9位:黒川温泉(熊本)

(写真=黒川温泉)

大きな温泉地ではありませんが情緒を感じる町並みを楽しむことができます。標高700メートルの田の原川渓谷と自然いっぱいの中に並ぶ、懐かしさを感じる宿の素朴な景観が魅力です。各旅館の風情あふれる露天風呂3ヶ所に入浴できる「入湯手形」も人気です。

10位:別府温泉(大分)

(写真=別府温泉の湯けむり)

別府温泉をはじめ、浜脇、観海寺、堀田、明礬、鉄輪、柴石、亀川の8つの温泉地からなり、共同湯は市内に100カ所以上。あちらこちらから湯けむりがたちのぼる光景に温泉街の風情を感じます。

(写真=tripnote.jp)

別府温泉で訪れたいのが、JR別府駅から徒歩約10分の場所にある「竹瓦温泉」。明治12年に創設され100年以上の歴史を誇る大衆浴場で、昭和13年に再建された建物は有形文化財にも登録されています。

「竹瓦温泉」ではぜひ砂湯を楽しんで。下着など全て取った状態で専用浴衣を着て、温泉の熱で暖められた砂の上に寝ると、上からスタッフの方がどっさりと砂をかぶせてくれますよ。

(写真=海地獄)
(写真=山地獄)

レトロな民家や外湯が残る別府駅周辺の路地裏散策も楽しいし、また輪地区を中心とした地獄めぐりは別府温泉の名物。定期観光バスなどで周遊する別府温泉の観光の定番コースです。なかでも海地獄、血の池地獄、龍巻地獄、白池地獄の4つは「別府の地獄」として国の名勝に指定されました。

11位:野沢温泉(長野)

(写真=野沢温泉の麻釜熱湯湧泉)

長野県北部にある「野沢温泉」には、中心部にある美しい湯屋建築の大湯をはじめ、住民で管理している13の外湯があります。宿泊客と住民の人たちが入れる温泉で、シャワー設備などはありませんが、湯船にはられているお湯で体を洗ったり、頭を洗ったりすることはできます。

また大湯の前や、5軒の旅館の玄関先には足湯があり、温泉街散策に疲れたときに利用したいですね。

そして「野沢温泉」の名物といえば天然記念物の”麻釜”。地元の人が野菜をゆでたりのに使われており、タイミングがあえば実際に利用しているのを目にできるかもしれません。”麻釜”の近くには温泉街らしいお土産店も並びます。

12位:山中温泉(石川)

(写真=山中温泉のあやとり橋からの眺め)

石川県加賀市にある情緒あふれる「山中温泉」。鶴仙渓に架かる総ひのきづくりの”こおろぎ橋”は山中温泉を代表する名勝地で、フジテレビ系の昼ドラ「はるちゃん」の舞台になったことで一躍名前が知られるようになりました。

総ひのきづくりの”こおろぎ橋”に対して、S字型のユニークな紅紫色の橋は”あやとりはし”。ここから眺める鶴仙渓の景色が素晴らしく、山中温泉の新名所となりました。

また温泉街には、そぞろ歩きが楽しい”ゆげ街道”や共同浴場”菊の湯”、山中節などが楽しめる「山中座」、九谷焼や山中漆器の蒔絵体験など、観光地らしい施設が並びます。

「山中座」前では、毎年11月1日~3月31日までの期間限定で「カニ汁大鍋」が販売されますよ。

13位:山代温泉(石川)

(写真=山代温泉の古総湯)

1300年の歴史を誇る「山代温泉」では、”湯の曲輪(ゆのがわ)”という風情のある町並みが今なお残されています。共同浴場を中心に温泉宿が建ち並び町がつくられていった江戸時代の温泉場。その共同浴場を”総湯”とよび、”総湯”を中心とした周りの町並みを”湯の曲輪(ゆのがわ)”と呼びます。

「山代温泉」には現在”総湯”と”古総湯”のふたつの公衆浴場があります。

平成22年10月にオープンした、明治時代の共同浴場を復元した公衆浴場”古総湯”は、ステンドグラスと漆が塗られた木との組み合わせがお洒落。脱衣場と内湯が一緒になっている珍しい造りで、洗い場もなく、”湯あみ”という温泉に浸かって楽しむだけの当時の入浴方法も再現しています。

14位:渋温泉(長野)

(写真=渋温泉)

新潟と群馬にも近い長野県下高井郡山ノ内町にある「渋温泉」は、石畳の小道に木造の旅館が建ち並ぶノスタルジックな温泉街。

昔懐かしい射的場や卓球場、そして温泉まんじゅうと期待を裏切らない温泉街の散策に疲れたら、足湯を利用するのもいいですね。

(写真=tripnote.jp)

また渋温泉の宿泊客は入り放題の9つの外湯(共同浴場)があり、9つの湯をめぐって苦(九)労を洗い流す「九湯めぐり」にチャレンジできます。外湯の入口に、祈願手ぬぐいに押せるスタンプが設置されていて、9つの湯を全てめぐり最後に温泉街が見渡せる渋高薬師へ参拝すれば、満願成就と言われています。

15位:修善寺温泉(静岡)

(写真=秋の修善寺)

修善寺を中心に広がる「修善寺温泉」は伊豆半島で最も歴史がある温泉地で、日本百名湯にも選ばれています。良質な温泉や情緒ある佇まいの魅力からか、夏目漱石や芥川龍之介、川端康成など多くの文豪たちに愛されてきました。

竹林の小径や桂川と、掛川にかかる朱色の橋、桂橋のたもとには国の登録文化財になっている”新井旅館”があり、風情のある景色が広がります。

(写真=夕暮れの修善寺温泉街)
(写真=独鈷の湯)

修善寺温泉のシンボルにもなっている”独鈷の湯(とっこのゆ)”は修善寺温泉発祥の湯。弘法大使が仏具の一種である独鈷杵で河原の岩を打ち砕き、霊泉を噴出させたという言い伝えが残り、伊豆最古の温泉と言われています。現在は入浴はできず足湯の利用のみ。

また”独鈷の湯”の近くにも”河原湯”という足湯があり、桂川のせせらぎを聞きながらゆっくり癒やされたいですね。

※本記事のランキングは、トリップノートのアプリでトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータ(2020年8月時点)を元に算出しています。

提供・トリップノート

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