手取りベースで考える

収入が上がれば、生活水準も上げたくなるのが人間の心理です。しかし、目の前の金額に左右されていると、将来設計に大きく影響してしまいます。

まずは支出の見直し図りましょう。収入の確認も必要です。ここでの収入とは年収ではなく、「手取りベース」で考えるべきです。そして、手取りの上昇率に対して、支出の増加ペースが比例しているのかを確認してください。

さらに、手取りに対する貯蓄額の割合は減っていないかどうかも確かめましょう。支出を見直す際に大切になってくるのが、固定費の見直しです。生活費を固定にすることにより、支出の把握が簡単になります。食費などは予算を決めておきましょう。収入を手取りベースで把握し、支出の予算を組んで固定費を把握する。それが、家計の見直しの最初の一歩になります。

固定費の見直しは住宅ローンから!

支出を把握したら、今度は削るべきものを選定していきます。その時に、最も効果があるのが住宅ローンです。日銀の低金利政策もあり、住宅ローンの金利は歴史的に見ても低水準を推移しています。住宅ローンの金利は固定金利と変動金利が存在します。変動金利は、政策金利と連動しています。そして、固定金利は長期国債(10年)の金利と連動しています。マイナス金利政策によって、国債の金利が下がってきた今だからこそ、チャンスなのです。

過去に住宅ローンを組んでいる人の場合は、ローンの見直しを行うことによって、金利が低くなることが期待できます。住宅ローンは家計にとって大きなウェイトを占めています。改善に着手できれば毎月の負担を減らすこともできるでしょう。

提供・ANA Financial Journal

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