念願のヨガインストラクターになれた! でも毎回「クラスの作り方は悩みのタネ…」と、頭を抱えているインストラクターは少なくないはず。
クラスの構成のことをヨガでは「シークエンス」といいますが、シークエンスをどのように組み立てるかでヨガの効果は大きく変わってしまいます。
ティーチャーズトレーニングの中でシークエンスの作り方についてざっくり学んでいると思いますが、ここではシークエンスの作り方の基本についておさらいしておきましょう。
シークエンスって何のためにあるの?
シークエンスとは「連続」「順番」などと訳され、ヨガではクラスをどのように展開していくのか、その流れのことをシークエンスといいます。
シークエンスを事前に準備しておくことが、クラスをリードする上での台本となり、効果を出すためのレシピにもなるので非常に重要なものです。
流派によってはシークエンスがあらかじめ決まっている場合もあります。
決まったシークエンスだけを行うことは、インストラクターにとっては負担が少なく、また生徒さんもシークエンスが頭に入っていれば、いちいちインストラクターのポーズを見たり説明を聞いたりする必要がなくなるメリットがあります。
ただ、新しいポーズにチャレンジできない、気分に応じてヨガの練習内容を変えることができない、マンネリになるといったデメリットもあります。
インストラクターにとって、オリジナルのシークエンスを考えられることはチャンスです。
シークエンスを考えることは、自分のヨガを成長させる最大のトレーニングになるからです。
シークエンスは考えておかないといけないの?
インストラクターが自由にリードできるクラスを担当する場合は、基本的にその都度シークエンスを考えておくべきです。
クラスのたびにシークエンスを考えるのは、確かにインストラクターにとって負担になる部分もあるかもしれません。
しかしシークエンスがなければ、クラスは中途半端な内容になりがちです。
プロとして、シークエンスを大枠だけでも考えて準備しておくことは必要だと思います。
何よりシークエンスを作ることで、クラスを流れるように進められますし、生徒さんにはヨガの効果をストレスなく体感してもらえます。
さらに、怪我の予防やオーバーストレッチの予防にも繋がります。
その日のクラスのシークエンスができたら、クラスをはじめる前に「今日のクラスの目的、どんなポーズが出てくる予定なのか2~3例」程度の情報をシェアしておくと、生徒さんもクラスに参加するモチベーションがグッと上がると思います。