「横柄」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「おうへい」
です!
「彼は店員に対して横柄な態度で接した」
「相手が横柄なので対応に困ってしまった」
のように使います。
「横柄」は「横行権柄(おうこうけんぺい)」が略された言葉と言われています。「横行」は秩序を無視し無遠慮にふるまう様子を表し、「権柄」は権力をもって人を抑えつけるという意味の言葉です。
「横」には他にも「横暴(おうぼう)」という言葉もあります。
実は昔、門の扉が開かないようにする横木(かんぬき錠)は薄明かりでも見えるように黄色い木が使われていたことから「横」と呼ばれていました。
そこから「横」という漢字が、通行をふせぎとめる・反逆するというネガティブなニュアンスで使われることが多いというわけです。
2つ目の漢字は「杮」
漢字には似たもの同士の字がたくさんありますよね。
「日」と「曰」、「己」と「巳」と「已」などなど……。
今回は上記の漢字よりももっと見分けづらい漢字を見つけました!
その漢字というのが……
「杮」
こちらです。
「かき」ではありません。
この字がなんて読むのか、今日は考えてみましょう。
「杮」読み方のヒントは?
この漢字には、材木を削ったときに出る切りくずなどの意味があります。
「杮」の読みが同じで「木屑」と書かれることもありますね!
日常的には「杮落とし」と使われることが多く、それ以外の用法はほとんど見られません。
「杮落とし」とは、新しく建てられた劇場やコンサートホールなどで行われる初めてのイベントのことを指します。
「推し俳優が新宿の新しい劇場の杮落とし公演に出るらしい!」
のように使いますよ。もうおわかりですね!
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