妻であるあなたができる行動とは

夫婦喧嘩をして夫が家出をすると、最初は夫に対して怒りの感情がわくことでしょう。夫婦喧嘩の原因は小さなことだったとしても、言い合っているうちにおさまらなくなり、家出にまで発展して、情けなくて腹が立っても夫はいない。もしも夫に対して「二度と帰ってこなくてもいいわ」と思うならそのまま放っておけば良いでしょう。また、家出から帰ってきたときになんとなく仲直りをすることもありますから、それを望むのならそのままでも良いでしょう。

だけど、夫が家出をした後に何もせずにいたら何の解決にもならないかもしれないし、望まない結果になるかもしれません。そこで、夫婦喧嘩をして夫が家出をした後にあなたがすることを順番にお話しします。

冷静に考える

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

まずすることは、あなたにとって旦那はどういう存在なのか、今後どのような生活をしたいのか、を冷静に考えることです。冷静に考えた結果、仲直りをしたいと考えたら夫のフォローをしましょう。「なんで私がフォローをするの?」と思うかもしれませんが、夫婦喧嘩は勝ち負けをつけるものではありません。

また、夫婦喧嘩が長引いても良いことは何もありません。夫婦喧嘩は、お互いが100パーセント分かり合うこともなければ、どちらかだけが勝ってすっきりするということもないため、どちらかが折れることが一番の解決法と言えます。夫に勝ちたいというのであれば、夫が帰ってきたらまた不毛な夫婦喧嘩の続きをして言いたいことを全部言って論破するのもいいでしょうが、それでは同じことの繰り返しです。夫と仲直りをしたい、また楽しく過ごしたいと思うのならば、喧嘩はもう切り上げて仲直りに向けて動くことが大事です。

まず冷静に考えて、このまま夫のいない生活をしたいのか、夫とともに暮らしていきたいのかをまず考えてみましょう。冷静に考えた結果、夫と仲直りをしたいと思ったけど夫から連絡がない場合はあなたのほうからフォローをしてみてください。

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

出ていったのは夫のほうなのに、なんで私がフォローを?と思うかもしれませんが、夫はプライドが邪魔して帰りたくても帰れないかもしれません。あなたが怒っているかどうかわからなくて動けないのかもしれません。夫婦喧嘩に関しては勝ちも負けもありませんが、強いて言うならば「負けるが勝ち」です。夫婦喧嘩は、お互いの本音を知ることや今後一緒に暮らすために大切なことを知るためのものだと思ってここは大人になりましょう。

夫が謝りたいと思っているならば、あなたが折れるとそのまま仲直りできるかもしれませんよ。夫婦喧嘩している状態が長く続いても、良いことはありません。子供がいる場合は子供への影響も心配です。夫と仲直りをして、また楽しく暮らしていきたいと思うのならば、夫婦喧嘩は早く終わらせるようにフォローしましょう。

夫の気持ちを想像してみる

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

まず、喧嘩の原因を思い出してみましょう。どうして喧嘩になったのか、どうして夫が家出をするまでに至ったのかを思い出してみるのです。そして、その喧嘩での自分の言動を思い出して、自分がそれを言われたりされたりしたらどう思うかを考えてみます。

たとえば、育児や家事を手伝ってほしくてあなたが怒ったことが喧嘩の原因だとしたら、「夫にとっては久しぶりの休日だったんだな」と考えてみるだけでもかまいません。そして、夫に対して自分がどんなふうに怒ったかを思い出します。怒るときに夫の気持ちや事情を考えたか、自分のことしか考えていなかったか、自分はどんな精神状態だったか、夫の何に腹が立ったのかなどを考えます。「あんなにいきなり怒らなくてもよかった、もっと優しく言えばよかった」と、最初から反省するのは難しいかもしれませんが、少しずつ夫の気持ちを考えてみてください。このとき、「夫がダラダラしてた」「寝転がって自分だけスマホ見てた」など、夫のことを思い出すとまた腹が立ってしまいますので、あくまでも夫の気持ちを想像するだけにします。

そうやっていろいろ考えていくと、夫に対して「連休なんてしばらくなかったもんな」「いつも帰りが遅くて大変そうだったな」と思いやることができるでしょう。その上で「ちょっと言いすぎたな、悪かったな」と思えたら、仲直りはもう近いですよ。

