仕事において上司から、「やる気が足りない!」「気合いで乗り切れ!」など、精神論や根性論を説かれて嫌気がさしている人は多いのではないでしょうか? この記事ではそもそも精神論の意味とは何なのか、精神論が嫌われる理由5つや、その対処法についてまとめます!

そもそも精神論の意味は?

仕事をするうえで「もっとやる気を出せ!」「根性で行って来い!」など、精神論でアドバイスをされて嫌だという方もいらっしゃるのではないでしょうか。日本の組織ではそういった精神論で話されることが多くあります。そもそも精神論とはどういう意味なのでしょうか?改めて精神論の意味やなぜそういったアドバイスを嫌だと感じてしまうのか考えていきます。

精神論の意味とは?精神論が嫌いな人の特徴は?
(画像=『lovely』より引用)

精神論とは、客観的や論理的な考え方とは対極の考え方で、実際の物事や数値よりも主観的な「努力」や「やる気」を重要視する考え方です。体育会系と称されたり、スポ魂という言葉が使われることもあります。無茶と思われることだったとしても、あきらめずにがむしゃらに頑張ると言った意味があります。また結果の是非にかかわらずそういった努力が美しいといった風潮があります。

精神論の意味とは?精神論が嫌いな人の特徴は?
(画像=『lovely』より引用)

精神論と根性論

精神論と似た意味の言葉に根性論があります。苦難に直面したとしても、根性があれば乗り越えられるという考え方です。「根性」に限定しているので、精神論の中の一つといえます。どちらも体育会系の部活や会社・組織において広く使われている言葉です。

精神論を英語で言うと?

実は精神論は日本人に特徴的な考え方ともいわれます。英語には日本的な精神論、根性論の直訳に当たる言葉はなく、意味合いが近いフレーズに「kamikaze spirit」があります。目標のためにあきらめずに努力するという意味だけでなく、気合いでがむしゃらに頑張るというニュアンスが、玉砕を覚悟の上の「神風」に通じるところがあるのでしょうか。

精神論の意味とは?精神論が嫌いな人の特徴は?
(画像=『lovely』より引用)

精神論が重視されるようになったのはいつから?

精神論や根性論といった言葉が社会に広まる一つのきっかけとなったのが、1960年代に活躍し東京オリンピックでは金メダルを獲得した女子バレーボールチームです。東洋の魔女と呼ばれた彼女らを率いた大松氏の発言から、現在の意味での根性論という言葉が広まったと言われています。

もともと根性という言葉は仏教の教えからきており、意味が変化して今よく使われているニュアンスが含まれるようになりました。根性論という言葉が今のように使われるようになったのは意外と最近のことなんですね。

精神論の意味とは?精神論が嫌いな人の特徴は?
(画像=『lovely』より引用)