11位:セント・ポール大聖堂/ロンドン
ロンドンの「シティ」近辺のどこからでも見える巨大な大聖堂が「セント・ポール大聖堂」です。歴史・文化的価値が高い英国国教会の聖堂で、ダイアナ元妃が結婚式を挙げた場所としても有名です。
最初に聖堂が作られたのは、何と7世紀にさかのぼります。その後、火事や落雷により幾度となく再建を余儀なくされ、現在の聖堂は、建築家クリストファー・レンにより18世紀に建てられたバロック様式です。18世紀の再建以降は消失や倒壊を免れており、ロンドン大火や戦争からの復興の象徴とされています。
セント・ポール大聖堂の見どころは、直径34mの大ドームに描かれた「聖パウロの一生」という見事な天井画。また、外観にある西側2本の塔も特徴的。高さ111m、ビル28階分に相当し、立体的な柱や細部まで豪華に作られた彫刻が並びます。
12位:ハロッズ 本店/ロンドン
「ハロッズで買えない物はない」と言われるほどの高級デパート「ハロッズ」。最寄駅は地下鉄の「Kingston(キングストン)駅」です。長い間イギリス王室の御用達であり、現在も世界中のお金持ちが買い物にくるなど、セレブにも愛されているデパートです。
そんなハロッズの内装は、ロンドンの街並みとはちょっと違う雰囲気。その理由は、ハロッズの元経営者がエジプト人だからなのです。派手な装飾だったり、エジプトの象徴であるスフィンクスのような像があったりと、ユニークで一見の価値ありです。また特大ハロッズベアもいるので、お買い物だけでなく、写真スポットとして訪れるのもおすすめです。
13位:トラファルガー広場/ロンドン
1805年に起こったトラファルガーの海戦における勝利を記念して造られた有名な広場が、「トラファルガー広場」です。ここでは、大きなイベントが行われることもしばしばあります。ナショナルギャラリーの目の前に広がっているので、広い館内の散策で疲れたら、こちらのトラファルガー広場で休憩するのが良いでしょう。
またロンドンの中心地にあるので、ロンドン散策の途中に近辺のお店で食べ物をテイクアウトし、この広場で食べるのもおすすめです。巨大な4頭のライオンのブロンズ像に囲まれ、噴水の景色も気持ちが良い広場は、多くの人々の憩いの場となっています。景観自体が美しいので、ロンドンに来たのならば必ず見ておきたい広場です。
14位:ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)/ロンドン
イギリスのロンドン中心部、テムズ川の河畔に建つ「ウェストミンスター宮殿」。併設されている時計塔「ビッグ・ベン」とともに、ロンドンを代表する景色として人気のスポットです。ウェストミンスター寺院とともに11世紀に建てられ、1512年の大火をきっかけに別の宮殿に移り住むまで、多くの国王達がここを居城としていました。
現在は英国議会が議事堂として使用しているこのウェストミンスター宮殿の全長は265m、部屋数は1,100を超えると言われています。議会制民主主義誕生の舞台となったことでも知られており、世界で最も有名な国会議事堂の一つと言えます。また「ウエストミンスター宮殿とウエストミンスター大寺院及び聖マーガレット教会」として、世界遺産にも登録されています。
国会閉会時には、有料でガイド付き内覧ツアーが実施されています。
15位:パディントン駅/ロンドン
ロンドン中心部に位置する「パディントン駅」は、鉄道と地下鉄が交差するロンドン市内の主要駅の一つです。ヒースロー空港から直通の特急も通っているため、観光客も多く利用する駅となります。
そんなパディントン駅でのお楽しみの一つと言えば、大人気のイギリス児童作品『くまのパディントン』の世界を味わうこと。物語の主人公パディントンと、一緒に暮らすことになるイギリス人の夫婦が初めて出会ったこのパディントン駅には、パディントン像やパディントングッズを扱うショップがあります。
パディントン像がある場所は国鉄パディントン駅の1番線ホーム。切符不要で入れるので、くまのパディントンに会いに、足を運んでみてはいかがでしょうか。
16位:ベーカー・ストリート駅/ロンドン
ロンドンに数ある地下鉄駅の中でも特に素敵なのが「ベーカー・ストリート駅」。なんと1863年にできた、世界初の地下鉄区間の駅の一つです。ホームは重厚感のある雰囲気で、建物のレンガからも歴史を感じます。
ちなみにここは『シャーロック・ホームズ』ファンにはたまらない駅です。駅構内にはホームズのタイルが貼られていたり、壁にはホームズがドット絵(ドットもホームズなんです!)で描かれていたりと、ファンでなくても『シャーロック・ホームズ』の世界感にワクワクするでしょう。ベーカー・ストリート駅を出ると、ホームズ像もあります。駅に着いた瞬間から、小説の中に入り込んだような感覚になるでしょう!
