胃をいたわることが気象病対策に
では、気象病の可能性がある場合、具体的にどのような対策をしたらいいのでしょうか。久手堅先生は意外にも、「胃をいたわる」ことが気象病改善への近道だといいます。
「“胃脳相関”という言葉をご存知でしょうか? 実は、胃と脳は自律神経を介してお互いの活動に影響を与え合っているんです。気象病の患者さんには胃の不調を訴える人がとても多いのですが、胃に不調がある人は自律神経の働きが乱れていることが多いので、それが気象病の症状につながっていると考えられます」
つまり、自律神経の働きを整え気象病の症状を改善するには、まず胃の調子を整えるのが有効だということ。
「胃の調子を整えるには、食生活を見直すことが第一。LG21乳酸菌のような胃に働きかける乳酸菌の入ったヨーグルトや発酵食品を日常的に摂るのがおすすめです」
胃酸に負けない特性を持つLG21乳酸菌は、胃の働きと同時に自律神経の働きも改善することが研究で明らかになっているとか。まさに気象病対策にぴったりです。
「また、胃は圧迫にも弱いので、胃を圧迫するような悪い姿勢を続けるのもタブー。できるだけ背筋を伸ばした正しい姿勢を心がけてください」
おすすめのボディケアは“耳マッサージ”
そのほか、気圧の影響を受けやすい耳をマッサージするのも気象病に効果的だとか。下記のマッサージを、一日1回でもいいので行う習慣をつけるのがおすすめだそうです。
耳のマッサージ・耳たぶの真ん中をつかみ、水平方向に強めに(耳が少しキーンとするくらい)5~10秒引っ張り、ぱっと手を離す。これを数回くり返す。
・耳たぶの真ん中をつかみ、耳たぶを引き上げたり引き下げたり、グルグル回したりする。これを数回くり返す。
耳の周りがポカポカしてきたり、刺激を感じて気持ちよくなったりすればOK。とても簡単なので、これなら仕事や家事の合間にさっとできそうですね。
「マスクをかけていると耳が引っ張られますし顎回り全体が疲れやすくなるので、マッサージをしたり暖めたりすることで、その緊張も緩めてあげてください。マスクをしていると呼吸も浅くなるので、ときどき深呼吸して体をリラックスさせてあげるのも自律神経のためには大切です」
3~4月やGW明けには要注意
自律神経が大きく関わる気象病を予防&改善するには、やはり日頃からのセルフケアが何よりも重要だと久手堅先生は言います。
「たとえば、1時間に一回はパソコンを離れて簡単なストレッチをするとか、少し早寝早起きをして軽く体を動かすとか、そうしたことでも交感神経と副交感神経の切り替えがうまくできるようになってきます。好きなものに触れてリフレッシュするのもいいですよ」
3~4月は気象病に要注意な時季ですが、平均気圧が下がるうえに新生活で溜まった疲れがどっと出る5月のGW明けあたりも、気象病の患者さんが一気に増えるのだとか。胃をいたわる食事や耳マッサージなど、気象病に負けない体になるための習慣を、早めに取り入れておきましょう。
<文/持丸千乃> 持丸千乃
提供・女子SPA!
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