自販機でジュースを買ったら小言を言われた

洗剤のプッシュ数をいちいち監視…“ケチすぎる彼”にドン引きした話
(画像=『女子SPA!』より引用)

ところが、付き合って1年ほど経つと、少しずつ彼の言動に変化が。ある日、デート中に喉が渇いた裕美さんは近くにあった自動販売機でジュースを購入。すると、彼は裕美さんが買ったオレンジジュースを見ながら、「ずっと聞こうと思ってたんだけど、スーパーとか薬局だったら、もっと安く買えるのに、こんなところでお金を使うのはもったいないと思わない?」と尋ねてきました。

 裕美さんは予期せぬ彼の言葉に驚いたものの、「でも、たまにだからいいんじゃない?」と返答。

「そしたら、彼は少し沈黙した後、『そういう考えも、まああるよね』となんだか納得はしていない様子でした」

 そして、その一件以来、裕美さんが自動販売機でジュースを買おうとするたびに彼は制止。「少し歩けば近くにスーパーがあるから、そっちで買おうよ。数十円違うだけでも、年間で考えるとだいぶ違うからさ」と言うようになりました。

「自分のお金を私がどう使おうと勝手なのに……と思い、ちょっとめんどくさかったです。でも、すごく遠いスーパーとかに連れて行かれるわけではなかったので、まあいいかなと思い、彼の提案を受け入れていました」

同棲して分かった彼のケチっぷりにドン引き

 そうした不満はあったものの、彼は基本的には優しく、裕美さんの中でも彼への気持ちが募っていったため、2人は結婚を前提に同棲することにしました。しかし、2LDKの彼のアパートで始まった新生活の中で、裕美さんは彼の本性を知ることとなるのです。

 それは同棲を始めて1ヶ月ほど経った、ある土曜日のこと。彼から「話がある」と言われた裕美さんは「まさかプロポーズでは……」とドキドキしながら話を聞くと、口から出てきたのは裕美さんへのダメ出しでした。

「僕は食器を洗うとき、洗剤のプッシュ数は2回って決めてるのに、裕美は5回もプッシュするからやめてほしい。あと、ティッシュもまだ使える部分があるのに、ちょっと汚れただけですぐに捨てるよね。値引き商品を買ってくれば、食費ももっと削れるのに贅沢しすぎ」

 こんなにも生活態度を見られていたなんて……。と、裕美さんは絶句してしまいました。すると、彼は言葉を発しない裕美さんに対し、さらにダメ出しを続けたのです。

「この前、一緒にお風呂入ったときにシャンプーを3プッシュしてたよね? 僕はいつも1プッシュにしてるから、今シャンプー代は折半してるけど、もしそういう使い方をするのなら、これからは裕美がシャンプー代をその分多く払ってね」