「家に帰りたい」が口癖の人の心理とは、いったいどのようなものなのでしょうか?その心理構造と特徴を10個の解説で、謎めいた部分の本質に迫ってみましょう!あなたや身近な人が「家に帰りたい...」と呟いたときの参考になることでしょう!
「家に帰りたい」が口癖の人の心理とは?
思考6万回(口癖のもと)
QUOTE
人間は平均すると、1日6万回も思考するそうです。 そして、なんと、その95%が昨日と同じ思考だそうです!! 引用元:幸運に好かれる人が、密かにやっている小さなこと
私たち人間が、無自覚のうちにポロリと口に出してしまう言葉が、口癖。誰でも1つくらいはあるでしょう。私たちは1日に、6万回も思考すると言われており、その95%は前日と同じものなのです。そして、その考えの約80%が、ネガティブなものであるといいます。ザッと計算しても、約4万8千回です。
その考えが、つい、ポロリと口に出てしまえば、何度も同じ言葉を聞いている側にとっては、どうしていいのか考えてしまいますね。本人も気づいていない口癖が、ポジティブなものであれば、聞いている側も気分がいいでしょうし、ネガティブなものであれば、聞いている側も落ち込んでしまうかもしれません。
口癖は自己対話の結果
通常、私たちは、他者と会話をしながら、自分の中で曖昧になっている思考を整理しています。さらに、出した言葉は、自分の耳でも聴くため、会話をすればするほど、思考や感情は整理されていきます。
思考や感情が整理されてくると、自分で自分の状態に気づくことができるようになる為、解決したい問題や悩みに、自分がどう対応したらいいのかが見えてきて、気持ちが変化します。落ち着いて思考することができ、具体的に行動を起こしたりできるようになるのです。そして、心理的にもポジティブな変化を生み出すのです。
このような自分自身との対話を『自己対話』と呼んでいます。『自己対話』した結果、口をついて出る「家に帰りたい」が口癖の人の心理は、ネガティブなものでしょう。では、具体的に10個、解説していきましょう。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:外出先で
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:①逃げ出したい
お医者さんに連れていかれた子どもが、わんわんと泣き叫んで「おうちに帰りたい~(涙)」何が起きるかわからない恐怖心から、そのように叫びます。まったく知らない人ばかりが集まる会場で、何をしていいかもわからず、時間が過ぎるのも遅く感じる...。
見えない、少し未来の不安からも「家に帰りたい」が口癖の人の心理状態になり、ポロリと「家に帰りたい...」とこぼれてしまうのです。緊張感や憂鬱度が高まっている証拠でもあります。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:②気の使い過ぎ
【「家に帰りたい」が口癖の人の心理】と聞いて、気を使うのか?と疑問に思われる方もあるかもしれませんが、実は、周囲の事によく気がつき、相手も気づかないような事に気づいて、その手助けを行うような人も、内心では、早く家に帰りたいと思っています。パーティなどのみんなが楽しめる場であったとしてもです。
その気遣いが、愛情からくるものなのか、働き者と見られたいからなのか、理由や感情がどのようなものであっても、出し過ぎてしまって、枯れた泉のようなもので、安心できる場所で、心のエネルギー補給をしたいと深層心理で思っています。「あぁ...この作業を片付けて、早く家に帰りたい...」
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:③ひとりになりたい
目的が家に早く帰りたい訳ではないのに、「家に帰りたい...」とこぼす人の心理。この「家に帰りたい」が口癖の人の心理は、ちょっと複雑で、“人づきあいが苦手である”と自分で強く思っている可能性が。つまり、目的が“家に帰ること”ではなく、“ひとりの時間をもつ”ことなのです。
“人づきあいが苦手である”という思い込みから、好きな人や親友と一緒に過ごしていたとしても、精神的に疲れを感じ、「家に帰りたい(ひとりになりたい)」とこぼしてしまいます。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:④わがまま
一方で【「家に帰りたい」が口癖の人の心理】を持つ人の中には、わがままな人も居ます。自分の都合や感情の移り変わりから、その場の雰囲気が盛り上がり、周囲の人たちがとても楽しい時間を過ごしていたとしても、「家に帰りたい...」と、感情がそのままストレートに、口をついて出ます。若い男性や学生に多いですね。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑤気忙しい
友人や恋人、あるいは家族旅行のプランを計画する時、あなたはどうしていますか?気忙しい人は、その時間を有効に利用しようと、あれもこれもとプランの中に詰め込んで、そのスケジュールはタイトなものでしょう。当然、翌日の仕事や学校などの予定も、その後の予定として、含まれていますから「(明日の為に)帰りたい」
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:家で
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑥安らげる場所に戻りたい
自宅に居ても「家に帰りたい」とこぼす人。そんな【「家に帰りたい」が口癖の人の心理】は、サザエさん症候群かもしれません。毎週日曜日の夕方にサザエさんを見ることで、翌日から始まる学校や仕事の事を考えると、あたかもその状態に居るかのように感じてしまい、自宅に居ながらにして、「家に帰りたい...」と呟く。
また、家族関係がうまくいっていない場合、外に居ても、自宅に居ても、自分の居場所がないと感じてしまい、「家に帰りたい...」と。厳しい家庭環境や、冷え切った夫婦関係にある人も、自宅に帰っても、落ち着いてくつろげる気分をなかなか得られない為に、口癖として出てしまいます。高い緊張感がほぐれないのでしょう。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑦あの頃に・・・
【「家に帰りたい」が口癖の心理】状態にある人の中には、『家に』の部分に『あの頃に』と同じ意味を持たせている人たちがいます。これは、現状に不満や不安を抱えていて、楽しかったあの頃に...とか、輝いていたあの頃に...など、過去のどこかの記憶の頃の自分に帰りたいという想いから、無意識のうちに呟くのです。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑧おうちっ子
アウトドアよりもインドア。外交的ではなく、内向的。元々、家が大好きであまり出かけたがらない人。出かけていったとしても、用事が済んだら、寄り道もせず帰る人。楽しんできたバカンスから帰った時にも「あぁ、やっぱり家が一番だ。」と口から出てしまう人は、家が一番くつろげて落ち着ける場所であると認識しています。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑨そもそも出かけたくない
朝、目覚めた瞬間から「家に帰りたい...」と無自覚に口に出す人もいます。そもそも出かけたくないのですが、想像力が豊かすぎて、サザエさん症候群同様、ベッドの中に居るにも関わらず、脳内は、職場や学校に居ます。何が起きるのかわからないので、予期不安が強くなり、そのストレスから緊張感が高まるのです。
「家に帰りたい」が口癖の人の心理や特徴10個:⑩充実感が不足
いずれの場合でも、「家に帰りたい」が口癖の人の心理は、ネガティブな要素が多く含まれます。大きくまとめると、今の環境や現状に満足していない証拠。何をしていても、どこに居ても充実感を感じにくく、自分が唯一、落ち着いてくつろげ、安心できるのが『家』ということなのでしょう。正確に言うならば、安心な場所。