新潟の玄関口で、ノーベル文学賞作家・川端康成(かわばたやすなり)の小説『雪国』の舞台としても知られている越後湯沢。温泉をはじめ、絶景を楽しめるスポットや絶品グルメを堪能できるお店など、見どころ満載!今回は、越後湯沢で行きたいおすすめ観光スポットとお店を厳選してご紹介します。
越後湯沢ってどんなところ?
群馬県との県境に位置する新潟県・湯沢町。周辺には「ガーラ湯沢スキー場」をはじめとしたスキー場が集まっており、冬のスキーやスノボはもちろん、春から秋にかけては、登山や紅葉といった山のレジャーを楽しめます。東京からは、上越新幹線で約1時間10分でアクセスでき、1時間に2~4本運行しています。
また約800年の歴史を誇る温泉街や三国街道の宿場町として旅人をもてなしており、駅周辺には温泉旅館が集結。源泉かけ流しで谷川岳の絶景を楽しめる「越後のお宿 いなもと」をはじめ、駅から少し離れたところには、作家・川端康成が小説『雪国』を執筆した「雪国の宿 高半(たかはん)」などもあり、有意義なひと時を過ごせます。
【1】絶景と温泉を堪能できる高原リゾート「湯沢高原パノラマパーク アルプの里」
越後湯沢駅から歩いて8分のところにある「湯沢高原パノラマパーク アルプの里」。春から秋にかけて、標高1,000メートルの山頂からの眺望や高山植物、アトラクションを楽しめるほか、絶品グルメを味わえるレストランも併設しています。
また冬になると、スキー場として営業。スキーやスノボ、雪遊びを楽しめます。さらに山麓駅の駅舎内には、天然温泉「コマクサの湯」があり、散策や遊びの後にリフレッシュしたい方におすすめです。
世界最大級のロープウェイ!
山頂までは、山麓駅から「ロープウェイ」で行くことができます。赤と青、2種類のロープウェイがあり、乗れる人数は166名と世界最大級!残雪と新緑とのコラボレーションのほか、秋には紅葉、冬には雪化粧をした景色を眺められます。約7分間の空中散歩をぜひ楽しみましょう♪
【湯沢高原ロープウェイ(夏季)の情報】
<営業日時>
4月下旬~11月上旬の8時40分~17時(上下線とも毎時00分、20分、40分発車。上り最終は16時40分)
<料金>
【往復】おとな2,000円、こども1,000円【片道】おとな1,000円、こども500円
※こども料金は小学生対象、小学生未満の幼児はおとな1名につき1名無料、3歳未満は無料です。
※詳細は公式HPでご確認ください
雄大な景色を堪能できる「雲の上のテラス」
山頂駅に到着すると最初に出迎えるのは、「雲の上のテラス」。ウッドデッキテラスやソファのほか、足湯も備えており、くつろぎながら雄大な景色を堪能できます。
テラスから眺められるのは、谷川岳をはじめとした谷川連峰や越後湯沢の温泉街、南魚沼平野といった美しい山々や田園風景。4月下旬から5月下旬にかけては、雪化粧した谷川連峰の眺望も楽しめます。
山頂駅舎内でご当地グルメを堪能!
また山頂駅舎内には、カフェも併設されています。魚沼産の米粉を使ったクレープや新潟限定の生ビール、季節のスイーツなどが味わえます。おすすめは、新潟の特産品「笹だんご」と抹茶アイスが入った「笹だんごクレープ」。甘すぎず、モッチリとした食感を楽しめますよ♪
アクティブな遊びを楽しめる「ツリーキャッスル」
テラスで絶景とグルメを堪能したら、高原内を散策しましょう!テラスから少し歩いたところにある「ツリーキャッスル」では、夏休み限定でウォータースライダーを楽しめるほか、ゴーカートや丸太アスレチック、ジップラインなどのアトラクションがあり、絶景を眺めながら遊べます
200種類以上の高山植物が咲き誇る「湿性花園・あやめヶ池」
さらに湿性花園(しっせいかえん)・あやめヶ池では、透き通った水をはじめ、ミズバショウやアポイギキョウ、コハマギクといった植物を見ることができるほか、あやめヶ池から少し歩いた所には、日本最大級のロックガーデンもあり、シーズンを通して200種類以上の高山植物が咲き誇ります。
【2】小説『雪国』と雪国の生活を発信する「湯沢町歴史民俗資料館 雪国館」
湯沢の歴史と文化を学べる資料館。湯沢を舞台として描かれた川端康成の小説『雪国』にゆかりのものから、湯沢の歴史、雪国の住生活に関する資料までが展示されています。
3階では、雪国・湯沢の四季の暮らしで使われていたものを展示。雪解けとともに農作業で使われる道具や機織り機、稲刈りや脱穀で収穫に使われる道具、雪ぞりなどが展示されています。また、ノーベル文学賞作家・川端康成の『雪国』の初版本や、湯沢町で発掘された土器なども見ることができます。
さらに1階では、小説『雪国』のヒロイン・駒子(こまこ)の部屋が再現されているほか、川端康成が生前愛用していたティファニーの旅行用目覚まし時計、大島紬(おおしまつむぎ)の着物・羽織など、貴重な品々が展示されています。