝日関係なく営業している企業や、夜間にも営業している企業にアプローチするうえでも便利です。
スキマ時間を上手に活用できるため、時間を効率的に使えます。

先方の都合がいいときに開封してもらえる

メールであれば、先方の都合がいいときに開封してもらえます。

忙しいときに営業電話がかかってきても、「今は手が離せないので結構です」「営業電話は受け付けておりません」と冷たくあしらわれてしまうこともあるでしょう。

場合によっては、担当者が不在と伝えられ、直接のアプローチすら叶わなないケースもあります。
一方、メールであれば先方担当者に余裕ができたときに開封してもらいやすいです。

仕事の邪魔をせず、かつゆっくり目を通してもらえる可能性が高まるため、メールのメリットが分かります。

短時間で多くの会社にアプローチできる

リストさえ完成していれば、短時間で多くの会社に送信できることもメリットです。
文面を変えることなく一斉送信するのであれば、1時間あたり200~300件送信することも可能でしょう。

自動営業メール送信ツールなどを使えば、より効率が上がります。
一方、直接の訪問や電話の場合、1時間あたりにアプローチできる企業数は少なくなります。

新規商材を提案するときや、セミナーなど締切が明確に設けられているイベントを提案したいときは、一度に大量のアプローチができるメールを選択するのがおすすめです。

1社ごとに個別のアプローチができる

電話営業・訪問営業と同じく、1社ごとに個別のアプローチができることも魅力です。
ダイレクトメール・Web広告・新聞広告・CMは、幅広い層に向けたアプローチには向いています。

しかし、自社に全く関連性のない企業にもアプローチしてしまうロスが発生するため、必要なコストに対するパフォーマンスの質という意味では、多少劣ってしまうでしょう。

より可能性の高い企業をリストアップできているのであれば、メールのように個別アプローチができる手法を使うことがおすすめです。

アプローチ内容をアレンジできる

メールであれば、文面を変えることでアプローチ内容をアレンジできます。
相手企業名や担当者名を入れたり、先方が抱えているであろう課題を調べてピンポイントでアプローチしたりすることも可能です。

1社ごとにメール文面を変えるため手間はかかりますが、その分効果は絶大です。

「自社だけにメールを送ってくれている」「自社のことをよく分かって提案してくれている」という感想を与えやすく、会社全体のイメージアップも図れます。

一石二鳥の効果が狙いたいのであれば、内容をアレンジしながら送信するとよいでしょう。