グラバー園や眼鏡橋、大浦天主堂などをはじめとする長崎市の観光スポットの中で、トリップノートの6万3千人の旅行好きトラベラー会員(2020年9月現在)が実際に行っている順に、長崎市内の人気観光地ランキングをご紹介します!
1位:グラバー園
日本の近代化に大きく貢献した、英国スコットランド出身の貿易商トーマス・ブレーク・グラバーによって建設された住居跡地。園内にある「旧グラバー住宅」は、世界遺産『明治日本の産業革命遺産群』を構成する資産のひとつで、文久3年(1863年)に建てられた日本最古の木造洋風建築です。
また園内の「レトロ写真館」ではクラシックドレスをレンタルすることができ、ドレスを着て園内を散策したり、記念写真を撮ったりして楽しむのもおすすめ。
2位:眼鏡橋
寛永11年(1634年)に興福寺の黙子如定禅師によって架けられた、長さ22m、幅3.65m、川面までの高さ5.46mの、日本で最初のアーチ型石橋。川面にうつる橋の様子が”メガネ”のようであることから、「眼鏡橋」と名付けられました。東京都の「日本橋」、山口県の「錦帯橋」とならぶ”日本三大名橋”のひとつで、近年、恋が叶う”ハートストーン”さがしで女性に人気。
3位:長崎新地中華街
横浜、神戸とならぶ”日本三大中華街”のひとつで、日本で最初にできた中華街です。あわせて250mの十字路には長崎名物のちゃんぽんや皿うどんの名店がズラリと並び、また土産店やチャイナグッズを販売するショップなど40店ほどが軒を連ねます。毎年2月には”ランタンフェスティバル”で大変な賑わいをみせます。
4位:大浦天主堂
元治元年(1864年)に在留外国人のために建てられた、日本最古の木造教会。見どころは教会内にある祭壇で、真ん中にあるステンドグラスには「十字架のキリスト像」が描かれており、脇にはフランシスコ・ザビエルやサンタ・マリアなど6つの像が安置されています。昭和8年(1933年)に国宝に指定されましたが、長崎市への原爆投下によって主祭壇が破損。その後修理を行い、昭和28年(1953年)に国宝に再指定されました。
5位:平和公園
世界平和と文化交流を祈念する施設として、昭和26年(1951年)につくられました。高さ9.7mの青銅製の「平和祈念像」は、天に指した右手は原爆の脅威、水平に伸ばした左手は平和を意味しています。そして被爆者のめい福を祈るために建設された「平和の泉」の噴水は、平和の鳩と鶴の羽根を象徴しています。
6位:オランダ坂
出島に住むオランダ人の影響から西洋人を”オランダさん”と呼び、外国人居留地のある坂は「オランダ坂」と呼ばれていました。現在はおもに、活水学院下の坂、活水坂、誠孝院(じょうこういん)前の坂がオランダ坂と呼ばれており、趣のある石畳のある坂道を見ることができます。
7位:稲佐山展望台
”世界新三大夜景”に認定された、1,000万ドルの夜景といわれる長崎市街の夜景を眺めることができる絶好のスポット。各主要ホテルから無料循環バスが出ています(長崎ロープウェイ/無料送迎バス事前予約が必要)。
バスでロープウェイ乗り場に着いたら、ロープウェイで山頂へ向かいます。東京タワーと同じ標高333mの山頂に、円柱型のデザイン性のある展望台があり、天気のいい日には雲仙や天草、五島列島までも望みます。
8位:長崎原爆資料館
昭和20年(1945年)8月9日の原爆が投下された時間、11時2分を指して止まった時計など被爆の惨状を伝える約1,500点もの資料や遺品を保存展示し、あわせて原爆が投下されるに至った経過、復興の様子などをストーリー性のある展示でわかりやすく紹介しています。
9位:出島和蘭商館跡
扇型の形をした人工島である「出島」は、日本で唯一西洋に開かれていた貿易の窓口でした。大正11年(1922年)に「出島和蘭商館跡」として国指定史跡となり、貿易が行われていた当時の建物の復元がつづいています。
見どころのひとつが「カピタン部屋」です。オランダ商館長(カピタン)や商館員たちが暮らしていた建物で、35畳の広さを誇る大広間では、牛肉やワインなどをテーブルに並べてクリスマスパーティーを行っていた様子が再現されています。
10位:浦上天主堂
30年の歳月をかけて大正14年(1925年)に完成し、当時は東洋一の大きさを誇る大聖堂でした。しかしここは爆心地から約500mの場所だったため、原爆投下によりほぼ全壊。現在の天主堂は昭和34年(1959年)に再建されたものです。遺壁の一部は原爆落下中心地に移設展示されています。