家に居る時間が増えたことから、ペットを飼う人が急増しています。その中でも特に人気が高いのが犬です。犬は人の気持ちに寄り添い、喜びや悲しみを共有してくれることから、安定した人気があるペットです。しかし、初めて犬を迎える場合、何を準備すれば良いのかわからないと悩む人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、最低限準備するべき犬用品をご紹介します。

初めて犬を迎えるときに準備する犬用品15個

カテゴリー グッズ
首輪・ハーネス・リード
服・靴
ドックフード
食器(フード・飲水用)
おやつ
持ち運び用ウォーターボトル
トイレトレー
ペットシーツ
ベッド
室内マット
ケージ/サークル
クレート/キャリーバッグ
その他 おもちゃ
うんち袋
迷子札

「衣」に関する用品

犬が身に着け、用意すべきおすすめのものをご紹介します。デザインだけで選んでしまいがちですが、使い勝手や用途も様々あります。また、安全性もしっかりチェックしたいところです。何を選べばよいかわからない場合は、お店のスタッフや周りの人に聞いてみるのも良いですね。

首輪・ハーネス・リード

お散歩やお出かけを含む愛犬との外出に必要なものは、首輪もしくはハーネスとリードです。

首輪は首につけるタイプのもの、ハーネスは胴体に装着する胴輪のことです。どちらもリードを付けて使用します。首輪は装着が比較的簡単ですが、引っ張り癖がある子には、気管への負担が心配になる飼い主さんもいます。ハーネスは胴体に装着するため、首や気管への負担を減らすことができます。胴回りや首回りのサイズに合わせて選ぶ必要があるため、愛犬のサイズをしっかり確認してえらびましょう。

慣れるまでは装着が少し難しいと感じる場合もあります。首輪・ハーネスいずれもおしゃれで可愛いものから機能性を重視したものまでたくさんあるので、好みのものを選びましょう。

また、リードは外に愛犬を散歩に連れて行ったり、トレーニングをしたりする際に必要です。単に愛犬をつなぐためだけのものではなく、引っ張ったり緩めたりすることで、飼い主さんの意思を愛犬に伝え、コントロールして信頼関係を築くための大切な役割もあります。リードも一般的な紐タイプから伸縮リード、巻き取り式リードなど、さまざまな種類があります。初めて犬を迎える方には扱いやすい紐タイプのリードをまず用意することをおすすめします。その後、用途や首輪のデザインと合わせて使いやすいリードを探しましょう。また、夜のお散歩にはLEDで発光するタイプや、反射素材の付いたタイプなどもあります。

服・靴

犬に服を着せることに抵抗がある方もいるかもしれません。しかし、犬の服は単におしゃれのためだけではなく、外出先で抜け毛の飛び散りを防ぐマナーとしてや、体温調節などの意味も持っています。普段から服を着ることに慣れていると、高齢になった時や術後など、服を着る必要に迫られたときにストレスを感じずに着ることが出来ます。日頃からお気に入りの服を見つけて慣らしておくとよいでしょう。また、靴も災害時やアウトドアなど、足裏を怪我する恐れがある際に履くと便利なものです。

「食」に関する用品

何よりもまず買っておかなくてはならないものは、ドッグフードやフードボウル、水入れです。

ドッグフード

ドッグフードと一言で言っても、多種多様な商品があり、いざお店を見てみても「どれを買えば良いのかわからない」と悩むことも少なくありません。ドッグフードは、犬種や年齢、ライフスタイルに合ったものを選ぶ必要があります。特に家に迎えてすぐは、環境の変化による不安やストレスからお腹を壊したり、食べなかったりする場合もあります。迎える前に食べていたものが分るなら、同じものを用意しておくと安心です。

フードは愛犬の健康で丈夫な体を作る上でとても大切なもの。給仕量・与え方など、わからないことは動物病院やペット専門店で相談をするとよいでしょう。

食器(フード・飲水用)

ドッグフードを入れるフードボウルという食器や、飲水用の水入れも準備しなくてはなりません。

フードボウルはプラスチック製のものや、陶器製、ステンレス製のものがあります。プラスチック製のものは軽量で扱いやすい反面、食べている時にひっくり返す場合があります。一方の陶器製のものは重量があるため、食事中にこぼしてしまう頻度は減りますが、取り扱いによっては割れる危険性があります。ステンレス製の食器は、高さのある食器台と一緒になっているものが多いので食べやすくなっています。特に体高のある大型犬は、プラスチック製よりもステンレス製を選ぶとよいでしょう。

そして、フードボウルを購入する際に水入れも忘れずに。水入れはフードボウルと同じボウル状のものを用意しても構いません。留守番中にこぼしてしまう心配がある場合は、ケージに取り付けて舐めて飲水をするタイプの給水器もあります。ただ、お散歩後など多量の飲水を必要とする場合にはボウル状の方が飲みやすいため、必要に応じて両方用意すると安心です。

おやつ

おやつにはさまざまな種類・素材があります。ビスケットタイプ、ジャーキータイプ、ガムタイプなど。まずはいろいろ試してお気に入りのおやつを見つけてあげましょう。選ぶ際には「硬さ・原材料」に注意して選ぶと良いでしょう。あまりに固すぎるものは歯が欠けてしまう場合もあります。アレルギーがある子は原材料をチェックしましょう。

ご褒美、コミュニケーション、トレーニングなど様々な場面で役立つおやつですが、あげすぎは禁物です。一日にあげる量を決めておき、小さくカットしたものを複数回に分けてあげるようにすると愛犬の満足度もアップします。

持ち運び用ウォーターボトル

お散歩や外出中にも愛犬の水分補給は重要です。ボトルからそのまま飲水できるものや、ボトルとボウルを一緒に持ち運べるものなどがあります。特に夏場には熱中症の危険も高まりますので、愛犬の様子に気を配り十分な水分補給を心がけるとよいでしょう。