沖縄移住に憧れている方も多いでしょう。しかし、離島への移住となると資金はいくらかかるのか心配になります。そこで今回は、沖縄へ移住する際にかかる資金について解説しました。

何にお金がかかるの?沖縄移住にかかる資金の内訳

沖縄へ移住したい人必見!沖縄移住にかかる資金の内訳を紹介します
(画像=『移住支援.com』より引用)

沖縄は移住先としてかなり人気のある地域です。1年を通じて温かく年間の平均気温は22.7度で、最高気温が30度を超える日が年平均で80日以上もある南国の気候です。有人離島が37つあり、どの島々からも青く美しい海を臨むことができるのが特徴的です。
奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島が世界遺産に認定されさらに注目されている地域でもあります。そして、沖縄の人は明るい性格で楽天的、ゆったりとした性格の方が多いと言われています。共通の先祖をもつ父系の血縁集団を「門中」といい、一族間の結びつき、連帯意識が強くあります。

その一方で約束の時間があいまいな「うちなータイム」と言われる習慣など独特な生活習慣も存在します。移住に人気な沖縄県ですが、移住を支援する「認定NPO法人ふるさと回帰支援センター」の窓口相談者が選んだ移住希望地域の人気ランキングでは、20位圏外です。
その大きな理由としては、沖縄での移住支援は他の県に比べても多くはなく費用が掛かることも理由の一つです。

沖縄は移住先としてかなり人気な反面、計画的に移住を行わないと沖縄での生活が苦しくなる可能性があります。ここでは、沖縄に移住するために必要な費用を紹介し、計画的な沖縄移住のお手伝いを行いたいと思います。

引越し先の家の初期費用

沖縄への引っ越しは、本土への引っ越しに比べると費用が掛かります。基本的に沖縄への引っ越しは「コンテナ引っ越し」になるからです。引っ越しトラックのまま沖縄に輸送するとトラック自体の郵送代金がかかる上にトラック自体の往復移動分も料金計上されるので、高額になってしまうからです。

引っ越しで使うコンテナは10フィート、12フィート、20フィートが基本的なサイズです。
10フィートは約4畳で12フィートで約5畳。20フィートで約8畳の大きさになります。単身や夫婦であれば10フィートで充分かと思いますが、大きめのベッドやタンスなどがある家族となると20フィート必要な場合もあります。

気になる料金ですが、東京から10フィートのコンテナでの引っ越しでおおよそ20万円〜30万円が相場となっています。コンテナの大きさで大体5万〜8万円程度の差が付き、12フィートとなると25万円〜35万円程度の費用が必要になってきます。

大阪からも同じ程度の費用で引っ越しが可能ですが、コンテナが大きくなったり港から少し離れた地域だとプラスで費用が発生します。もし北海道から沖縄に移住しようと考えた場合には40万円以上の引っ越し費用が必要になってきます。

コンテナサイズで費用が大きく変わるので、いかにコンパクトに荷物をまとめるかが重要になってきます。

荷物の輸送費

沖縄への荷物の輸送も船を使うため、本土への輸送量よりも高額になってきます。東京から沖縄まで60サイズの段ボールを送る際にかかる送料は、約1400円程度です。60サイズだと九州地方や北海道に送る金額と変わらないのですが、サイズが大きくなるにつれ沖縄は他の地域よりもかかる費用が段違いで増していきます。200サイズになると北海道に送る場合約3300円に対して、沖縄へは約5300円とかなりの差が出てきます。

ここでもいかにコンパクトに荷物を抑えることができるかが重要になってきます。さらに車やバイクを沖縄に送る場合の費用も沖縄へは本土よりもかかります。仮に東京から沖縄まで普通自動車を輸送しようとしたら約6万円程度必要です。

また、50cc未満のバイクを送る場合であれば約2万5000円で済みます。車も移住先で買い替えるなどの選択を考えるのも、費用を安く見積もる手段ではないでしょうか。

飛行機や電車などの渡航費

移住を考えた時に、現地に何度か確認などで訪問する必要があります。東京の羽田空港から那覇空港への直行便の運賃は約3万7000円です。仮に、陸路からフェリーを使って沖縄に行こうと考えた場合は東京から鹿児島までは、新幹線で約7時間半かかり運賃は約3万円。

その後、フェリーで那覇市まで行くと2等で約1万5000円かかるので単身で行く場合などは、飛行機が割安です。ただ、車で九州まで旅行したついでや家族連れなどで車移動が必要な場合にはフェリーも活用してみても良いでしょう。

ただ、沖縄は観光人気のある地域でもあるので格安航空が多くあり、東京から1万円以下でも渡航できるタイミングもあります。連休や夏休みなど、混雑シーズンを避けて沖縄に渡航するのがおすすめです。