職場の飲み会を上手に断る方法
では、どうすれば飲み会を上手に断れるのでしょうか。
しっかりと考えて断らないと後々の関係に影響が出てしまうこともあります。
毎日忙しいことを伝えておく
絶対に飲み会には参加したくない!参加するつもりがないという人は日々の生活の中で少しずつ対策するのがおすすめです。
例えば、職場での何気ない会話の中で「仕事が終わった後家のことをやらなくてはいけないから忙しい」「資格を取るために毎日勉強している」など、私は仕事の後はすぐに帰ってやることがたくさんあるんですよというアピールをしておきます。
そうするといざ飲み会に誘われたときにもやることがあることを理由に断っても嫌な顔をされにくいです。
しかし、資格の勉強をしていると言っているのにいつまで経っても取得していない…となると怪しまれる可能性があるので注意してください。
先約があると伝える
当たり障りのない断り方は「先約があるのですいません」と言って断ることです。先約があるのにそれを断ってまで飲み会に参加しろという人はほとんどいませんし、そんな事する人は非常識です。
どんな人でも先約や用事など理由があって断ることに関して悪いとは思いません。
しかし、毎回毎回先約があると言って断ると「本当に約束があるのか」「飲み会が嫌なだけなのではないか」と思われてしまう可能性があるので、数回に1度は違う理由を作るのがおすすめです。
家の距離や交通手段を理由に断る
会社にいる人全員が近い場所に住んでいるとは限りません。人によっては片道1時間以上かけて職場へと通勤している人もいます。
そういった人の場合、飲み会に参加してしまうと帰宅時間が遅くなってしまう、途中で交通手段がなくなってしまうということを理由に断ると良いです。さすがに、タクシーで帰れば良いといってまで飲み会に参加させようとする人はいません。
しかし、自分と近い場所に住んでいる人が飲み会に参加する場合には言いにくくなってしまう可能性があります。
申し訳なさそうなフリをする
飲み会の誘いを断る時に絶対にやってほしいのが申し訳無さそうな態度や言い方で断るということです。飲み会に行くことは義務ではありませんが、笑いながら飲み会に参加できませんと言われるとあまりいい気はしません。
申し訳ないと思う必要はありませんが、本当は行きたいけどどうしてもいけないんですという雰囲気を出しておくと印象が悪くなることなく飲み会を断れます。
また、職場で飲み会での話題が出たら「次は行けたら良いなー」と嘘でもいいので言っておくと本当に行きたかったんだという風に見せられます。
職場の飲み会に参加しなくてはならないときに気を付けたいこと
飲み会が苦手であっても、場合によっては参加せざるを得ないときもあるでしょう。ましてや職場の上司たちと一緒に飲むならば、最低限のビジネスマナーが行えるよう心掛けたいですよね。
ここでは、会社での飲み会の際に気を付けておきたいポイントをいくつか見てみましょう。
席次を意識する
会社の飲み会で気を付けておきたいことの1つが席次です。部屋の造りや集まった人数によって変わってくるのですが、ほとんどのテーブルで奥が上座、部屋の入口に近いところが下座となっています。
席の順番としては、目上の人から上座へと座らせるようにしましょう。和室の部屋では床の間の前が一番の上座となっていますが、上司が話しやすいよう中央の席から座ることも多いです。
もし、自分より立場が上の人が遅れてくる場合であっても、その席を詰めずに空けておくようにします。
ミニスカート・胸元の開いた服装は極力避ける
飲み会での身だしなみにも気を付けておきたいところ。基本的には、それぞれ職場の規則に従った服装であれば特に問題ありません。
ですが、座敷に座る場合は足元や胸元が見えやすくなるため、極端に短いスカートや襟元が大きく開いたブラウスなどはできるだけ避けるようにしましょう。
ほかにも、ブーツなどの履物は置き場所のスペースが限られてしまう上、脱ぎ履きの動作に時間がかかってしまいます。あくまでもビジネスの場にふさわしい靴を選んでみてくださいね。
飲みすぎには要注意
雰囲気が盛り上がってくるとついついお酒が進みそうですが、延々と飲み続けてしまうのはNG。無礼講とはいえ、飲み過ぎてしまうと酔っぱらって周りに迷惑をかけてしまうだけでなく、あなた自身の健康を損ねてしまう恐れもあります。
飲み過ぎないためには、たとえ周りからお酒を勧められたとしても無理して飲まず控えることも大切です。お酒に対して自分の適量を理解した上で楽しく飲みましょう。
乾杯のマナー
乾杯のときに覚えておきたいマナーとしては、目上の人より自分のグラスを少し下げること。最近では特に気にしないという上司もいるようですが、基本的なマナーですのでしっかり守りましょう。
少人数ならまだしも、上司や後輩が混ざり合った大勢での飲み会では上下関係が把握しづらくなります。そんなときは、自分のグラスが一番下になるよう乾杯してみてくださいね。