無言電話がかかってきた経験がある方は、無言電話をかけてきている相手の心理が分からないと、不安でとても気味が悪いですよね。では、無言電話をかけてくる人は、どのような心理や目的を持っているのでしょうか。そこで、今回は無言電話をかける人の心理や目的、そして撃退する対処法や対策もご紹介します。
無言電話をかけてくる心理5選
無言電話をかける心理①相手の声が聞きたい
好きな人の声を聞きたいと思うのは、多くの人が理解できる感情だと思います。しかし、その好きな人とあまり話せない人や、あまり会えないという人は、その気持ちが無言電話をして好きな人の声を聞きたいという心理になってしまうことがあります。
好きな人と普段近くにいられないという人や、普段は喋ることができないという人に恋をしている場合、無言電話で声を聞くという方法を選んでしまうことがあるのです。例え会話ができないとしても、好きな人の声だけ聞きたいという切ない心理が無言電話をさせてしまっているのでしょう。
無言電話をかける心理②自分に気づいて欲しい
好きな人ができたとしても、誰もが相手に積極的にアピールできる人ばかりではないですよね。好きになった人にあまり話しかけることができないけど、自分の存在に気づいて欲しいという場合に、好きな相手に無言電話をかけてしまうという心理になることがあるのです。
冷静な判断ができない状態になってしまうと、無言電話をしてもプラスに働くことはないということも分からなくなってしまうのです。周りが見えなくなり、自分が好きになった相手の気持ちさえ考えることができなくなってしまうことがあります。
無言電話をかける心理③逆恨みをしている
好きな人ができても、その好きな人が自分に興味がないということもあり得ることです。そこで、自分のことを客観的に見ることができないと、自分はこんなに相手のことを好きなのに、その気持ちに気づいてくれない、自分のことを見てくれないということに逆恨みをしてしまうことがあります。
好きという気持ちが強すぎることで、それが憎しみに変わってしまうと、無言電話をするという行動に出ることがあるのです。無言電話は、相手に対する嫌がらせという意味や、それでも相手と繋がっていたいという愛憎が入り混じった感情からくる心理だとと言えるでしょう。
無言電話をかける心理④相手を近くに感じたい
好きになった相手と付き合いたいなどと思うのではなく、ただ相手を近くに感じたいから無言電話をしてしまうという心理もあります。
例え会話ができないとしても、相手の声を聞いたり、電話を通して繋がっているということが嬉しいので、何度も無言電話をしてしまうという心理と言えるでしょう。
無言電話をかける心理⑤イタズラをしたい
無言電話をする人は、ただ暇つぶしやイタズラをしたいという心理で、適当な番号にかけているというケースもあります。相手は誰でもいいと思っているので、無言電話は1回で終わることがほとんどです。
何回も無言電話があるという場合は、電話番号が出回っているという恐れがあり、無言電話に留まらず、犯罪化することもあるので注意が必要です。
無言電話をかけてくる目的5選
無言電話をかけてくる目的①名前の確認をするため
以前はタウンページなどの電話帳には個人の電話番号も多く載っていましたが、最近では防犯上の理由などから、電話帳には自分の名前と電話番号を載せない家庭が多くなりました。しかし、電話帳に自分の名前と電話番号が記載されていないからといって安心はできません。
自宅にかかってくる電話がすべて自分のことを分かってかけているとは限らないのです。もし、電話を出るときに名乗っている方は注意が必要かもしれません。電話に出たときに「◯◯です」と自分の名前を言ってしまうと、相手にこの番号が誰のものなのか分かってしまいます。
名前を確認できた後にまた電話をかけて「◯◯さんのお宅でしょうか?」などと名前を出してかけてくることもあるのです。もし、相手が自分の名前を知っていたら知り合いかと安心してしまいますよね。ここから詐欺などに繋がる恐れがあるので、電話に出る際は最初に名乗らずに出る方がおすすめです。
無言電話をかけてくる目的②どんな人が住んでいるか確認するため
電話がかかってきたら、大抵「もしもし」などと一言声を発しますよね。この一言で、男性か女性か、子供か大人かは把握することができます。
そこで、何回か電話をかけることで、この家には男性か女性か、どんな年齢層の人が住んでいるのかを把握することができてしまいます。
無言電話はどんな人が住んでいるのか把握したいという心理でかけている場合があるのです。大体の家族構成が分かってしまうので、詐欺などの犯罪の対象になってしまうこともあるので注意しましょう。
