OLと聞くとどのようなイメージが湧きますか?「綺麗な格好をしている」「アフターファイブを楽しんでいる」など、華やかなイメージを思い浮かべる方も多いかと思います。私は約12年間、大手広告代理店でOLをしました。そこで経験をしたこと、悩み、解決策を赤裸々にお伝えしたいと思います。

そもそもOLとはどんな仕事?

12年間OLとして働いた女性がOLの現実・働く女性のリアルな仕事の悩み・解決方法を教えます。
(画像=フリー写真素材ぱくたそ、『lovely』より引用)

OLとは「Office Lady(オフィスレディ)」という和製英語の略称。会社で働く女性のなかでも書類作成やデータ入力、電話対応など、事務系全般の仕事を行う人を指す呼び名として使われています。元々は「新しい時代の働く女性」を表す言葉としてBG(ビジネスガール)と呼ばれていました。

近年では、同じOLでも経理や英語力といった専門的な知識が求められることも多く、さまざまな分野で活躍する機会が増えています。

【理想と現実のギャップ】OLの現実を教えます!

12年間OLとして働いた女性がOLの現実・働く女性のリアルな仕事の悩み・解決方法を教えます。
(画像=girlwork.tokyo/wp-content/uploads/2020/09/work-5.jpg、『lovely』より引用)

大手広告代理店でのOLのお仕事。少しかっこいいイメージが湧きませんか?私もそんなイメージで転職をしました。ですが、現実はイメージよりも多忙で「華のOL」とは程遠い毎日でした。ここでは、OLの現実をお伝えします。

朝から忙しい日々

朝はコーヒーを飲みながらゆっくりメールチェック…OLといえばそんなイメージでした。TVドラマの見過ぎでしょうか。でも現実は、勤務開始時間の20分前にはパソコンを開き、ばたばたとメールチェックをします。

メールの内容によってはすぐに営業や他部署への依頼などがある為、のんびり過ごすことはありません。私は広告代理店に勤務していたので、毎週2日、締切日というものが訪れました。

特に、締め切り日は朝から大忙しで、コーヒーを飲む余裕もありません。缶コーヒーを買えても、忙しすぎてコーヒーをこぼしたこともありました。そして、コーヒーよりもエナジードリンクをグィっと飲み干す日々でした。

毎日が残業

入社する前は、都会でのOLはアフターファイブを楽しんでいるイメージでした。たまには、おしゃれなフレンチやイタリアンを楽しんで、ワインなどを飲み、ほろ酔いで帰る日々を想像していました。きっとこれもTVドラマの見過ぎです。

ですが、私が勤務していた会社は、ほぼ毎日が残業。入社当初は22:00にはパソコンをシャットダウンすることを目標にしていました。会社を出る頃には、ファッションビルはもちろん閉まっていて真っ暗だし、残念ながら外食をして帰るという気力もありませんでした。(ここ数年は働き方改革が行われ、残業時間は減ってきたように感じます。)

おしゃれなランチよりお弁当持参

就職したら楽しみだったことの1つに「おしゃれなランチ」がありました。ですが、楽しかったランチも1ヶ月もすると「もったいない!」という感情が出てきて、コンビニ弁当→コンビニのパンという風に変わっていきました。

OLのお給料は決して高いわけではないので、だんだんとお財布の中がさみしくなります。最終的には、自分で作ったお弁当を持参することに。都会のおしゃれなランチも飽きるし、やはりもったいなかったです。毎日自分で作るお弁当が一番安上がりで、おいしかったです。

綺麗な格好→全身シンプルで安価な服

入社したころは、かっこいいスーツや華やかなワンピースで通勤していましたが、1日オフィスに居るし、毎日残業だし、座りっぱなしで足がパンパンになる日々を送っていると、お洋服も着ていて楽な格好を選ぶようになりました。

靴はローヒール、パンツはゴム入り。ブラウスよりもカットソー。さらにお化粧も、最初はまつエクやネイルに力を入れていましたが、だんだんと薄化粧になりネイルもしなくなりました。指元をオシャレに見せたとしても指サックで隠れてしまいますからね。