〝自分らしさ〞に気づく旅

『DRESYMCメディアカルトレーナーズスクールY』より引用
(画像=『DRESYMCメディアカルトレーナーズスクールY』より引用)

ヨガやアーユルヴェーダと出会ったきっかけを教えてください。

元々は大企業で働いていてそれなりの成功を収めていました。

でも、なぜか満たされなくて。自分の人生に満足できていなかったのです。

医師に「治癒不能」と言われたリウマチ関節炎にも悩まされていました。

会社を退職したのは「私にとっての人生の意味」が知りたかったから。

最初に取り組んだのは瞑想でした。

それからヨガの練習をするようになり、人生が変わっていきました。

さらにアーユルヴェーダと出会ったのはインドで修行をしていた時。

健康的な食生活を心がけ、自然の方法を色々試していましたが体が硬く、思うように動かないうえ痛みもある状態でした。

ところがインドで知り合った人にアーユルヴェーダの「ギー 」を勧められ摂るようにしたところ、硬くて弱かった体が柔軟性を取り戻しました。

アーユルヴェーダのおかげで病気を完全に克服できたのです。

マイラさんはヨガとアーユルヴェーダを実践するようになって納得のいく人生を送れるようになったのでしょうか。

この生き方は私にはとても理に適っていると感じます。

色んなことがうまく流れ始めるようになったからです。

以前は何をしても自分の中に満足感が得られませんでしたが、今はとても生きるのが楽になりました。

もちろん、全てが自分の思った通りになるわけではありません。

でも、エゴを極力取り除いて流れにのっていれば必要なものは自然に訪れてきます。

私たちは欲しいものや叶えたいことに対してどうしても執着しがちですね。

だけどそれはすぐに手に入れられるとは限らない。

思い通りにならなくても「自分に必要ではなかった」と執着を手放すことができれば、最終的には自分が思っていた以上のものが得られます。

マインドに支配されるのではなく、自分でコントロールできる。

ヨガとアーユルヴェーダを実践するとそれがわかるので、生きるのがとても楽になります。

世界中を巡ってヨガとアーユルヴェーダを伝えていらっしゃいます。
現在のような活動をするきっかけは何だったのでしょうか?

これまでお伝えしたような、私が学んだことを若い人たちにも伝えたいと思ったのがヨガの指導を始めたきっかけです。

最初の17年くらいは毎日のようにヨガクラスを開催していました。

その後はヨガのトレーニングやリトリートを提供するようになり、アーユルヴェーダのセラピーやトリートメントも提供するように。

今では対面とオンラインの両方で世界中の人を相手にヨガとアーユルヴェーダに関するあらゆることを伝えるようになりました。

世界中のクライアントにコンサルテーションをしたり、学びの場である「ハレプレ」トレーニングやリトリート、浄化のセラピーを提供したりしています。

健康のカギはバランスと消化力

『DRESYMCメディアカルトレーナーズスクールY』より引用
(画像=『DRESYMCメディアカルトレーナーズスクールY』より引用)

日本にも定期的に訪れているそうですね。日本についてどんな印象をお持ちですか?

日本の「和」の概念は、バランスと調和を意味する「サットヴァ」というアーユルヴェーダの概念と一緒だと思っています。

日本の人はいつも笑顔でいるのがとても素敵ですね。

普段生活していると自分との精神的なつながりを意識することはまずないと思いますが、日本の人は他の国の人よりも自分の内側とつながるのが上手なように感じます。

それは素直な人が多いからかもしれません。

自分が興味を持ったことには柔軟性を持って取り組むことができる印象があります。

ヨガやアーユルヴェーダの教えを理解し人生に彩りと輝きをもたらすことに目覚めていく様子を見るのはとても喜ばしいことです。

ちなみにお箸や風鈴、浴衣といった日本の文化を私も日常生活に取り入れていますよ。

今回の滞在ではアーユルヴェーダ料理のワークショップも開催するそうですね。
料理にも力を入れていらっしゃるのですか?

はい、よく作るのはアーユルヴェーダ流のお寿司。

魚の代わりに野菜をたくさん使い、スパイスに梅を使うことも。

アーユルヴェーダ料理ではスパイスをたくさん使いますので、シソや山椒、胡麻、梅といった日本のハーブや食材もよく使います。

アーユルヴェーダでは食事に関してもたくさんの教えがあります。

健康のカギはバランスの良い食事と、消化力を高めることです。

〝消化の火〞と表現し「アグニ」と呼びますが、これをいかにケアするかが健康に大きな影響を与えると考えられています。

アグニを適切な状態に保つにはきちんと座って食べること、よく噛むこと、規則正しい時間に食べること、4〜6時間ほど

食間をあけることなどが必要です。

そしてしっかり睡眠をとること。

食事は寝る2〜3時間前に済ませ、体質にもよりますが7〜9時間くらいは寝られると良いですね。

このようなことを心がけアグニを適切に保てていれば目は輝き、肌は透き通ります。

代謝もアップしお通じもスムーズになります。

エネルギーのレベルも最適に保たれます。

食事や睡眠といった日常のことから考え方や生き方などの精神面まで、生きることの全てが体系化されているのがアーユルヴェーダなのですね。
最後に読者へのメッセージをお願いします。

私たちの周りにあるものは絶えず変化していきますが、自分の内側は永遠に変わりません。

とても神秘的なことですが皆さんに知っていただけたらなと思います。

私たちの体と心は神様からのギフト。

それを使ってどのような姿勢で生きていくかによって、辿り着く場所は変わっていきます。

自分の内側とつながり自分らしさを取り戻すことでより充実した楽しい人生が叶うのです。

Hale Pule

Hale Puleでは、皆さんがヨガやアーユルヴェーダを始めたり、深めたりするための、アーユルヴェーダ入門講座オンラインコース、アーユルヴェーダ・ヘルスカウンセラー資格取得プログラムといった幅広いプログラムやリトリート、トレーニングをご用意しています。 また、アーユルヴェーダ・コンサルテーション、直観力ヒーリング、パンチャカルマ・ホームセラピーなど、あなたの心身の健康を高めるサービスや製品も提供しています。

提供・YMCメディアカルトレーナーズスクール



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