理由あり。

サバ缶ブームはなぜ衰えないのか?長く愛される魅力5つ
(画像=『女子SPA!』より引用)

サバ缶はなぜ長らく人気なのか?

 いつの時代も、「食ブーム」というものがあります。“注目のあの食べ物”を求める人々の行列、予約殺到、完売……。しかしながらそのほとんどが、数年たつと“過去の食べ物”になってしまいますよね。このムーブメントに乗っかって楽しむことは大賛成なのですが、直近の約30年を振り返ってみると、数あるトレンドフードの中でもずっと色あせない存在に気がつきました。それは、「サバ缶」です。

 とあるテレビ番組で取り上げられたことにより、2013年頃から注目されはじめたと言われています。

 単なるブームに終わらない、ずっと愛される理由はいったい何なのでしょうか?今日は「サバ缶の圧倒的な魅力」について、ご紹介します。

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1. もっとも身近な魚の総菜である

サバ缶ブームはなぜ衰えないのか?長く愛される魅力5つ
(画像=『女子SPA!』より引用)

コンビニに行くと、PB商品としてリーズナブルなアイテムが揃っている

 コンビニでサバ缶をチェックしてみましょう。おそらくどのコンビニでも、リーズナブルなPB商品が存在感を放ちながら、複数種類並んでいるのではないでしょうか。中でもセブンイレブンにおいては国産とノルウェー産があり、減塩タイプも登場しています。

 コンビニで購入できることが必ずしも身近であるという認定にはなりませんが、ツナ缶や鮭フレークよりも、魚おかず単独として見たときの“総菜度”は高いと言えそうです。

2. 日本はサバ大国。生サバよりもDHA、EPAが豊富

サバ缶ブームはなぜ衰えないのか?長く愛される魅力5つ
(画像=『女子SPA!』より引用)

新鮮な生サバを、缶に詰めた状態。調味液を加えて密閉してから加圧加熱殺菌を行う

 実は日本のサバ漁獲高は、中国に次いで世界2位(2020年FAOデータより)。恵まれた水産資源の一つであり、サバ加工の環境・ノウハウが充実しています。

 サバの水煮の作り方は意外にもシンプルで、新鮮なサバ(生もしくは冷凍)を缶に詰め、調味液を加えて密閉。その状態で加圧、加熱、殺菌を行うことで、骨まで柔らかいしっとりとした仕上がりになります。この工程、想像以上にシンプルで驚いてしまいました。

 水煮缶の特筆すべき利点は、生のサバよりもDHAやEPAの可食部当たりの含有量が多いこと(日本食品標準成分表2020年版<八訂>より)。この事実を知ってしまうと、生サバを買うよりもリーズナブルかつ利便性の高いサバ缶を選ぶ人は少なくないはずです。