7月は全国各地で花火大会が開催されるほか、風鈴まつりや納涼まつりなど、夏らしいお祭りイベントが盛んに開催される時期です。7月に行われる全国のおすすめイベントをご紹介します。※2022年5月追記:新型コロナウイルス感染症の影響で、急遽イベントの開催が見送られる場合がございます。お出かけ前には改めてイベント開催の有無をお確かめください。
【1】4月28日~10月31日:洞爺湖ロングラン花火大会<北海道>
毎年ゴールデンウィークの時期から10月末ごろまで、荒天時をのぞき毎夜開催される「洞爺湖ロングラン花火大会」。20時45分から20分間ほど打ち上げられる花火は450発。湖上を船で移動しながら打ちあがるため、湖沿いの洞爺湖温泉街のどこからでも鑑賞できます。
宿泊している宿から眺めたり、温泉につかりながら眺めたり、はたまた遊覧船に乗って眺めるのもいいですね。
【2】5月1日〜9月30日:貴船の川床<京都>
京都の夏の風物詩、川床。川面に木組みで作られた席を設けたもので、涼しげな夜風に吹かれながら、川のせせらぎに耳を傾け、おいしいお食事をいただく時間は格別です。
貴船エリアでは、5月1日から川床がはじまります。貴船は京都の市街地より気温が低く、また貴船の川床はとくに水面が近いため、夏にはとても涼しく心地のいい時間を過ごすことができます。
貴船で最大の200席を誇る「貴船べにや」や、流しそうめんが楽しめると人気の「ひろ文」、わりとリーズナブルに川床ランチを楽しめる「かつら」をはじめ、13店ほどのお店が川床を行ないます。
【3】5月1日〜9月30日:鴨川納涼床<京都>
鴨川沿いの鴨川納涼床は「ゆか」とよばれ、貴船や高尾では「かわどこ」と呼ばれます。
鴨川納涼床では二条から五条までの川沿いに、日本料理からイタリアンやカフェ、バーまで100軒近いお店が並び、様々なジャンルのお店や価格帯で楽しめるのが特徴。
5月と9月のみ昼床も実施し、よりカジュアルに楽しめるお店も増えてきています。
【4】5月21日〜8月31日:遠州三山風鈴まつり<静岡>
静岡県袋井市にある遠州三山「法多山・可睡斎・油山寺」の各お寺の境内が、趣向をこらした風鈴に彩られる風鈴まつり。
可睡斎では山門から本堂まで、約2,000個のカラフルな風鈴が涼しげな音色を奏でる「風鈴の小道」が見どころ。陶器の風鈴に絵を描く、お絵かき風鈴体験も楽しめます。
また、お祭り期間中は各お寺で期間限定のスイーツも販売されます。
【5】6月1日~7月29日※木・金のみ:地獄の谷の鬼花火<北海道>
期間中の毎週木・金曜の夜に地獄谷で開催されるイベント。
鬼花火伝説が語り継がれる地獄谷に棲む、登別温泉の湯の守り神「湯鬼神(ゆきじん)」たちが、人々の幸せを願い、厄を持ち去るために、8mもの高さになる手筒花火を放ちます。
迫力たっぷりのパフォーマンスのあとは、赤鬼や青鬼が記念撮影に応じてくれますよ。
【6】6月1日~9月18日:正寿院 風鈴まつり<京都>
京都市内と比べても夏は5℃ほど涼しく、避暑地としても知られる場所に鎮座する「正寿院」。例年夏には「風鈴まつり」を開催しています。
境内には全国47都道府県のご当地風鈴が勢ぞろいし、1,000を超える風鈴が涼やかな音色を奏で、訪れる人を魅了します。お祭り期間中は風鈴絵付け体験もできます。
また正寿院は客殿にあるハート型の窓が可愛いとSNSで広まり話題となっています。ハートの窓だけでなく天井に描かれている”花天井画”も可愛いと、女性を中心に人気です。
【7】6月18日~8月31日:大川内山 風鈴まつり<佐賀>
”秘窯(ひよう)の里”と呼ばれる焼き物のまち、伊万里市大川内山。この町の夏の風物詩となっているのが、毎年6月中旬から8月下旬と長期にわたって開催される「風鈴まつり」です。
期間中は、各窯元の軒下にはたくさんの風鈴が吊り下げられ、ガラスの風鈴が奏でる音色とはまた違った、日本の情緒を感じさせる音色が町にやさしく響き渡ります。
【8】7月1日〜7月15日:博多祇園山笠<福岡>
鎮守神櫛田神社の相殿に祀られている祗園午頭天王(ぎおんごずてんのう)の祭り。2016年には博多祇園山笠を含めた全国の33のお祭りが「山・鉾・屋台行事」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。
お祭りは毎年7月1日から7月15日にかけて開催。12日に行われる追い山笠のリハーサル「追い山笠ならし 」、そして最終日の15日に行われる、櫛田神社から須崎町の廻り止めを目指し約5kmを舁き山が走る「追い山笠」が大きな見所です。
【9】7月1日〜7月31日:祇園祭<京都>
八坂神社の祭礼で、7月1日の「吉符入」に始まり7月31日の「疫神社夏越祭」まで一ヶ月に渡って開催されます。
中でもメインとなるのは、神興渡御と33基の豪華絢爛な山鉾巡行。7月17日(前祭)と7月24日(後祭)に行われます。この「京都祇園祭の山鉾行事」はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
また、7月14日~ 16日(前祭)と7月21日~23日(後祭)に行われる、駒形提灯が幻想的に山鉾を照らす「宵山」も見逃せません。