セルフでヘアカラーをする人の間で大人気のマニックパニック。色の種類が豊富で鮮やな色が多いと評判ですが、マニパニは黒髪の人でも染めることができるのでしょうか?ここでは、マニックパニックの使い方とともに、きれいに染めるコツや魅力をあますところなくお伝えしていきます。
マニックパニックの魅力とは?
マニパニはニューヨーク発祥のブランド
マニックパニックは愛用者の間でマニパニと呼ばれて親しまれています。1977年にニューヨークで誕生したエンターテイメント系のショップブランドで、数々の有名アーティストから愛されてきました。
なかでも今回ご紹介するヘアカラークリームは、その個性的な色遣いが世間に大きな衝撃を与え、ハリウッドのセレブやモデルたちから絶大な支持を得ています。
いまや日本を含む世界50カ国以上で愛されるブランドとなったマニパニは、ファッションに敏感な若い人を中心にブームが続いています。
マニパニはトリートメント成分でできている
マニックパニックと他のヘアカラーとの大きな違いは、通常のヘアカラーが化学薬品からできているのに対し、マニックパニックはトリートメント成分でできているということです。
化学薬品を使ったヘアカラーは髪を傷めてしまうことが多く、これが多くの女性たちの悩みの種となっていましたが、マニックパニックはトリートメントで染めるので、髪にとてもマイルドです。
トリートメントで染めるというと、カラートリートメントを連想する人がいるかもしれませんが、カラートリートメントは染まるまでに時間がかかるので、何回か使い続けてようやくほんのり色づいていきます。
こちらでご紹介するマニックパニックはトリートメントでありながらも、色が入りやすくビビットな色を楽しめるようになっています。
マニパニは色をまぜて自分だけの色が作れる
マニックパニックのヘアカラーは、マニックパニックのカラー同士を好きなように混ぜ合わせて、自分だけのオリジナルの色を作ることができます。
従来のヘアカラーではなかなか好みの色が見つからず、色選びに苦労したものですが、マニックパニックなら、まるで絵の具を混ぜるように好きな色を作ることができるのです!
おしゃれに妥協したくない人には、これは大きなメリットです。誰かと色がかぶることもなく、自在に色を操れるなんてワクワクしますね。ただし染めるときには、地毛の色が大きく影響するので、もともとの髪の色も考慮して考えなければいけません。
色の展開が豊富
マニックパニックは全部で48色もの展開があります。綿あめのようなふんわりと女の子らしいピンクや森のような緑、目を奪われずにいられない紫、目もくらむような究極の赤など、斬新で鮮やかな色が多くあります。
1色のみで染めてもきれいですが、複数の色を使ってグラデーションカラーにしても綺麗です。また、今の髪の色を生かして、毛先だけを染めてもいいですよ!個性を出したい人にマニックパニックは最適なヘアカラーなのです!
番外編|今使ってるシャンプーで本当に大丈夫?
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マニックパニックは黒髪を染めることは難しい
日本人の多くは地毛が黒色です。とても濃い色なので、黒髪にヘアカラーで色を重ねても、ほんのり少し染まるぐらいにしかなりません。これはマニックパニックに限ったことではなく、ヘアカラー全体にいえることですが、黒い紙の上にカラーインクで字を書いてもほとんど読めませんよね?
黒髪を染めるというのは、これに似ています。では、どうやって髪の毛に色を入れるかというと、黒髪の人は、まずブリーチで脱色することが必要です。
もちろんわずかに色味を変えるだけならブリーチをしないで染めることも可能ですが、マニックパニックの色を楽しむには、ブリーチをしてから染めることをおすすめします。もともと茶髪や金髪の人なら、ある程度染まりやすいでしょう。
「ヴァージンスノー」でよりきれいな色に!
きれいな発色を楽しむにはブリーチが必要だというお話をしましたが、実はブリーチだけでは、髪に黄色みが残ってしまいます。きれいに金髪になっている人でも、青に染めようとすると、髪の色(金髪=黄色)が青とまざって、緑色になることがあります。
このように黄色みが発色の邪魔になることがあるので、より綺麗に発色させるには、マニックパニックの「ヴァージンスノー」が便利です。黄色みを消して髪を白に近い色にしてくれるので、これを使ったあとに染めると、鮮やかな発色になります。
マニックパニックの使い方
染める前の準備
用意するもの
ケープ
タオル
コーム
手袋
サランラップ
マニックパニックは染色力が強いので、皮膚につくと、肌自体が染まってしまいます。一般のヘアカラーもついてしまうとなかなかとれないことがありますが、マニックパニックはそれよりもさらに皮膚を染めやすいものです。手には必ず手袋をしましょう。
染めるときには汚れてもいい服を着て、床や壁に色がつかないように注意してください。色が飛んでしまったときにすぐに拭けるように、タオルを用意しておくことも必要です。染める前には首周りをタオルで保護して、その上からケープをかけます。
そしてクリームを塗ったら、髪の細部までいきわたるように、目の粗いコームでとかします。手でなじませるだけではムラができるので、必ずコームを使ってすみずみまでなじませてください。
クリームを塗り終わったら、サランラップで覆って放置します。以上がおおまかな流れになりますが、次でさらに詳しく染め方を解説していきます。
染める前にシャンプー
