メンヘラ彼氏とは、恋愛において精神的に不安定な男性のこと。劣等感や不安感から束縛や依存体質、ネガティブ思考といった特徴があります。うまく付き合うには彼を最優先する覚悟が必要。メンヘラ彼氏の特徴と好かれやすい女性の特徴、いざというときの別れ方について解説します。
メンヘラとはどういう意味?メンヘラになる原因とは
「メンヘラ」とは、「心の健康(メンタルヘルス)に何らかの問題を抱えている人」をあらわす言葉。
インターネット上から生まれた造語だと言われています。
精神的に不安定な人や自傷行為をする人など心の病気を抱えた人のことから、少し面倒くさい“かまってちゃん”のような人のことまで、広い範囲で使われることが多いです。
「メンヘラ女子・男子」という場合は、「面倒くさい女・男」「恋愛において重い女・男」というニュアンスで使われます。
メンヘラになってしまう原因はさまざまですが、幼少時の環境が大きく影響している場合が多いです。
親からの愛情が足りなかったり、兄弟姉妹と比較されて認めてもらえなかったりという環境で育つと、大人になっても他人からの愛情を求めがちに。
他にも、以下のようなことがメンヘラの原因として考えられます。
- 自己肯定感が低い
- 劣等感が強いことにより自分に価値を見いだせない
- 被害者意識が強い
- 心の病気を抱えている
メンヘラの人は「愛してほしい」「認めてほしい」という気持ちがとても強いです。
恋人に依存してしまうなど、恋愛においても大きな影響を与えます。
メンヘラ彼氏の5つの特徴
一般的に「メンヘラ」というと女性のイメージがあるかもしれませんが、「メンヘラ男性」も存在します。
「メンヘラ彼氏」の特徴をいくつか見ていきましょう。
以下に当てはまる男性が必ずしもメンヘラとは限りませんが、少なからずメンヘラの気質はあるかもしれません。
1.常に連絡を取りたがる
メンヘラ彼氏は、昼夜問わず、暇さえあればLINEや電話などで連絡をします。
常に彼女の状況を把握し、何らかの形でつながっていないと安心できないからです。
彼女の都合は一切無視して、一方的にメッセージを送りつけてくるだけでなく、返信がないと不安な気持ちから怒り出したり、機嫌を損ねたりすることもあります。
「いま何してるの?」「どうして返信くれないの?」など、少し目を離しただけで着信やLINE履歴が数十件以上ということも珍しくありません。
感情的になると、スクロールが必要なほどの長文LINEを送ってくることもあります。
2.束縛が強すぎる
常に連絡をとりたい気持ちと同じように、彼女の行動を強く制限したがる特徴も。
常に自分の監視下に置くことで、所有物のようにコントロールしようとします。
他の男性との交流を一切禁止するのは当たり前。
門限を決めたり、出かけるたびにどこに誰と行くのか詳しく説明させたり、毎日決められた時間に電話することを求めたりと、自分勝手なルールで彼女を縛り付けます。
エスカレートすると、彼女の行動を監視するためにGPSや盗聴器を使用するなど、常識では考えられないようなことまでやってしまうことも……。
「あなたを愛しているから」と言いつつ、実際はただ支配したいだけなのです。
3.感情の起伏が激しい
さっきまでハイテンションだと思ったら、急に不機嫌になって怒り出したり泣き出したりと、激しい感情の起伏はメンヘラ彼氏の特徴です。
自分では理性を働かせたいと思っているのに、どうしてもうまく感情を抑えられないというケースもあるでしょう。
しかし、子どもが駄々をこねておもちゃを買ってもらうように、意図的に感情を変化させてあなたの行動をコントロールしようとしている場合もあります。
たとえば、泣くことで彼女が言うことを聞いてくれることを学べば、次回からは同じように泣くことであなたの行動を制限しようとするでしょう。
彼の感情の起伏にあまり振り回されないようにする必要があります。
4.恋愛体質・依存体質である
愛情不足や強いコンプレックスは、メンヘラの原因の1つです。
そのため、過剰に愛情を求めたり、「認めてほしい」という自己承認欲求が異常に強くなったりといった特徴があります。
恋愛では恋人として彼女から愛してもらえるため、これらの欲求を満たすことができます。
しかし、自分の価値を常に相手に求めるため、恋人がいない状態だと「自分は誰からも愛されていない」と強い孤独を感じてしまうことに……。
不安を埋めるために、常に恋愛をして誰かに依存し続ける傾向があります。
5.劣等感が強くネガティブ思考
「どうせ自分なんて……」が口癖で、何事にもネガティブ思考な場合はメンヘラ彼氏かもしれません。
コンプレックスが強く、自己肯定感が低いため、とにかく自分に自信がありません。
常に他人と比べて、劣等感を抱いてしまうのです。
束縛や依存体質などといった特徴も、この自己肯定感の低さが原因となっていることがほとんどです。
周りからかまってもらうために、自虐的な自分やかわいそうな自分を演じている場合もあります。