貸し付け内容と貸し付けを受ける際の条件

貸し付け内容は以下になります。

貸付限度額:10万円以内(特例措置:20万円以内)
貸付利子:無利子
据置期間:2ヵ月以内(特例措置:1年以内)
返済期間:12ヵ月以内(特例措置:2年以内)
返済方法:原則口座引き落とし、月賦返済
連帯保証人:不要

個人情報保護については、規定を確認しておきましょう。5万円を超える金額を借りるとき、借りる方に配偶者などがいる場合は、配偶者などの方も面接が必要になります。

貸し付けには審査がありますので、必要書類を準備して提出します。申し込んですぐに資金を受け取れるのではなく、交付までに最短でも5営業日かかります。新型コロナウイルス感染症の影響が広がるなど、災害で特例貸付が実施された場合は、できるだけ早く交付されることになっています。

緊急小口資金は、公的な貸付制度ですので税金を原資とします。本当に貸し付けの必要性があり、制度を活用することが適切であると確認できる世帯が利用できる制度です。いつわりの申請や不正な借り入れ・使用をした場合は、借入金を即時一括返済するなどの規定も定められています。

相談は社会福祉協議会へ

緊急小口資金の相談・貸し付けは、住所地の市区町村社会福祉協議会で受けてもらえます。無利子で借りられ、据え置き期間があるなどのメリットがありますが、すぐに資金を受け取れない、申し込みの手続きに少し手間がかかるなどの特徴もあります。

資金が必要な場合は、早めに相談して手続きを進めることが必要でしょう。返済の見通しがつくように、普段から家計管理をしておくことも重要になります。

文・藤原洋子(ファイナンシャル・プランナー)

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