染める前には、皮脂や汚れを落とすために、しっかりとシャンプーしておきます。汚れが付着しているとムラになる原因になるので、面倒でもかならずシャンプーしてから染めます。髪が長い人はリンスをしておくと、コームが通りやすく、クリームをなじませやすくなります。
シャンプー後は完全に乾かす必要はなく、タオルドライでやや水分が残っているぐらいが丁度良いです。完全に乾いた髪はカラーのテクスチャが伸びにくく、ダマになるので気を付けましょう。
髪の生え際にクリームを塗る
ヘアカラーをするときには、皮膚を保護するために、髪の生え際近くをクリーム(ハンドクリームでOK)を塗って保護しておきます。一般のヘアカラーや美容院でパーマをかけるときにも、髪の生え際にクリームを塗りますよね。
これを忘れると、皮膚が染まって何日かはとれなくなるので、おでこなどの顔まわり、耳、うなじは忘れずにクリームを塗ってください。
コームですみずみまでヘアカラーをなじませる
マニックパニックのクリームはテクスチャが髪になじみにくいので、少しずつ手に取って髪になじませていきます。面倒だからと一度にたくさん取ってしまうとムラになるので丁寧に少しずつなじませていくのがコツです。
そして全体にクリームがいきわたったら、最後にコームでとかしてなじませます。複数の色を使う人は、色がまざらないようにサランラップで塗った部分を保護していくときれいに仕上がります。
サランラップを巻いて放置する
クリームをなじませたら、サランラップを巻いて放置します。サランラップを巻くことによって頭皮の温度が逃げるのを防ぎ、頭を温めることによってより深く染まります。また、待ち時間の間に部屋にカラーがついてしまわないようにするためにも、サランラップで頭を覆うことは必要です。
放置時間は基本的には20分です。一般的には、放置時間が長いほどよく染まるといわれますが、この時間については、染まり具合を見ながら自分で判断していくといいでしょう。
「ぬるま湯」で洗い流す
放置時間が過ぎたらあとは洗い流すだけですが、ここでひとつ大切なことがあります。それは必ず「ぬるま湯」で洗い流すということです。通常シャワーで使っているような高い温度だと、せっかく染めたのが落ちてしまいます。水かほんのりぬるい温度で流してください。
POINT
最後に洗い流すときはぬるま湯で流す!
温度が高いお湯を使うとせっかく染まったのがとれてしまいます。水かぬるま湯で流すようにしましょう。
ドライヤーで乾かす
この段階になると、どんなふうに染まったのかワクワクしてきますね。いつも通りにタイルドライしてドライヤーで乾かしたら出来上がりです。
まだ染料が定着していないので色が落ちやすく、タオルや服にも色がつきますが、びっくりしないでくださいね。
あなたはどんなふうに染める?
1色でここまで個性的に!
マニックパニックらしいビビットなブルーですね。一般のセルフ用ヘアカラーではなかなか実現できない色ですが、マニックパニックはこの手の色合いが得意です。
グラデーションカラー
人目を引くグリーンがアクセントになったグラデーションカラーです。明るいオレンジとグリーンは相性が良く、個性がありながらも美しく派手過ぎない魅力があります。
まるで宝石箱!
さまざまな色を集めたまるで宝石箱のような髪。こんなふうに綺麗に染められたら自慢したくなっちゃいますね。自分の好きな色を組み合わせて、自由にカラーリングできるのもマニパニの良いところです。
華やかなダブルカラー
うっとりするような美しいダブルカラーですね。もともと金髪だったりかなり薄い茶髪の人は、髪の下半分だけをマニックパニックで染めてもいいでしょう。
少しだけ色味を変えたインナーカラー
一見茶髪に見えますが、実はインナーが赤という、よく見るとおしゃれな染め方です。外側から内側に向かってグラデーションカラーになっていくのも素敵ですね。仕事や学校であまり派手な色にできない人は、インナーだけ明るい色にして、普段は表側のシックな色だけを出すようにしておくと、ひそかなおしゃれが楽しめます。
メッシュカラー
赤と紫がメッシュで入ったスタイルです。都会的な色合いに思わず目を惹かれ、ドキッとしてしまいそうな、とてもお洒落でかっこいい組み合わせのカラーですね。
ほんのりインナーカラー
こんなふうに少しだけ色を入れてみるのもおしゃれですね。髪を下ろしているとわかりませんが、アップにするときに編み込みなどで色を表に出すことができます。
メンズだって華やかに!
マニックパニックならではの鮮やかな色を組み合わせたスタイル。これほどビビットな色が集まると楽しいですね。ビビットカラーじゃなくても、ペールやディープトーンのカラーで組み合わせられるのも、マニパニの魅力です!
女らしい魅力全開のグラデーションカラー
こちらは茶→金→ピンクというグラデーションです。もともと金髪の人は、根元部分を茶色くして、毛先だけをピンクにするとこんなに可愛くなります!
まるでバナナのような色!
面白いデザインですね。全体を鮮やかな黄色にして、毛先だけをグリーンにするとまるでバナナのよう。夏にぴったりの色合いです。こんなおしゃれもいいですね。
ツートンカラー
大胆に右と左で色が違うカラー。とても鮮やかでおしゃれですね。マニックパニックなら、こんなきれいな発色を楽しむことができます。
毛先染め
毛先だけ色を変える染め方です。ふんわりと可愛らしくかつ個性が光る色ですね。普段はアップにしてまとめておくと、毛先の色は隠せます。デートのときには思いっきりはじけて!こちらでは部分染めについてもっと詳しく紹介しています。