長年仲良くしてきて、なんでも話すことができる友達というのは貴重な存在ですよね。 ですが、そんな友達から実はうとましく思われていたという場合もあるようです。
写真はイメージ(以下同じ)
妹のような存在の友人
隅田弓子さん(仮名・33歳・会社員)は、大学生の頃から仲の良い友人(K実さん・派遣社員)と定期的に女子会を開いては近況報告をしていました。
「K実は同い年で、私と同じく独身です。高校生の頃に1人付き合った人がいたらしいのですが、それ以来ずっと彼氏ができなくて悩んでいたんですよ。なので私は彼氏のいるK実を見たことがないんです」
一方、弓子さんには定期的に彼氏ができるので、いつもK実さんはうらやましがっていたそう。
「K実は優しいし性格も良いのですが、引っ込み思案で見た目がちょっと地味なので、最新のメイクを教えたり、一緒にショッピングについて行って服を選んであげたりすることもありました」
そして、アドバイスを素直に聞き入れるK実さんのことを、弓子さんは可愛いなと思っていました。
「歳は一緒なんですが妹みたいな感じで。なんだかK実に頼られると『助けてあげなくちゃ』と思っちゃうんですよ」
SNSに“匂わせ写真”?
そんなある日、弓子さんがいつものようにK実さんを女子会に誘ったそう。
「そしたら、妙にあっさり断られたんですよね。いつもは用事があっても『◯日と◯日なら大丈夫なんだけど、どうかな?』と空いている日を教えてくれるのに」
コロナ禍なこともあり、仕方がないのかなと弓子さんは思っていたのですが…。
「ふとK実のインスタを見てみたら、気づかないうちにたくさん写真が上がっていて違和感を覚えました。いつも月に2〜3枚、しかも溺愛しながら育てている多肉植物ばっかりだったんですよ」
K実さんは2人分のおしゃれなランチプレートや、明らかに誰かに撮ってもらったと思われる動物園ではしゃいでいる自身の姿、砂浜に映る2人の影など、いわゆる匂わせ写真をたくさん載せていたそう。
「まさかK実に彼氏が?と思いましたが、すぐ『そんな訳ない、だって何の相談も受けてないし!』と思い直しました。だって、あの子が私にそんな大事なことを言ってこないなんてあり得ないので」