春先から徐々に紫外線は強くなっていきます。紫外線のダメージだけでなく、マスク生活で顔も水蒸気でこもってしまい、ニキビに悩まされる方も多いのではないでしょうか。そこで注目したいのが日焼け止め。様々な日焼け止めの中から、ニキビの原因となるアクネ菌対策ができる日焼け止めをご紹介します。

春先から強くなる紫外線。日焼け止めは何を選べばいいの?

日焼け止めは春先から一年中使うアイテムです。ですが、紫外線吸収剤や散乱剤、ナノ化、UVAやUVB、ブルーライトカットなどなど、最近では様々な日焼け止めが販売されています。

日焼け止めのポイントは様々あり、正直どれを重視して使ったら良いのか分からない方が多いのではないでしょうか。また、今使っている日焼け止めがちゃんと自分に合っているか不安になる方も…。

今回は、日焼け止めのポイントを抑え、特にニキビ肌の方にオススメしたい日焼け止めをご紹介します。

紫外線は一年中気を付けるべき?
✔ 紫外線の量は春先から徐々に増えていきます。夏の紫外線予防をしっかりとしている方は多いかと思われますが、紫外線は一年を通して肌にダメージを与えているのです。
✔ 年間を通して、シーズンに合わせた日焼け止めを使い、肌へのダメージを最小限に抑えたいですね。

知っておきたい!紫外線・日焼け止めのキホン

そもそも紫外線って?

菌ケア目線で選ぶ日焼け止め!ニキビ肌女性が避けたいアクネ菌を増やす成分とは
(画像=『lovely』より引用)

太陽の紫外線には「UVA」「UVB」「UVC」の三種類があります。これらは同じ紫外線ですが、波長の長さによって、A・B・Cと分けられています。しかし、「UVC」はオゾン層で止まるので、基本的に人間の体まで届くのは「UVA」「UVB」の二種類になります。

この二つの違いを簡単に説明すると、「お肌を短時間でこんがり焼くのがUV-B」、「真皮層まで深く届いて、じわじわとシミの原因になるのがUV-A」。

日焼け止めはUV-Bに対する防御力は「SPF」の数値で、UV-Aに対する防御力は「PA」を+の数で表記されています。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤、どちらを選ぶべき?

日焼け止めを選ぶ際に問題になりがちなのが「紫外線吸収剤か散乱剤か」のどちらを選ぶかですよね。これに関しては一概にどちらが正解とも言えません。

ただ2020年に出たFDA(Food and Drug Administration、アメリカの厚生労働省のような機関)によると、紫外線吸収剤に入っている有効成分が血流、体内に暴露し、一部では母乳に入り込んでしまうことがわかってきているようです。

紫外線吸収剤を使った製品全てが危ないというわけではないのですが、体内への吸収だったり母乳への影響を考えると気になるところですよね。どちらが使われているかどうかは、日焼け止めの成分表示で分かります。

  • 紫外線吸収剤:オキシベンゾン、メトキシケイヒ酸エチルヘキシル など
  • 紫外線散乱剤:酸化セリウム、酸化亜鉛、酸化チタンなど

紫外線散乱剤の中でもKINSがおすすめしている「酸化セリウム」は、光の遮断範囲が広くブルーライトや赤外線までカットできると言われています。デスクワークが多い方はブルーライトがカットされる日焼け止めもおすすめです。

日焼け止め選びのポイント!保湿成分が大事?

日焼け止めを選ぶポイントとして、基本的なことは三つあります。

  • 保湿成分が充実していること
  • SPF30以上であること
  • PA+++以上であること

まずは肌に塗る以上、基本的なことになる保湿成分が大事になってきます。そのうえで、日常的な紫外線からしっかりとダメージカットできるといったことを最低条件として選びましょう。

もちろんシーンや季節に合わせて、SPFやPAなどは異なるものを使い分けるのも◎

保湿成分は肌に優しい植物由来のものがおすすめ。天然成分のものは様々な種類があるので、自分の肌と相性のいいものを選びたいですね。

製品の成分情報を確認する場合は以下の成分名を参考に選んでみてください。

植物由来の保湿成分
✔ ホホバオイル
✔ オリーブオイル
✔ ヒマワリ種子油
✔ ホホバ種子油
✔ クロヨナ種子油
✔ ミツロウ など