おひとりさまの老後の資金は貯める習慣から

おひとりさまで生きると決めたあなたへ。老後資金の考え方と作り方
(画像=pixabay.com/ja/、『Plus Quality』より引用)

「おひとりさまだし、老後の資金をどうしよう!」と焦っているあなた。ちょっと落ち着きましょう。せっかくの毎日を、老後の資金の不安ばかりに費やしてしまうのは本末転倒です。今、貴重な時間を不安に費やしてもお金にはなりません。大切なのは、不安よりも、あなたが今自分の幸せをちゃんと感じているかどうかです。自分が持っているものに感謝してください。そして、前向きに考えましょう。

今からあなたが老後を迎えるまでには、まだまだ時間はたくさんあるはずです。日々の無駄を省き、節約するのも老後の資金を貯める小さな一歩です。できることからコツコツと楽しみながら老後の資金集めをしてみませんか。

毎日コツコツやっていく!おひとりさまの老後資金の作り方

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おひとりさまの老後資金の不安は考えるだけでは溜まっていきません。毎月少しずつでも老後に備えて定期預金などでコツコツと貯金を積み上げて行くことが大前提です。

だけど、おひとりさまなのに、なぜかお金が貯まらないという人もいるでしょう。そういった人は、意外なところで無駄な出費があるものです。高齢者の生活でも、もっともお金がかかるのは食費、教養娯楽費。そして、光熱・水道費、住居費、交通・通信費です。まずは今から、水道光熱費や、無駄な買い物をやめる生活のダイエットを始めていきましょう。

おひとりさまの老後資金の作り方①無駄な買い物をやめる

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新商品や新製品が出るとすぐに飛びつきたくなる人は結構いるのではないでしょうか。衝動買いしてみたものの、結局使えなくて無駄金だったということってあるものですよね。

例えば、健康器具や便利家電、クッキング用品・・・メルカリなどのフリマにわんさかと出品されている商品を見れば、どれだけ無駄な買い物が多いかということもわかります。しかし、こういった浪費癖があるおひとりさまは、老後資金のためにも今後無駄な買い物はしない癖をつけていくことが大切です。

家に無駄なものが溢れると、年を取ってから断捨離するのも大変になります。老後のこと、資金のことを考えるなら、無駄なものは極力買わず、ミニマムな暮らしを目指してみてください。どうしても必要なものは、ネットなどで購入者のレビューに目を通して熟考してから購入するようにしてみましょう。レビューの評価が低いなら、買ったつもりで貯金するのも手堅いですね。

おひとりさまの老後資金の作り方②家計を見直して無駄を省く

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毎月の水道光熱費やクルマのガソリン代など毎月必要な出費にも、上手な節約方法があります。特にコロナ禍による在宅勤務が増えて水道光熱費が上がったという方も少なくないはずです。知っておきたいのは、エアコンなどの家電製品は、スイッチのオンオフのときにもっとも電力を使うため「暑くなると消して、寒くなるとつける」といったことを繰り返していると、電気代がびっくりするほど跳ね上がります。

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これを防ぐためには、部屋が20度ほどで部屋が暖かくなったら、エアコンの設定温度を下げて17度〜18度で自動運転しておくと快適で経済的です。また、熱効率を上げるためにはエアコンのフィルターを月に1、2回掃除するのも効果的。さらに着衣で温度調節して、冷暖房は必要なときだけつけるようにすれば光熱費はかなり違ってきます。クルマのガソリンを節約するには、走行速度を一定にし、急ブレーキや急発進をせず「ふんわりアクセル」のエコドライブを心がけてみてください。

いずれにしても実際にやってみると一発で節約効果がわかりますよ。無駄を省いて賢く暮らしましょう。

おひとりさまの老後資金の作り方③古い家電製品を見直してみる

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家計に敏感な人はすでにやっているかもしれませんが、普段何気なく使っている家電製品を見直すのも大きな節約になります。

