都心部に近い田舎は便利で、過ごしやすいメリットがあります。関東圏に移住をしたい人も少なくないのではないでしょうか。

この記事では、関東地方への移住について紹介しています。

関東地方の魅力

関東地方に住みたい!関東地方の基本情報や移住支援制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

関東地方とは、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県、群馬県、栃木県、茨城県を指します。首都圏の都会的な生活から、北関東に代表される自然豊かな生活まで多種多様です。それぞれの地域の特色を紹介していきます。

東京都

東京都の魅力は何といっても日本が誇る最大の都市ということです。全都道府県の中で3番目の小ささながら、国内総生産の6分の1以上を占める程の経済区域。日本の経済を支える最重要地域なだけでなく、東京タワーやスカイツリー、浅草寺に明治神宮など観光地の面もあります。

最近では、東京の一極集中を抑えるため地方への転出が盛んです。一方では東京都独自の子育てに関する支援もあり「東京都出産応援事業」として育児用品や子育て支援サービスなど10万円相当の支援が受けられます。

埼玉県

埼玉県は、関東西部に位置し海に面していない内陸県です。東京のベッドタウンとしての役割も担っていますが、一方で農業が盛んな面もあります。ネギや里芋、小松菜、ほうれん草の生産量は全国1位でブロッコリーや枝豆は全国2位の生産量を誇ります。

「中華麺」や「化粧水」などの製造も全国1位で、多くは首都圏に出荷されています。埼玉県でも「マイホーム借上げ制度」として50歳以上の方が所有する住宅借上げ、子育て世帯等に転貸する制度がありますが、県独自の制度として貸し主の年齢制限を撤廃している為、50歳未満でも制度利用が可能になっています。

千葉県

千葉県は、首都圏の東に位置しており三方を海に囲まれた冬暖かく夏涼しい温暖な気候の地域です。人口密度は第6位で都市部と言えます。しかし、自然豊かな場所もあり平野と丘陵が県土の大半を占めていて、海抜500メートル以上の山地がない日本で唯一の都道府県です。

千葉県は全国有数の農業県であり、日本なしや落花生、ネギなど多くの作物を産出しています。日本の玄関である成田空港など、重要な機関もあります。千葉県には「ちば起業家応援事業」があり、起業したい移住者などに交流イベントなど様々な支援が行われています。

神奈川県

神奈川県は、首都圏の一角を成しており人口は東京についで2番目の多さです。また、昼間の間の人口密度は、東京、大阪に次いで3位と多く、県内の政令指定都市は横浜市、川崎市、相模原市と全国で唯一の三市ある大都市と言える地域です。

その一方で、あたたかい気候にめぐまれ、西部には箱根、丹沢の山々が連なり、南部は相模湾などの海に面していて、風光明媚な観光地という側面もあります。神奈川県には、歴史情緒ある鎌倉や江の島など移住を考える人に人気の地域があります。東京にも通勤圏内という事もあり、移住に人気の県です。

群馬県

群馬県は、関東の北西部に位置し東京の100キロ圏内にある県です。県北部と南部で気候が異なり、北部は標高が高く積雪のある日本海側気候で、南部は首都圏と同じ太平洋気候です。草津、伊香保など日本を代表する温泉大国である群馬県には、100か所以上の温泉地があります。

また、東京に比べると物価が安く、物価の水準を示す「消費者物価地域差指数」は全国1位の低さです。関東の他県に比べて自然災害も少なく、住みやすい県と言えるでしょう。

栃木県

栃木県は関東北部にあり、海岸の無い内陸県です。世界遺産にも登録されている日光東照宮や鬼怒川温泉、宇都宮の餃子などが有名で、東京まで新幹線で1時間と近く、自然あふれた栃木県では農のある生活も実現可能でしょう。

さらに古い町並みや、新しいカフェなど多様な楽しさに溢れた県です。生産量日本一の「いちご」や産出額全国2位の「そば」などグルメにも事欠かない栃木県は、住むのにもってこいの場所でしょう。首都圏から手軽に移住ツアーに参加できるのもありがたいです。

茨城県

茨城県は関東平野に位置し、県の面積は全国の24位ですが可住地面積は第4位と、住みやすい県です。筑波山や日本で2番目に大きい湖の霞ヶ浦、190キロにも及ぶ海岸線が特徴的な自然豊かな地域です。秋葉原までつくばエクスプレスで45分の近さにあり、首都圏も通勤圏内です。

また可住面積が日本一ということもあり、1住宅あたりの敷地面積は全国1位です。平均の1.6倍もの広さで、ゆとりのある生活を送りやすい県でもあります。納豆やメロン、常陸牛が有名で食べ物もおいしい場所で、毎日の食事が楽しみになることでしょう。