寒い冬になると、愛犬も温かいごはんが食べたいのでは?と考える飼い主さんもいるようです。しかし、ドッグフードは温めた方が良いのか、どんな食材なら食べさせてもいいのか、分からないことも多くあります。大切な家族だからこそ食事にまで気を遣いたい!という飼い主さんに、本記事では犬に食べさせても良い冬の食材とその与え方についてご紹介します。
冬は犬のご飯や飲み水を温めるべき?
愛犬のごはんや飲み水は、寒い冬だからといって温める必要はなく常温であれば問題はありません。もし、温める場合は熱くなりすぎないように注意が必要です。人間にとってはおいしいと思うような温度でも、愛犬にとっては熱すぎる場合があります。これは、犬が人間ほど咀嚼をせずに食べるため、口の中で食べ物を冷やすことが苦手だからです。
ごはんは体温近い38~40℃くらいが良いでしょう。40℃以上にすると火傷してしまうこともあるので、細かな温度調節が必要です。逆に冷たすぎる食事も好ましくありません。胃腸に負担をかけ、消化不良の原因となる場合があります。特に屋外飼育をしている場合はお水やごはんが冷え切ってしまわないよう注意してください。
ドライフードの温め方
冬にドライフードを温めるには、ステンレスか陶器の容器を使います。これをお湯の中に入れて、容器自体を温めます。温まったらお湯を捨て、その中にドライフードを入れるのです。この方法だと自然に温まり熱くなりすぎる心配がありません。電子レンジを使用しても良いのではと思うかもしれませんが、高温により栄養素が損なわれる場合もあります。
ドライフードは温めることで香りが引きたち、愛犬の食欲を引き立てる効果があります。最近ちょっと食べ飽きてきたかなと思ったら、試しに少しドライフードを温めてみるのも良いですね。
ウェットフードの温め方
缶詰やレトルトパウチに入っているウェットフードは、37℃くらいのお湯につけることで温められます。こちらも、40℃以上のお湯にすると火傷してしまう可能性があるので温度を上げすぎないよう注意を払いましょう。人間からしたらぬるいくらいがちょうど良いと覚えておきましょう。
飲み水の適温
飲み水の適温は常温ですので、基本的には15~25℃になります。あたためる場合は、人間がぬるいなと思うような温度の30℃~35℃くらいがおすすめです。こちらも熱くしすぎないように注意しましょう。温度を毎回はかるのは億劫だという方は、常温と覚えておけば大丈夫です。