17位:セント・パンクラス駅/ロンドン
ハリー・ポッターの劇中でキングスクロス駅として使われている駅は、実際のキングスクロス駅ではなく、実は、そのすぐ隣にある「セント・パンクラス駅」です。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で、ハリーとロンが乗った空飛ぶ車フォードアングリアが横切った駅の外観として登場しています。
キングスクロス駅の正面出口を出て右手にあるので、「キングスクロス駅 9と3/4番線」での写真撮影と合わせて見学することが可能です。キングスクロス駅の目の前にある信号を渡って、ぜひセント・パンクラス駅全体を見渡してみてください。ゴシック様式の教会を思わせる佇まいが、とても素敵な駅となっています。
18位:リバティ・ロンドン/ロンドン
「ハロッズ」や「セルフリッジ」と並んでロンドンを代表するもう一つの老舗デパートが「リバティ・ロンドン(リバティ百貨店)」です。木造建物の美しい佇まいはチューダー・リバイバルと呼ばれる建築様式で、イギリスの第2種指定建造物にも指定されています。
エレガントな外観のみならず、こちらで購入できるアイテムはどれも洗練されたロンドンのおしゃれがぎゅっと詰まったものばかり。なかでもぜひ手に取ってほしいのは、リバティ・ロンドン発のプリントが施された小物たち。カラフルで美しい模様は「リバティ・プリント」と呼ばれ、これらの模様があしらわれたスカーフやポーチなどが大人気です。
19位:ストーンヘンジ/ソールズベリ
ロンドンから西に200km、イギリス南部ソールズベリーから北西に13kmの場所に位置する「ストーン・ヘンジ(Stonehenge)」。古代・環状列石の遺跡で、円陣状の直立巨石とそれを囲む土塁からなるそれは、紀元前2500年〜紀元前2000年の間に建てられたと考えられています。世界で最も有名な先史時代の遺跡の一つで、ストーン・ヘンジとその周辺及びエーブベリー遺跡群と合わせて、1986年にユネスコ世界遺産に登録されました。
この遺跡が造られた目的は、太陽崇拝の祭祀場、古代の天文台、ケルト民族の礼拝堂など様々な説が挙げられています。また、ヒーリング効果があると信じる人々が訪れる巡礼の地であったという説もあり、パワースポットとしても有名です。
20位:ウェストミンスター橋/ロンドン
1861年に造られた「ウェストミンスター橋」。ロンドンの人気アイコン「ビッグ・ベン」の真下にあるテムズ川にかかる橋で、英国の政治の中心地ウェストミンスターエリアと南岸のランベスエリアを結んでいます。アーチ状になっている橋脚は緑色に塗られていますが、これは英国下院議会の椅子の「緑色」にちなんだ色だと言われています。
長さ約250メートルの橋の上からは、ビッグ・ベンやウェストミンスター宮殿(国会議事堂)の壮大な佇まいや、ロンドン観光で人気の大観覧車ロンドン・アイ等、ランベスエリアの名所を1度に見ることができることから、観光地としても人気があります。またロンドンのアイコン的な赤いバスもこの橋を走っているので、ロンドンらしい景色を見たい方にオススメのスポットです。