美髪や頭皮ケアに良いといわれる炭酸シャンプー。使ってみたいけどどれがいいのかイマイチわかりにくいですよね。炭酸シャンプーの効果や市販のおすすめ商品の選び方、注意点を徹底解説していきます。
炭酸シャンプーとは
最近話題の炭酸シャンプーはドラッグストアやインターネットでもたくさん販売されているので、気になっている人も多いはず。
炭酸シャンプーとは、炭酸ガスによって泡状で出てくる濃密泡シャンプーです。
ホイップクリームのようなきめ細かな泡で、頭皮をケアしながら洗えるので美髪を求める方や頭皮をきれいにしたい人におすすめです。
炭酸シャンプーは頭皮の汚れを落とし頭皮環境を整えることに期待できるので、ヘッドスパでも使用されています。
そんなプロ仕様のシャンプーがホームケアで使えるということで、とても人気が高まっています。
抜け毛や育毛には効果がある?
炭酸シャンプーは育毛や抜け毛には効果があるのでしょうか?
炭酸シャンプーには育毛効果や抜け毛を予防する成分は基本的には入っていません。
育毛や抜け毛予防がメインな方は「医薬部外品」の育毛に効果があると認められた有効成分が入っているものだと育毛効果に期待できます。
炭酸シャンプーは通常のシャンプーよりも頭皮の汚れを落としやすいので、汚れの蓄積によって抜け毛になりやすい人などにはいいでしょう。
間接的なアプローチになりますが、頭皮環境を整えていくことでさまざまなメリットがあると言えます。
炭酸シャンプーの選び方
炭酸シャンプーは商品によって、値段もまちまちだし自分にとってどれがぴったりなのかわかりにくいですよね。
- 炭酸の濃度
- 洗浄成分
- コスパ
上記の3点から炭酸シャンプーの選んでいくのがおすすめです。
炭酸の濃度をチェック
炭酸の濃度は「ppm」という単位で表され、数字が大きいほど炭酸の濃度が高いということになります。
一般的には1000ppm以上あれば洗浄効果はあるといわれています。
ppmが高ければより洗浄効果があるということになりますが、高いと頭皮に刺激を感じる人もいるので肌が敏感な方が初めて使うときには、高すぎないものから使うほうがいいかもしれません。
飲料の炭酸水も弱炭酸と強炭酸では口当たりが全く違いますよね。
使用感の好みや気持ち良さも人によってさまざまなので、実際に使ってみて好みのppmを見つけるのもいいでしょう。
洗浄成分をチェック
女性用のシャンプーにはよく「アミノ酸系洗浄成分」がいいといわれますよね。
でも「アミノ酸酸系洗浄成分」って何?どうやって見分けたらいいの?というのが正直なところだと思います。
主な洗浄成分をまとめたのでチェックしてみてくださいね。
洗浄力 | 洗浄成分 | |
---|---|---|
アミノ酸系洗浄成分 | 弱~中 | ・ラウロイルサルコシンNa ・ラウロイルメチルアラニンNa ・ココイルグルタミン酸Na |
ベタイン系洗浄成分 | 弱 | ・コカミドプロピルベタイン ・ラウラシドプロピリベタイン |
高級アルコール系洗浄成分 | やや強 | ・ラウリル硫酸Na ・ラウレス硫酸Na |
パケージ(または製品の箱)の裏面に記載されている成分で「水」の次に書かれてある成分が何かでどの洗浄成分が主成分なのかがわかりますよ。
■ アミノ酸系洗浄成分
アミノ酸洗浄成分は「ラウロイル〇〇、ココイル〇〇」などと書かれているとアミノ酸系洗浄成分だなと思えればいいです。
配合されるアミノ酸系洗浄成分により、洗浄力には多少洗浄力に違いはあるものの全般的に低刺激です。
最近ではアミノ酸系洗浄成分が人気が高いため、種類もたくさんあり選びやすいでしょう。
■ ベタイン系洗浄成分
ベタイン系洗浄成分は両性イオンの界面活性剤で皮膚刺激が少ないため、ベビーシャンプーにも配合されている洗浄成分です。
洗浄力は弱めですが、女性の頭皮というのは男性に比べて皮脂汚れが少ないのでベタイン系もおすすめです。
■ 高級アルコール系洗浄成分
高級アルコール系洗浄成分は洗浄力が高く、皮脂汚れやワックスなどの油性成分も落としやすいシャンプーです。
ラウリル硫酸Naは敏感肌には刺激を感じる場合もありますが、現在日本で販売されているシャンプーにはあまり配合されていません。
ラウレス硫酸Naはラウリル硫酸Naよりも刺激はマイルドで、シャンプーの洗浄成分としてよく使われています。
高級アルコール系洗浄成分は乾燥肌の方にはおすすめできませんが、オイリー肌や頭皮のべたつきが気になる方、ワックスなどを使う方などには◎。
出典:美容院net|洗浄成分一覧|アミノ酸系・ベタイン系・硫酸系などの特徴を知ってシャンプーを選ぼう!
コスパをチェック
炭酸シャンプーは1本使ったからといって、劇的に髪質が変わるものではありません。
使っていくうちに艶感や指通りの良さなどを感じることはあるでしょう。
ある程度、継続して使うことが大切なので続けられる価格であることも重要ですよね。
実際に使ってみて、使用感や効果と価格を天秤にかけて決めてもいいと思います。