その温め方、やってしまいがち。

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

冷凍したパン、おいしく解凍できていますか?

 スーパーやパン屋さんなどで購入した「パン(食事パン・総菜パンなど)」が余ってしまう時ってありますよね。

 またコロナ禍の現在、旅行や遠出がしにくいことが影響して、名店のパンを購入できる通販サイトが増えているようです。いずれにせよ、これらのパンについてまわるのが、「冷凍」という手段。自分でパンを冷凍をするか、冷凍されたものが届くことが多いように思います。

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パンのプロに聞いてみた

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

カネカ食品の山﨑隆二テクニカル・アドバイザー。パンのワールドカップといわれる “クープ・デュ・モンド” (2002年)に日本代表キャプテンとして出場し、日本代表初優勝を成し遂げている

 みなさんは、「冷凍パン」をおいしくリベイクできていますか? パサパサのかたいパンになってしまったり、具材とパン生地が均等に温まらなかったりと、苦戦している人も少なくないはず。そこで今回は、プロが教えるリベイクのコツをご紹介します。

 パンのモール型ECサイト「ぱん結び」を運営するカネカ食品のグループ会社である、カネカのテクニカルアドバイザーを務める山﨑隆二シェフに、家庭で誰にでもできる冷凍パンの美味しい解凍方法について教えてもらいました。

 山﨑シェフは、パンのワールドカップといわれている“クープ・デュ・モンド”に日本代表キャプテンとして出場し、日本代表初優勝を成し遂げた経験もある方です。

理想的なパンの解凍方法とは?

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

おいしそうな冷凍パンが届いたものの、これをどうやって温め直す?

 まずはじめに、冷凍パンをベストな状態で解凍する方法を聞いたところ、基本的には“自然解凍”がベスト。解凍する気温やパンの大きさによって変わりますが、正確には夏は3~4時間、冬は4~5時間程度が解凍の目安です。

 これを厳密に守るのは難しいので、寝る前に冷凍庫から出しておくと、朝食にちょうど良い具合になります。袋に入れずに置いておくと乾燥してしまうので、冷凍時の袋のまま自然解凍するのがオススメです。

 総菜パンやハードパンなどは焼きたてを再現すべく、お好みの焼き加減まで、トースター(500W前後/180度)で温めましょう。その際、焦げそうな場合はアルミホイルに包むのも有効だそうです。

 しかし、「この冷凍パンを今すぐ食べたい!」と思う時ってありますよね。そんなときは、500Wのレンジで30秒~1分温めて、1000Wのトースターで1~2分焼くのが良いそうです。

 このレンジからトースターまでの加熱の仕方に、やってしまいがちなNG解凍方法が潜んでいます。ここでは3つの失敗例を紹介例とともにご紹介していきたいと思います。