松屋は過去最高売上から一転、2年連続赤字

コロナ前となる2020年3月期の松屋(松屋フーズホールディングス<9887>)の年間売上高は過去最高の1,065億円。経営状態は良好でした。

しかし、新型コロナ流行後の2021 年3月期は売上高が大きく減少、営業利益は大幅な赤字になっています。2022年3月期もまた赤字となる見通しです。松屋2年連続赤字の要因を探っていきます。

要因1:売上高の減少
要因2:売上原価の増加
要因3:販管費率が高い

松屋フーズは2年連続赤字となる見込みです。しかし、経費を縮小できれば、赤字の早期改善も見込めそうです。

一番のカギとなるのが、売上高の7割を占める販管費の縮小でしょう。客の動向に左右されにくい販管費は、企業努力で縮小できる部分です。そこをどれだけ縮小できるかが、松屋フーズの今後の収益を左右するのではないでしょうか。