窪田正孝主演のフジテレビ系ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(2019年、以下『ラジエーションハウス』)と『ラジエーションハウスⅡ〜放射線科の診断レポート〜』(2021年、以下『ラジエーションハウスⅡ』)の映画作品『劇場版ラジエーションハウス』が、2022年4月29日(金)から、全国公開される。

劇団EXILE・鈴木伸之がバイク運転シーンにハラハラ「本田翼を乗せて…」
(画像=『女子SPA!』より引用)

鈴木伸之さん

 今回は、「LDHとイケメン」をこよなく愛する筆者・加賀谷健が、誠実なイケメン医師・辻村役の鈴木伸之さんにインタビューを行った。辻村役を通じて知る過酷な医療現場や「劇団EXILE」のメンバーである鈴木さんらしい見せ場について聞いた。

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ドラマと同じ感覚で演じたイケメン医師役

劇団EXILE・鈴木伸之がバイク運転シーンにハラハラ「本田翼を乗せて…」
(画像=『女子SPA!』より引用)

©2022横幕智裕・モリタイシ/集英社・映画「ラジエーションハウス」製作委員会

――ドラマ版に引き続き、劇場版に出演してどうでしたか?

鈴木伸之(以下、鈴木):連ドラから映画化すると思っていませんでした。劇場の大きなスクリーンに、『ラジエーションハウス』が映るのが嬉しい気持ちでいっぱいでした。

――医師役はドラマ版で初挑戦だったわけですが、やはり新鮮な感覚でしたか?

鈴木:ドラマと映画の境があまりなかった気がします。『ラジエーションハウス』のシーズン1とシーズン2の2作があり、その流れで映画を撮影したので、心境的にはドラマと同じ感覚ですんなり演じられました。

――とにかく爽やかイケメン医師な辻村ですが、改めてどんな人物だと思いますか?

鈴木:『ラジエーションハウスⅡ』第6話で、片寄涼太君演じる敏腕弁護士に、濡れ衣を着せられ裁判沙汰になりそうになりますが、それでも本田翼さん演じる甘春への一途な片思いを抱き続けます。すごく素敵な人だと思います(笑)。

過酷な医療現場

劇団EXILE・鈴木伸之がバイク運転シーンにハラハラ「本田翼を乗せて…」
(画像=『女子SPA!』より引用)

――遠藤憲一さん演じる技師長が「目の前にいる患者に向き合うだけ」と言う一方で、「医者は無力」と言う辻村の台詞が印象的でした。辻村は、医師として医療現場をどのように思っているのでしょうか?

鈴木:自分の感情や気持ちに左右されるのではなく、マニュアルに則ってやるべきことがあります。淡々と見えるかもしれませんが、医療従事者として自分が任されたことをきっちりこなすことに尽きるのかなと思います。

――ドラマ版で辻村は、整形外科から救命科に担当が変わります。生と死がより見える救急の過酷な現場に身を置いた辻村の選択が素晴らしかったです。

鈴木:救命科は、人の命に関わるので、職としては深くて熱い部署です。そこに異動できたのは、辻村が、周りから信頼を得て、今までの実績が認められた瞬間でもあったと思うんです。自分自身、より命について考えることになったと思います。

――劇場版の重要なテーマである助からない者と残された者の関係性について、どう思いますか?

鈴木:難しいテーマです。技師や、辻村含め医師たちは、多くの患者さんを助けたいと思って、ひとりひとりに接しています。二者択一でどちらかを選ばなきゃならないこともあります。結果論としてしか言えませんが、できる限りの処置とサポートはしていると思います。

――医師や技師に対するイメージは変わりましたか?

鈴木:とにかく大変なお仕事だなと思いました。この作品では、これまでメジャーでなかった放射線技師が描かれ、こんなに裏では苦労があるんだなと知ることができました。日常生活を健康に過ごし続けるために、いつか必ずお世話になる方たちなので、すごくリスペクトしています。