鶏ガラスープの素がない時の代用品②【創味シャンタン】
中華風あじの素の一種として近年人気なのが、『創味シャンタン』などのペースト状の中華調味料です。
粉末の中華あじの素が元祖だとするなら、進化したのが、これらのペースト状のものになります。
私も粉末状の中華あじの素と使い分けていますが、最近はペースト状の出番が多いかもしれません。
スープ系のレシピにはペースト状の方が溶けやすく便利なので、よく使用しています。
また、ラーメンスープとしてもほぼ完成された味なので使いやすいですよ。
ちなみにこれらのペースト状の調味料は、鶏ガラスープの代用としてはどうなのでしょうか?
こちらも、原材料を見てみたいと思います。
創味シャンタンの缶の裏を見てみますと、『食塩・畜肉エキス・野菜エキス・油脂・乳糖・砂糖・香辛料』とあります。
野菜エキスというのは、玉ねぎとニンニクから抽出されているようです。
粉末の中華あじの素に入っていたオイスターソースは、こちらには入っていません。
肉と野菜のエキスでコクを出しているという事なのでしょう。
原材料だけ見ると、このペースト状の中華あじの素の方が鶏ガラスープに近いように思えます。
実際に創味シャンタンの缶には、カレーや洋食レシピにもおすすめと書いてあります。
ちょっぴり意外な気もしますが、美味しい隠し味になってくれそうです。
ただし中華風のコクと味はしっかり付いているので、鶏ガラスープ代用として使う時には、少しずつ入れて慎重に味見をしながら追加していって下さいね。
最初から多めに入れると、しょっぱくなる危険性があります。
ちなみにペーストタイプの中華調味料では、創味シャンタンの他にも、味覇(ウェイパー)や香味ペーストなどの商品も人気ですよね。
私も気分によって使い分けています。
■ 味覇(ウェイパー)
味覇(ウェイパー)は、野菜炒めや唐揚げの味付けに使うのもおすすめです。
■ 香味ペースト
香味ペーストは、スープやチャーハンの味付けに愛用しています。
これらの中華系調味料は、どれも鶏ガラスープの代用に向いていると思います。
ただし、創味シャンタン同様に味が濃いめなので、味見をしながら少しずつ加えたほうが良いです。
適量を使えば、鶏ガラスープよりも少しコクがある味わいになりますよ。
鶏ガラスープの素がない時の代用品③【コンソメ】
鶏ガラスープがない時の代用品として思い浮かぶ調味料としては、コンソメもありますよね!
コンソメは顆粒とブロックタイプがありますが、どちらかは常備しているという人が多いのではないでしょうか?
洋風のレシピに大活躍してくれるコンソメは、寒くなってくるとスープやポトフに使用するので消費量が増えますよね。
洋風のメニューに多く使うイメージですが、粉末の味を舐めてみると鶏ガラスープにだいぶ近いような気がします。
鶏ガラスープの代用に良さそうですので、原材料に違いがあるか見てみましょう。
コンソメのパッケージの裏を見てみると『食塩・乳糖・砂糖・調味料(アミノ酸等)・植物油脂・香辛料・ビーフ、チキンエキス・野菜エキス』と書いてあります。
鶏ガラスープに入っている動物系の素材は、チキンエキスだけでしたね。
中華系のあじの素の場合は、チキン+ポーク+オイスターでした。
コンソメの場合は、ビーフエキス+チキンエキスになっています。
3つに共通するのは、チキンエキスですね。
そして、中華あじの素の場合はポークとオイスターでコクと旨味をプラスしている事がわかります。
コンソメの場合は、ビーフにチキンをプラスする感じになるのでしょうか。
そう考えると、コンソメも鶏ガラスープの代用としては、十分使えそうだという事がわかります。
ただしビーフが入っている分、洋風な旨味になっているという事ですね。
鶏ガラスープの代用として使う時には、少量ずつ加えていった方が良さそうです。
鶏ガラスープの代用として加える時には少量だけ使用して、醤油や塩こしょうなどの調味料で調整するのがコンソメの場合はいいかもしれませんね。
鶏ガラスープの素がない時の代用品④【和風だし】
鶏ガラスープの代用品として、中華あじの素とコンソメをご紹介しました。
どちらも、鶏ガラスープの代用品になりそうですね。
では、和風の調味料はどうでしょう?
今度は『和風だし』についても見てみる事にします。
和風だしの代表である、かつおだしのパッケージを見てみたところ『かつおぶし粉末・かつお節エキス・昆布粉末・粉末水あめ・砂糖・酵母エキスパウダー・でん粉』と書いてあります。
鶏ガラスープの素と共通するのは、酵母エキスパウダーだけですね。
味わいも香りもまったく違う和風の調味料ですので、正直に言うと鶏ガラスープの代用には厳しそうです。
もともと鶏ガラスープの素を和食に使用していた、という場合でしたら代用できそうですが、あまりないケースでしょう。
そう考えると和風だしは、鶏ガラスープの代用には向いていないと思われます。
鶏ガラスープの素がない時の代用品⑤【味の素】
和洋中それぞれの調味料が、鶏ガラスープの代用になるか、原材料から見てみました。
中華あじの素とコンソメは、レシピによっては代用品になりそうです。
もうひとつ気になるのが、家庭の食卓に常備されている『うまみ調味料』です。
いわゆる味の素や、ハイミーなどの商品です。
私は味の素を愛用していて、おひたしなどに醤油と一緒にかけています。
納豆や卵かけご飯に一振りしても美味しいので、意外と出番が多い調味料です。
そんな味の素は、鶏ガラスープの代用になるのでしょうか?
気になったので、こちらも原材料名を調べてみました。
味の素の原材料名には『調味料(アミノ酸等)』としか書いてありませんでした。
横に但し書きがしてあって、『味の素は、さとうきびの糖蜜を発酵させて作っています』とあります。
つまり味の素などのうま味調味料は、純粋にさとうきびなどの植物を発酵させてできた『アミノ酸』などのうま味成分だけでできているのですね。
おそらく、これだけでは鶏ガラスープの代用にはならないですね。
あくまでも旨味を出す調味料なので、鶏ガラスープの代用として使うなら、醤油や塩、こしょうなどで味を整えたうえで補助的に使うのがおすすめです。
ただしうま味成分が多いだけに、使いすぎると不自然な味になる可能性もあるので、ちょっとだけ入れるのがおすすめですよ。