さりげない内容のメールを送る

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

家出をした夫のことを考えると、いろいろ気になってきます。「いつ帰ってくるんだろう」「明日の朝、会社に着ていくスーツを持ってってないけどどうするんだろう」「充電器置いていったけどスマホの電池大丈夫かな?」と、いろいろ気になってくると思います。夕食前だったり、夫が子供をお風呂に入れていたりすると、段取りが変わってしまうので、単純に困ることもありますよね。そんなときに夫のほうから連絡がないとしたら、夫はあなたが怒ってるかどうか気にしている状態かもしれません。帰ろうと思っていてもあなたがどう思っているかわからず、連絡をするのも気まずくてどうしていいのかわからない状態かもしれません。あなたのほうも、同じように夫が怒ってるかどうか、どんな気持ちでいるかが気になりますよね。なので、夫に短めのメッセージを送ってみましょう。

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

このときに大切なのは、喧嘩について長々と書いたり、弁解しようとしたり、「どこで何をしているのか」をしつこく問いただしたりしないことです。「さっきは言いすぎた、ごめんね」とか「仲直りしないな。そろそろ帰ってきて」など、短いメッセージだけを送りましょう。あなたのほうから歩み寄るのがちょっと悔しい気がする場合は、「ごはん、食べた?」というようなメッセージを送って夫の反応を見てみるのも良いと思います。喧嘩のことを蒸し返す内容や、あなたの言い訳などではなく、夫が帰りやすくなるようなメッセージを送りましょう。

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

夫も帰りたくてもプライドが邪魔して帰れない可能性がありますので、帰るきっかけになるようなメッセージが良いですね。家から離れて冷静になった夫が「俺も言いすぎたな」と思い、仲直りをしたいと思い始めていたら、メッセージを見て帰ってくるかもしれませんよ。そして、家出期間を経てお互いが冷静になれていたら話し合いをして仲直りをしましょう。そのときに大事なのは、家出から帰ってきたことと仲直りを大げさにしすぎないことです。

帰ってきたときは夫もあなたもちょっと決まり悪かったり、普通に「ただいま」「おかえり」とはならなかったりすると思います、家出から帰ってから仲直りまでの一連の出来事をドラマチックにしすぎてはいけません。お互い日常に刺激が少ない状態だと、この一連の出来事がドラマチックになりがちですが、ここで過剰にしすぎると味をしめることになり良くないですよ。

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

また、夫が家出をしているあいだ、あなたがどれだけ困ったかを伝えすぎるのもあまり良くありません。自分が家出をするとあなたが困るんだと思うと、夫は「自分がないがしろにされている」と感じたときに「また家出をして困らせてやろう」「俺のありがたみを思い知れ」と思って家出をするかもしれないからです。かまってもらいたくて家出をしたタイプの夫に対しては、あまり過剰に迎え入れたりするのは逆効果です。夫婦喧嘩の後の家出に関しては、ある程度淡々と終えましょう。

そして、ただただ逃げたくて家出をした夫に対して、必要以上に責めるのも良くありません。逃げたくて放り投げるように家出をしたことに対して、夫自身も恥ずかしさや後ろめたさを感じていると思います。「めんどくさくなったら放り投げて出ていく夫なのか」と思うと信用できなくなったり、不安になったりする気持ちはわかりますが、あまり責めないでください。

夫が帰ってこない…夫婦喧嘩で家出、その後連絡なしの旦那の心理
(画像=『Plus Quality』より引用)

夫が家出から帰ってきたら、お互いに過剰に気持ちを盛り上げることなく、喧嘩をぶり返すこともせず、何が嫌だったのか何をどうしたら良かったのか話します。夫婦喧嘩の後は、お互いの気持ちを理解し合おうとすることと、今後どうやって一緒に暮らしていくかを考えることが大切なのです。夫婦喧嘩はお互いの悪いところを指摘し合っていがみ合うためのものではありません。また、どちらかが論破されることでもありません。夫婦と言えども、もとは違う価値観を持った者同士ですから、考え方や感じ方の違いでぶつかることもあるでしょう。そこで意見がぶつかって喧嘩になることもありますが、そのあとの仲直りや話し合い次第でもっと仲が深まるものです。相手にとって何が嫌なのか、何が望みなのかを知ることでお互い気持ちよく暮らしていけます。

また、どちらかがずっと我慢していたり、不満を持っていたりする状態は良い関係とは言えません。爆発する前に少しずつ思っていることを言えるのが一番いいですが、普通に伝えても喧嘩に発展することはありますよね。夫婦喧嘩が結果的にお互いの本音をぶつける機会になるのだとしたら、「絶対に夫婦喧嘩をしてはいけない」ということでもありません。

ただ、大事なのは喧嘩の仕方と喧嘩をした後です。喧嘩の最中はなかなか冷静にはなれませんが、落ち着いたときに相手のことを思うことができるか、自分から折れて歩み寄ることができるかどうか、が大切なのです。