大きな音が苦手な人の心理とはどのようなものなのでしょうか?少しの音にでも驚いてビクっとなってしまう人や、怯えてしまう人、そんな人の心理と、物音が怖い理由をここでは深く掘り下げていき、ここでは大きな音が苦手な人の心理として10個にまとめてご紹介していきます!
音が苦手な人の心理は小さい頃のトラウマが原因だった?
幼いころの経験は、一生もの
幼いころの経験したことは一生の思い出に残るものです。良い思い出も悪い思い出も印象的なものがあります。しかし、その頃受けた心の傷というものは、大人になってから受ける心の傷よりも、深く心に刻み込まれ、なかなか消えることはありません。大人になってもたまに頭にフラッシュバックする人もいるぐらいです。
小さい頃受けた心の傷は大人になってからも体や心に影響が残る
そのように小さい頃受けた心の傷は、大人になっても体や心の見えない部分に知らず知らずのうちに影響してきて、自分自身をがんじがらめにします。例えば、小さい頃親同士が不仲で辛い思いをした人、小さい頃親から暴力を受けた人、いじめを受けた人など、さまざまですが、そのどれもがその人にとってつらい思い出なのです。
そのような消したくても消せない過去を引きずって生きている人というのは、大きな音が苦手になったり、些細なところで体や心に支障が出てきます。ここではそんな中でもこういったトラウマなど、様々なことが原因となり、大きな音が苦手な人の心理を10個ご紹介していきます。
大きな音が苦手な人の心理10個紹介!物音が怖い理由とは?【性格】
物音が怖い理由①「小さい頃に両親が不仲だった」
まず大きな音が苦手な人の心理の1つ目は、小さい頃に両親が仲が悪くていつも喧嘩ばかりしているのを泣きながら止めに入った経験のある人や、両親のどちらかがどちらかにDVをしていたりと、親同士が何かしらの問題を抱えていたケースです。その場合、子供は大人になってもずっとその記憶がトラウマとなる場合があります。
ずっと親に本当は仲良く幸せにいてほしいというのは、どの子供でも願うものです。ですが、幼いころに親同士のそんな姿を見てしまった子供というのは、心の奥に深い傷を抱えたまま心を閉ざした子供になる可能性がとても高いのです。そして、その場合に大人になっても心の中に障害を抱えたり、大きな音に怯えたりするのです。
物音が怖い理由②「臆病、または怖がりな性格」
大きな音が苦手な人の心理の2つ目は、もともとの性格が臆病だったり、怖がりな性格が理由で、物音が怖い場合もあるようです。その場合、過去にトラウマが特になくても、病気でなくても何でも怖がりやすく、ちょっとしたことで驚いてしまうようです。生まれつきそういう人なので、特に治療の必要はありません。
物音が怖い理由③「ストレスをためやすい」
大きな音が苦手な人の心理の3つ目は、ストレスを日常的にためやすい人です。ちょっとしたことで気に病んでしまう人や、人に気を遣い過ぎて疲れてしまう人などが多く、人知れずストレスを溜めやすいのです。またストレスを溜めやすいと体も疲れやすくなってしまうことにもなるようです。心と体はつながっているのですね。
こういう人は、なるべくストレスを溜めないようにしたり、あまり気にやまないように自分で考え方を改善する必要があります。そして、ストレスを溜めても、好きな音楽を聴いたり、好きなアロマを焚いたりして、ストレスを上手に発散しましょう。そうすれば、そこまで大きい音が気になるということは徐々になくなるはずです。
大きな音が苦手な人の心理10個紹介!物音が怖い理由とは?【病気】
物音が怖い理由④「精神面が不安定」
大きな音が苦手な人の心理の4つ目は、精神面が不安定だったり、精神的に現在進行形で病んでいる人などです。その場合、苦しみや悲しみ、そして不安に自分自身が完全にとらわれてしまい、少しのことで落ち込んだり、涙が出たりします。そのうえ不安障害なども発症している場合、突然大きな音が鳴ると不安に襲われるのです。
物音が怖い理由⑤「聴覚過敏」
聴覚過敏はあまり聞き慣れない病名ですが、原因も様々なものがあります。例えば、ストレスなどが原因だったり、難聴、てんかんなどの疾病が原因の場合もあったり、特に何ともない場合もあります。
このような聴覚過敏の人が怖いと思う音というのは、救急車のサイレン音や打ち上げ花火、そして人の会話、ドアの乱暴な開閉音、ゲームセンターやボーリング場などの音、駅や歓楽街などの音が怖い場合もあります。
その原因を考えていくと、耳の中の音を伝えるシステムや強弱を調整するシステムがうまく作動していないことや自律神経の乱れが原因だということもいわれています。
物音が怖い理由⑥「音過敏」
小さい音でも大きい音でもこの病気の人は、不意に突如鳴る音が怖いと思う人が多いです。突如予期しない音が鳴るだけで不安に襲われ、少しの音でもビクビクしてしまうのです。そのため、テレビの音も大きい音量だと怖いので小さくボリュームをしぼりますし、飼い犬が吼えることなども耐えられません。
そして、音楽も騒がしいものは受け付けず、少しのピアノの演奏やオルゴール音などしか受け入れられなくなることもあります。そうなってくると、もううつ病やパニック障害の併発も疑ってみた方がいいでしょう。
物音が怖い理由⑦「神経過敏」
大きな音が苦手な人の心理の7つ目は、神経過敏という病気です。文字通りこの病気は神経が過敏に反応してしまい、神経質な人とも言われることが多く、人よりも多くの事に神経がどうしても敏感になってしまう病気の事です。そのため、少しの物音にも反応してしまい、落ち着く暇がありません。
物音が怖い理由⑧「アスペルガー症候群」
大きな音が苦手な人の心理の8つ目は、アスペルガー症候群のような病気を発症している場合です。このアスペルガー症候群とは、大人の発達障害とも呼ばれます。
知的障害までいかないものの、少し自閉症のようなところがあったり、対人関係がうまくいかない人、コミュニケーション能力の欠如、そして限定された物事への執拗なこだわりや興味があるといわれていて、そういった人は、大きな物音なども必要以上に怖がったりするのです。
物音が怖い理由⑨「うつ病」
大きな音が苦手な人の心理の9個目は、うつ病であることです。大人になって物音が怖いなどの人はおそらく多くの場合がこのうつ病を発症しているケースがあり、その場合は完治するまで突如大きな音が鳴ったら、急に不安が襲って来たり、怖くて仕方なくなったりします。そしてうつ病を克服するには長い時間がかかります。
しかし、うつ病は体ではなく心の風邪のようなもので、全く治る見込みのないものではありません。長い時間をかけて周りのサポートもあれば、徐々に治っていく心の病気です。気長に治療に努めましょう。