無言電話をかけてくる目的③自宅にいる時間帯を確認するため
自宅の番号にいろいろな時間帯にかかってくる無言電話は要注意です。例えば、何度も無言電話をかけて、この時間帯は出ないことが多い、この時間帯は出ることが多いなど、家にいる時間帯といない時間帯を把握する目的でかけている場合があります。
現在はネットを使えば、電話番号と名前で住所を特定できてしまうこともあります。すると、この家はこの時間帯は家を不在にしていることが多いと相手が把握してしまうことになり、空き巣などの被害に繋がる恐れがあります。
無言電話をかけてくる目的④嫌がらせ
何回も無言電話をかけてくる場合や、異様に長い無言電話をかけてくる場合は、ただ嫌がらせをしたいという心理のために電話をしている可能性があります。例えば、電話に出たときに動揺したり、不安がったりする様子が相手を面白がらせていることが多いです。
もし、何度もかかってくる場合は、何日の何時頃にかかってきたのかを記録しておくことが大切です。警察に相談をするときに、このようなメモを残しておくことで重要な証拠になります。
無言電話をかけてくる目的⑤ストーカー
無言電話をしている相手は、ストーカーすることを目的で無言電話という行為をしているということもあります。例えば、1日に何度も電話をかけて、相手の行動を監視したり、家に帰ってきたときを狙って電話をかけることもあるでしょう。
こういった、イタズラやストーカーが目的の無言電話は、あなたを精神的に追い詰めたいという心理があるために電話をかけており、エスカレートすると、留守のときに家に入られるなどの被害に遭う恐れもあるので、早めに警察へ相談すると良いです。
無言電話をかけてくる人の性格の特徴
恋愛経験が少ない人
好きな人に対して無言電話をかけるという行為は、健全な行為とは言えませんよね。これまでの人生で、ある程度普通の恋愛経験がある人なら、好きな相手とも直接話をしたり、向き合ったりすることができるので、無言電話などといった行為に出ることはないでしょう。
しかし、恋愛経験が少なかったり無い人にとっては、相手との正しい接し方が分からないけれど、相手と関わりたいという心理から無言電話をしてしまうこともあり得るのです。
他人の気持ちを想像できない人
無言電話がかかってくることは、普通の人にとっては不安になる嫌なことですよね。そのため、自分が大切に思っている人や、好きな人に対してそういった行為をしようとは思わないはずですが、相手が不快に思うようなことをするということは、他人の気持ちを考えられない人だと言えるでしょう。
相手の気持ちを考えれば、例え自分をアピールしたい、声が聞きたいなどの理由があっても無言電話をするという行為はしないでしょう。
しかし、他人の気持ちを想像することができない人は、自分が大切に思っている人にも無言電話をかけてしまうこともあるのです。また、相手に嫌がられているということにも気づかないという人が、そういった人の中には多いです。
無言電話をかけてくる人の気質
消極的な人
普段は基本的に大人しめで、消極的という人は、好きな人に対して積極的にアプローチすることが苦手な人が比較的多くいます。そのため、無言電話をすることで好きな人と繋がりたいという心理から、無言電話をかけることがあります。
執着が激しい人
頭の中が好きな人のことばかり考えてしまい、それ以外のことは考えられなくなるようになってしまうと、やっても良いことと、やってはいけないことの判断すらできなくなってしまうこともあります。
このように、一人の相手に対して執着しすぎるような人は、無言電話をかける人に多い特徴と言えます。一途で愛情深い人とも言えますが、そんな人が善悪の判断がつかないくらいに執着することで、無言電話をしてしまうという結果に繋がることもあるのです。
コミュニケーションが苦手な人
相手と話したり、コミュニケーションを取りたいという気持ちがあってもなかなか実行できない人や、適切なコミュニケーションの取り方が分からないという人、コミュニケーションが苦手な人は無言電話という行動を取ってしまうことがあります。相手とコミュニケーションを取りたいという心理から無言電話をしてしまいます。
ストーカー体質の人
ストーカーとは、特定の相手に対してつきまとったり、必要以上に連絡をしたりすることを言います。そして、ストーカーをする人は、相手と繋がりたいという心理から、つきまとうこと以外にも無言電話をよくすると言われています。
無言電話を好きな人にしてしまう人は、体質的にストーカーの傾向がある人が多いです。また、無言電話の回数が増えたり、自宅で待ち伏せしたりと、エスカレートすることもあり得ます。