筋膜リリースをした方がいい人
次のような心身の不調に心あたりがある方は、筋膜リリースをおこなってみるとよいでしょう。
1:最近、リラックスできていない
筋・筋膜が緩むことによって、マッサージ効果や深いリラックス効果を感じることができます。
なかでも呼吸器筋である肋間の筋肉および横隔膜が弛緩すると、呼吸が深まってリラックス効果がより高まるでしょう。
肩を下げ、肩甲骨同士を中央に寄せるようにして胸を開くとさらに呼吸しやすくなりますよ。
2:身体の歪みが気になる
姿勢のクセによって隣り合う膠原線維同士の癒着が起こると、筋膜が短縮し、身体に歪みを作る原因のひとつになります。
左右で硬さが違うようなパーツがあれば、“硬い方”を重点的にリリースしてあげましょう。
3:ストレスを感じている
情緒的ストレスが身体に緊張を生じさせるように、身体的ストレスは情緒面での緊張を作り出すのだそう。
筋膜組織が身体的緊張から解き放たれると、情緒的にも解放されていくでしょう。
そこで試してもらいたいのが、身体の前面を伸ばす姿勢。
負の感情は、身体の前面を伸ばすことでもリリースできると言われているためです。
次のような姿勢で下を向いていた目線を引き上げ、呼吸を深めてあげると気持ちが前向きになるでしょう。
※ 頭をうしろに倒し、手で胸を引き下げるようにする
4:免疫力や代謝を上げたい
皮膚のすぐ下にある浅筋膜には、毛細リンパ管や末梢血管が走っています。
浅筋膜の動きがよくなると、リンパ系の流れもよくなり、免疫力や代謝アップに期待できるでしょう。
では反対に、筋膜リリースを控えた方がよいタイミングや身体の状態は?
お酒を飲んだあとや体調が優れないとき(病中)、怪我をしているとき、身体に痛み・違和感があるときなどは筋膜リリースを控えましょう。
筋膜リリースの方法
筋膜リリースの方法としては、
①静止した姿勢で
②身体を一定方向ではなくさまざまな方向へと解きほぐすこと
が大事なポイントになってきます。
例えば、ヨガのポーズ。
静止した姿勢で身体のねじりや伸びを意識するヨガのポーズは、筋膜リリースに適していると言うことができます。
各ポーズ5呼吸ほどキープすることが多いかと思いますが、筋膜をリリースするためにはもう少し長く。
90秒以上のキープ時間でおこなってみてください。
その際、強すぎる力(伸び)や無理な引きはがしは筋膜を痛める原因になるので気を付けてくださいね。
筋膜リリースで体の悩みを解消!
ここまで、筋膜リリースの効果や方法を説明してきました。
いろんな効能があるので、ぜひ生活に取り入れてみてください。
提供・yoganess
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