やってしまいがちな「NGな温め方」3例とは?

 わかりやすいように、パンの種類ごとに多くの人がやってしまいがちな失敗例と正解を4ケース紹介していただきました。

1.「密封状態」でレンジで温める

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

袋の封を閉じたままレンジで温めるのはNG!

 最初の工程である「レンジ」で失敗してしまうケースがもっとも多いそうです。それは、冷凍をしていた密封状態のままレンジ加熱をしてしまうこと。この状況だと、パンの水分が蒸発して袋の中に閉じ込められ、パンの外皮に水分が移ることで、食感が失われてしまいます。

 袋に入れたまま、封を広めに開けた状態でレンジ加熱し、冷たさがなくなればOK。大きいパンの場合はここでカットして、トースターの工程に移りましょう。なお、食パンと菓子パンはレンジNG。食パンはそのままトースターへ、菓子パンは自然解凍することを覚えておきましょう。

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

蒸発した水分がパンの外皮に移らないよう、袋の口は広く開けること

2.クロワッサンを、アルミホイルなしでトースターで温める

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

冷凍クロワッサンもおいしく温められます

 クロワッサンなどデニッシュ系のパンの特徴は生地に砂糖を多く使用していることです。砂糖が多いため、トースターを使用した際、すぐに焦げてしまいます。

 対策としては、アルミホイルを使用すると、焦げを避けられます。封を開けた袋の中にいれたまま、電子レンジで約30秒〜1分加熱。パンが少し柔らかくなったらアルミホイルでパンの上下を覆い、トースターで約1~2分ほど温めて完成です。

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

トースターの熱が直接当たらないように、上下にアルミホイルをセットする

3.具材入り総菜を、中の具材が冷たい状態のままトースターで温める

冷凍したパンの「間違った解凍法」3つ。プロ直伝の正しい方法は
(画像=『女子SPA!』より引用)

パン生地と中身をどちらも温めるには?

 カレーパンなどの「中に具材が詰まっているタイプの総菜パン」の場合、中の具材が冷たい状態でトースターだけで温めると、中の具材が保冷の働きをするために温まりにくく、そのままトースターにかけてしまうことで外は焦げて中は冷たい状態なってしまいます。

 正解は、レンジ→半分にカット→トーストの工程。封を開けた袋の中に入れたまま、電子レンジで約30秒〜1分加熱。パンが少し柔らかくなったら半分にカットし、アルミホイルでパンの上下を覆い、トースターで約1~2分ほど温めて完成。半分にカットした際に、まだ中が冷たい場合には10秒ずつ追いレンジをしましょう。

 今回のテクニックのうち、食パン、クロワッサン、菓子パンを覚えておくだけで、今後の冷凍パンライフが豊かになること間違いありませんから、ぜひ活用してみてくださいね!

【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

<文・撮影・取材/食文化研究家 スギアカツキ> スギアカツキ 食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

提供・女子SPA!



【こちらの記事も読まれています】
無印良品「メガネ拭き」が買い。パンプスの汚れも落とせちゃう
手書きの「パスワード管理ノート」が人気。 便利&可愛いアイテム3選
3COINS「マスク インナーパッド」で息苦しくない、リップもつかない!
カルディのイチオシ調味料5選。「焼肉ザパンチ」「もへじ」が最強
ダイソー“簡単泡立て器”が神、ふわっふわのオムレツが作れちゃった