登録したのに結婚できない!弁護士に相談したらどうなる?

もしも、当初の期待とは異なり結婚相談所での婚活が苦戦したという場合には、弁護士へ相談できるのでしょうか。男女問題に詳しい野間口弁護士に聞いてみました。

「大金を払ったのに結婚できないの?!」結婚相談所なら“必ず結婚できる”という悲しい誤解
(画像=『女子SPA!』より引用)

「契約後8日間以内ならクーリングオフで返金してもらえます。 もしも契約書に何人と会えますと記載があったなら契約違反かもしれませんが、記載がないのなら契約違反とは認められないでしょう。

結婚相談所で理想の相手と結婚できないというのは詐欺にはなりません。もし、相手の会員がサクラであるとか、結婚願望がない人を紹介して合わせていたという証拠があれば別です。

入会前の説明不足は認められるかもしれません。弁護士に相談したり、消費者センターに問い合わせをすることで、入会前説明との実際の違いをヒアリングした結果、返金に応じてもらえる可能性はあります」

野間口弁護士によると、現在の後妻業は結婚相談所で知り合い恋愛関係に持ち込んだり、マッチングアプリを使ってターゲットを探したりしているケースがあるようです。

結婚相談所は「いざとなったら登録」では遅い

結婚相談所は料金の高いところが多いのもあり、「いざとなったら結婚相談所に登録すれば結婚ぐらいできるだろう」と甘く考えている人も目立ちます。

「大金を払ったのに結婚できないの?!」結婚相談所なら“必ず結婚できる”という悲しい誤解
(画像=『女子SPA!』より引用)

ですが「結婚相談所はモテない人、行き遅れの集まりだろうから、自分が本気を出して婚活しようと思って登録したら何とかなるだろう」 と思っているなら要注意です。

結婚相談所「パートナーエージェント」を運営するタメニー株式会社の発表によると、2017年の入会者数がもっとも多い年齢は34歳。それが2021年は29歳と、5年で5歳も若くなっているそうです。会員の年代別割合でも、20代の割合は5年前と比較して21%から25.6%と、4.6%も増加しています。

パートナーエージェントだけでなく結婚相談所全体で、20代から利用する人の割合は増えていると感じます。 マッチングアプリが流行っているので、出会うためのサービスを使うことに抵抗がない人が多いのです。そしてより効率的に会えるツールの一つとして、結婚相談所も早い段階で選択肢に入れます(登録費用も、30代より20代の方が安いところもあります)。