例えば、電気ポットは一瞬しか使わないのにずっと電気を使っています。一般的な電気保温ポットの電気代は1カ月(30日)毎日使用するとひと月あたり約510円~約600円。年間結構なお金が無駄になっていることがわかりますよね。電気保温ポットよりも、使いたいときだけお湯を沸かせる小型の電気ポットがおすすめです。

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また、部屋の白熱電球はLED電球に変えることで、年間4,000円以上安くなり、電気代に差が出ます。さらに、古い型の家電を使い続けているなら、思い切って新しいものに買い換えるのも得策です。なぜなら家電の省エネ化は2017年以降かなり進化したため、10年前の家電と比べて消費電力が半減し、その分電気代が大幅に安くなるのです。

古い家電を使い続けているならば、経済産業省の資源エネルギー庁のサイト経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ家電とは?」を参考にしてみると良いでしょう。

おひとりさまの老後資金の作り方④バーゲンセールに惑わされない

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バーゲンと聞くと、特に必要なものがなくてもドキドキして行きたくなることってありますよね。だけど、その場の空気に飲まれて、安くても必要のないものまで衝動買いしても、結局は着ない、使わないなんてことも多いのではないでしょうか。

スーパーに行ってもお得なセールが目につきますよね。「お肉どれでも3パック980円」「このコーナー全て○個で○円!」なんてまとめ売りをしていると、今のうちに買っておこう!と思いがちです。お肉などは冷凍して上手に使うとお得かもしれませんが、冷凍庫にはまだ使ってないお肉が…なんてこともあるのではないでしょうか。いくら安くても、食べ切れない量を買えば無駄になります。

買い物の際はあらかじめ必要なものを書き出しておいて、衝動買いしないよう普段から気をつけておきましょう。身の丈に合ったちょうどいい暮らしが、おひとりさまの老後資金に役立ちます。

おひとりさまの老後資金の作り方⑤500円玉貯金を始める

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少額ずつでも貯金をする習慣をつけましょう。そのためにおすすめなのは楽しみながらできる500円玉貯金です。小銭は全部貯金箱に入れるという人もいますが、これは大量になってしまうと持ち上げることもできない重量になって後が大変です。

500円玉貯金は簡単に始められる上、わかりやすいのが良いところです。小銭をもらうときに500円玉が入るように支払って、その500円玉はお金ではなくコインだと思って貯めていけば良いのです。500円玉貯金の貯金箱は書籍型のものや、全部埋めれば100万円溜まる貯金箱など、いろいろあるので自分に合ったもので続けて見てください。ゲーム感覚で何気なく続けていくと、意外と貯まっているものですよ。

おひとりさまの老後資金の作り方⑥健康であることが一番の財産

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おひとりさまは自分の健康管理をきちんと行える人が多いと思いますが、今からは老後に備えて、さらに元気にいること、健康であることこそ財産となってきます。

厚生労働省の「簡易生命表(令和元年)」によると日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳と過去最高になっています。もちろん、それとともに支援や介護が必要な高齢者の割合も年々増加しています。誰でも年をとると足腰が弱くなり、自分の思い通りに体が動かなくなります。転倒して怪我をしたり、骨折したりすることも増えてくるでしょう。代謝が衰えれば免疫力が弱まり、病気にもなりがちです。

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ところが、本人は「まだまだ若いつもり」でいるため、老化現象をなかなか受け入れられないもの。例えば、高齢者の免許の返納問題などもそういった精神と肉体のギャップが受け入れられないからこそ起きると言えるのではないでしょうか。老化現象はいずれは自分にも訪れるものだと割り切って、今は一喜一憂せず、まずは普段からの健康作りに励みましょう。

これからは介護保険のお世話にならず、自立して生活できる「健康寿命」と呼ばれる期間をいかに長く保つかが、決め手です。ウォーキングやジョギング、ストレッチ、簡単にできることを地道に続けて筋肉や代謝の衰えを防いでいくこと。健康であることは、生涯一番の財産だと考えて間違いないですよ。