金銭感覚がしっかりしている恋人は、なんとなく頼もしく感じ、安心感を抱くもの。しかし、あまりにもケチすぎると一緒に暮らしていく中で息が詰まりそうになってしまうことがあります。
※イメージです(以下、同じ)
斎藤裕美さん(仮名・31)は同棲後、彼のケチさに嫌気がさし、別れを決意。
「私自身、無駄遣いはしないタチですが、彼はケチすぎて……。正直、ドン引きしました」
ギャンブル狂の元カレに懲りて金銭感覚がしっかりした男性を求めた
飾り立てない服装を好む裕美さんは見た目通り、堅実な性格。コスメやファッションは好きなものの、月収23万円のうち、毎月5万円をコツコツと貯金し続けています。
「昔はなかなか貯金ができませんでしたが、一時期、お金の使い方が荒い彼氏と付き合ったことで金銭感覚が変わりました」
裕美さんの元カレは、パチンコを辞められないギャンブル狂。デート先がパチンコ屋だったり、「お金を貸してほしい」と頼まれたりすることが何度もあったといいます。けれど、裕美さんは情が捨てられず、3年ほど付き合い続けていました。
「でも、周りが続々と結婚していくようになって、ハっとしました。このままだと、私の未来はないなと」
そこで彼氏に別れを告げ、結婚を見据えた恋愛ができる人をマッチングアプリで探すことに。
「同じような恋は二度としたくなかったので、付き合う前でも後でもデートする中で金銭感覚がルーズだと感じたら、相手の方にやっぱりお付き合いできないとすぐに言っていました」
お金の使い方が上手な彼に胸キュン
そんな裕美さんが心惹かれたのは、1つ年上の男性。正直、ルックスはあまり好みではありませんでした。
「でも、仲良くなっていくうちに節約のために毎日、自分でお弁当を作っていることや、お金に関する彼の考え方を知ったりしていくうちに、しっかりしていていいなと思うようになったんです」
やがて、2人は交際をスタート。裕美さんは金銭感覚がしっかりしているのに、自分にお金を出させることがない彼の姿を見て、より好感を抱くようになっていきました。
「いつも彼は『ご飯代くらいいいですよ』って笑いながら、デート代を快く出してくれました。ドライブの時はちょっとした飲み物も用意しておいてくれて。ちゃんと財布のひもを締め、使うところにはちゃんとお金を出せる姿が素敵でした」