第1話がツイッターで25万いいねを超えた吉谷光平の人気漫画を、30分で3話分放送の斬新なスタイルで実写化した『今どきの若いモンは』がWOWOWで放送・配信中です。主人公・石沢一を反町隆史さんが熱演しています。
反町さん演じる商社の課長・石沢は一見コワモテの鋭い眼光で、「ったく、今どきの若いモンは……」が口癖ではあるものの、“究極の上司”として若者と接するキャラクター。反町さん自身、共感するポイントも多かったといいます。さまざまなお話を聞いてみました。
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役柄にはとても共感できた
――第1話がTwitterで25万いいね!を超えた吉谷光平氏の漫画『今どきの若いモンは』を原作とした本作ですが、オファーを受けた際、どのような感想を抱きましたか?
反町隆史(以下、反町):僕が演じる主人公の石沢課長は、非常に人間臭いんですよね。(部下に対して)真正面からあまり意見を言わないところもある。僕としてはとても共感できたので、すんなり撮影に入れました。
――放送は各回30分で3話分という新スタイルではありますが、石沢課長の部下への愛の表現がちゃんと伝わります。演じる際に意識したことはありますか?
反町:現場でその時の石沢の気持ちになって相手と接すれば、自然とそれが出てくると思うんですよね。芝居がどうかというよりも、彼が言っている言葉を自分が理解できているかいないかだと思います。
実は真面目に話したり、ツンケンする話し方は意外に少ないんですよ。たまにそれをやるからこそ効くのですが、普段は意外とハズしていますよね。その振り幅がすごくいいなと思いますけどね。
「ったく、今どきの若いモンは……」に込める思い
――その「ったく、今どきの若いモンは……」というセリフを言うときに気を付けたことや、そこに込めた思いはありますか?
反町:全体的に気をつけたことは、上から目線で話さないことですね。命令するようなことは避けなくちゃいけないと思っていて。常に部下たちと目線が一緒だという心は持っていないと、石沢課長の人間味は出て来なくなってしまうので、そこは気をつけていました。
――ちなみに、反町さんが若手の頃、上の世代から「ったく、今どきの若いモンは……」と言われたことは?
反町:たぶん僕も言われたことはあったと思うんですが、あまりまともに受け止めていなかったですね。「うるさいな」くらいな感じだったと思います(笑)。ただ、この歳になると、注意してもらえることがありがたいと思うようになりました。