まるでヨーロッパのような街並みと美しい花畑、光のイルミネーションを楽しめる長崎県のテーマパーク「ハウステンボス」。アトラクションはもちろん、花火やグルメなど、体験したいエリアが多すぎて迷っちゃう・・・。そんな方でも1日で十分楽しめるハウステンボスの見どころを7つのエリアに厳選してご紹介します。
ハウステンボスってどんなところ?
ハウステンボスは長崎県佐世保(させぼ)市にある大型テーマパーク。ハウステンボスとは、オランダ語で「森の家」という意味で1992年にオープンして以来、オランダのような街並みと季節の花々、イルミネーション、アトラクションを目的に多くの観光客が訪れています。
敷地内の面積は152万平方メートルと日本のテーマパークでは最大の広さがあります。アムステルダムシティ、ハーバータウンなど、歩いてまわるのは大変・・・。そんな方には、場内をまわる「パークバス」を利用しましょう。ウェルカムエリアからパレスハウステンボスまで1時間に3~5本往復で運行しています。
また「カナルクルーザー」と呼ばれるクルーズ船も就航しています。1時間に4本、15分間隔でウェルカムエリアからタワーシティの間を約10分~12分、往復で運航しているので、早めに目的のお店やアトラクションを利用したい方におすすめです。
あわせて場内やその周辺にあるオシャレなホテルにも注目。ハーバータウンにある「ホテルヨーロッパ」や「ホテルアムステルダム」など、ハウステンボス直営のホテルがあるほか、「ホテルオークラ JRハウステンボス」や「ホテル日航ハウステンボス」といった場外のホテルもあります。異国情緒のあるリゾートホテルで泊まってみるのもおすすめです。
ハウステンボスへは電車で行くことが可能。長崎駅からはJR長崎線・大村線の快速シーサイドライナーで約1時間40分で最寄りのハウステンボス駅に到着。また長崎空港からはバスで約1時間、博多駅からは特急ハウステンボスに乗って約1時間50分でアクセスできるので、あわせて利用してみて。
【見どころ1】オランダの雰囲気を感じられる花と風車のエリア「フラワーロード」
まずはハウステンボスで一度は見てみたい「フラワーロード」へ行きましょう。場内にはオランダの風車が回っているほか、毎年2月下旬~4月上旬にかけてチューリップ祭を開催。100万本の色とりどりのチューリップが咲き誇ります。オランダ風車と宮殿を背景に記念写真を撮ってみては。
フラワーロードで咲くチューリップは、ストロングファイヤーやファーストスター、ストロングゴールド、ライラックカップなど16種類。形が変わったものもあり、写真映えしそうなチューリップを見ることができます。
またチューリップ祭の期間中には、光のチューリップを見ることができます。世界では初めて有機ELを使った光のチューリップがあり、音楽と合わせてイルミネーションショーも行われます。
【見どころ2】アミューズメントを体感できるエリア「アトラクションタウン」
フラワーロードから少し歩いたところにある「アトラクションタウン」。VR系から謎解きゲームといった10以上のアトラクションが集まっているほか、歌劇団の劇場やお店もあり、レジャーはもちろん、グルメやショッピングも楽しめます。
VRを体感できるアトラクション
アトラクションタウンではVR(仮想現実)を活用したアトラクションがあります。「VRワールド」では、VRゴーグルを着用したスリリングな体験が可能。ボートに乗って恐竜が住む島を進む「激流ラフティング~恐竜島の大冒険~」では、真っ逆さまに滝から落ちたり、巨大な恐竜に遭遇するなど、スリルを体感できます。
また「ウルトラ逆バンジー~体感5Gの宇宙旅行~」では、「劇場用シートMX4DR」と呼ばれる風や水しぶきが飛んでくるシートに座って地球を飛び出すジャンプを体験することも。人気のアトラクションのため整理券を配布しているので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。
この他にも、現実ではありえないスリルとスピード館を楽しめるジェットコースター「VR-KING(ヴィアール キング)」や、450度の空間VRでダンスができる「バハムートディスコ」があり、仮想空間での不思議な感覚を満喫できま。
写真映えしそうなイルミネーションにも注目!
