ダイエットといえば持続的な体を動かす「有酸素運動」をイメージする人が多いはず。走るのも歩くのも有酸素運動ですが、どっちがダイエットに最も効果的か知っていますか? 今回は脂肪燃焼がより効率的に行われるのが「ランニング」なのか、「ウォーキング」なのかを解説してきたいと思います。

脂肪燃焼のカギは「酸素を有する運動」かどうか

痩せるのはどっち?ランニングVSウォーキング、プロが教えます
(画像=『女子SPA!』より引用『女子SPA!』より引用)

写真はイメージです。

 今回のテーマで重要なのは、脂肪燃焼に必要なのは“運動時に酸素を有するかどうか”です。簡単に言い換えれば呼吸を大きく乱さずに続けられる運動かどうかです。脂肪燃焼は酸素を安定的に取り込みながらエネルギーを消費することが必要になります。そのため普段から体を鍛えていない一般的な人だと少し走っただけで息が上がってしまってしまい、これでは脂肪燃焼を狙うための効率的な有酸素運動よりも負荷の強いものになってしまいます。

 どんな方でも確実かつ的確に脂肪燃焼を狙えるものは、あえてキツくないウォーキングの方がよいということになります。

より効果的にするには「呼吸を意識」

 呼吸が乱れるランニングと安定した呼吸が維持できるウォーキングは後者の方がよいことを説明しました。しかし、外でもジムでもマスクをすることが当たり前になった昨今だとつい呼吸が浅くなったり、リズムが乱れたりすることも多いはずです。そこでお勧めしたいのが「呼吸を意識的にすること」です。

 呼吸は吸い込むことを意識すると、呼吸自体が浅くなったりで不十分になることが多いです。腕や足の動きに合わせて、口先をすぼめて息を少し強めに吐くと自然と吸い込む分の空気があるため無理なく効果的かつ安定的に呼吸ができます。