日が暮れると、アトラクションタウンでも幻想的なイルミネーションを見ることができます。「光のアンブレラストリート」では、約100メートルの通りの上空にカラフルな傘が並びます。30分ごとに音楽に合わせたイルミネーションショーが行われており、季節によって傘の色合いが変わるので、スマホなどで写真映えしそうな1枚を撮影できますよ♪
また噴水広場では、期間限定でライトアップした季節の花々やモニュメントを見ることができるほか、少し歩いたところにある「ハートウォール」では、レンガの壁にハートのカタチをした光輝くイルミネーションを楽しめます。カップルの方々はぜひ注目してみて。
長崎カステラを買いたい人必見!「カステラの城」
アトラクションタウンを含め、ハウステンボスの各エリアにはお土産を買えるお店が集まっています。「カステラの城」は、長崎を代表するお菓子・カステラを取り扱う専門店。オリジナルブランドから老舗とコラボしたものなどを販売しています。
おすすめの一品は「千年の森 カステラゴールド」。しっとりふんわりとした食感を味わえます。この他にも、稀少な和三盆糖を使った「千年の森 和三盆カステラ」(税込1,300円)や、和三盆と抹茶、小豆の3種類の味を楽しめるカステラ(1箱6袋入り・税込1,100円)も手に入ります。
また福砂屋(ふくさや)や文明堂(ぶんめいどう)といった、長崎の老舗が作ったカステラも販売。中でも和泉屋(いずみや)の「長崎カステララスク」は和三盆を使っており、サクッとした食感と上品な甘さが魅力です。
【見どころ3】最先端のデジタルアートを楽しめる「光のファンタジアシティ」
2021年3月にオープンした「光のファンタジアシティ」。花や宇宙、海、音楽など、7つの幻想的でかつ神秘的な光のアートを楽しめます。
自分にピッタリな花と出会える研究所「フラワーファンタジア」
最初にご紹介するのは「フラワーファンタジア」。光の花を作る実験工房をはじめ、壁に映し出される花のプロジェクションマッピングなどを見ることができ、音や香りを感じながら煌びやかな花々と出会えます。
1階の奥に行くと「MOSAIC FLOWERS(モザイク フラワー)」と呼ばれるコーナーがあります。壁の前に立つと、四季の折々の花の中から自分だけの花が咲き、花言葉を教えてもらえます。
また「FLOWER SHOWER(フラワー シャワー)」も注目。事前に専用のアプリをダウンロードした後、専用の読み取り機にスマホを置いて座ると、自分に最適な花の作品が壁に映り出されるのと同時に、香りもかぐことができます。
また2階の「GARDEN OF REFLECTION(ガーデン オブ リフレクション)」では、足元から天井までの四方に美しい花を見られます。自分で花の種を植えた後に、しばらく経つと色とりどりの花が咲くという演出がありますので、ぜひ試してみて。
銀河の世界を体感できるプロジェクションマッピング「宇宙のファンタジア」
近未来の宇宙センターをイメージした「宇宙のファンタジア」は、銀河の世界を体感できるフロア。大迫力の音と光を駆使しながら、宇宙旅行を体験できます。
スペースギャラリーで説明を聞いた後は「Control Room(コントロール ルーム)」へ。銀河巡りで必要な光を集めるゲームを楽しめます。体験した後は「Galaxy of Lights(ギャラクシー オブ ライツ)」へ。美しい光の銀河を巡りながら宇宙の神秘を体感できます。
光の海の世界を体感できる「海のファンタジア」
「海のファンタジア」は、神秘的な海の世界を光で表現するコーナー。映像や音、香りなどを感じながら海中や深海の世界をまわり、生命の神秘さを体感できます。「Fluid Wall(フルイド ウォール)」では、壁に映し出されたアートをふれると、オリジナルのクラゲを自由に生み出すことができます。
また「Shoal of Shadows(ショール オブ シャドウズ)」では、色とりどりの光で巨大な魚群をイメージしており、迫力のある魚群を見ることができます。自分の影も魚群の一部として映し出されることもあるので、ぜひ体感してみて。
さらに「PARADISE(パラダイス)」では、深海に生息する生きものたちが泳いでいる姿を見ることも。謎に満ちた深海の世界に潜り込めます。
不思議なピクニック体験が受けられるカフェ「森のファンタジアカフェ」
光のファンタジアシティでひと休みしたい方におすすめのお店が、「森のファンタジアカフェ」。不思議な木のある森と美しい花畑をイメージしたカフェで、華やかな色合いをしたドリンクや軽食を味わえます。
店内には、色鮮やかな花に囲まれたデジタル花畑や光の大樹があります。時間が経つに連れて色彩が移り変わり、ロマンチックな光の世界を体感できます。
ドリンクでは、ノンアルコールを含むカラフルな色合いをしたカクテルやジュースを提供。レモンと炭酸で割った「レモンブロッサム」や「ファンタジアネーブル」(税込1,000円)など、写真映えしそうなドリンクが揃っています。光の大樹を囲う「花咲く野原」にドリンクを置くと、光の花びらが咲くので、試してみては。