福岡県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!福岡県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。福岡県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

福岡県ってどんなところ?

人口 510,9000 (推計人口、2019年6月1日)

福岡県は、九州地方北部に位置し、九州と本州を結ぶ交通の要衝となっています。九州地方の県では最も人口が多く、福岡市と北九州市の2つの政令指定都市を抱えています。

福岡東京間880kmに対して、福岡上海間は890kmとほぼ同距離にあり、福岡、ソウル間は540kmと、朝鮮半島や中国大陸に極めて近い位置にあり、古くからアジアの玄関口としての役割を果たしています。

県内総生産は約18兆円で九州の約4割を占め、全国第9位となっています。

また、都会でありながら豊かな自然もあり、農林水産業も盛んです。第1次産業から第3次産業まで多様な産業があります。まずは、そのような福岡県の特徴や魅力を探ってみましょう。

福岡県の特徴や歴史(歴史がある自治体であれば)

福岡県は、古代、大宰府政庁や、外国使節の迎賓館である鴻臚館がおかれ、中国大陸や朝鮮半島と我が国の交流の窓口でした。明治から昭和にかけて、筑豊や大牟田で石炭の産出が盛んになり、これを活用して北部に鉄鋼、機械、電気、化学、窯業などを中心とする「北九州工業地帯」が、南部大牟田地区には重化学コンビナートが形成されました。

1955年以降の高度成長期には、工業生産も大きく伸びましたが、同時に進行したエネルギ一革命により、石炭産業が衰退し、筑豊地域は特に打撃を受けました。

2度のオイルショック以降は、低成長や円高、産業構造の転換の中で、厳しい状況になりました。このため、先端成長産業の育成や集積に取り組み、自動車産業、先端半導体、バイオ、ロボットなどの企業立地が進んでいます。

2005年には北九州空港が開港し、九州国立博物館が開館しました。2011年には九州新幹線博多~鹿児島中央間が全線開通しました。九州の経済や文化、行政の中枢機能の集積が進む中、九州、西日本、アジアにおける広域交流都市圏として、一層の飛躍を図ろうとしています。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

福岡市には福岡空港があり、福岡市地下鉄空港線の福岡空港駅は空港まで乗り入れているので、空港を利用する約6割の人がこの線を使っています。

市の中心部からも近い都市型空港で、国内線は地下鉄と連結しており、九州各地へのアクセスも便利です。海上空港の北九州空港は、九州で唯一の24時間空港として利用されています。羽田空港から福岡空港までは約2時間、北九州空港までは約1時間40分で着くことができます。鉄道に関して見てみましょう。

福岡空港から地下鉄で5分の博多駅は、九州新幹線や山陽新幹線の駅としても、九州で最大の乗降客数を誇っています。東京駅から新幹線で約4時間50分です。高速道路は、九州自動車道や西九州自動車道、関門トンネルなどがあり、九州各地や山口県ともつながっています。東京から高速バスで約14時間20分です。

その他の情報

福岡県は温帯性気候で概して温暖で、適度の雨量があり、1年中快適な生活ができます。年間平均気温は17.7度です。年間を通して温暖的要素が強い一方で、日本海側に位置する福岡、北九州地方は冬季には大陸からの寒気の影響を受け、日本海型気候区の特徴を示しています。

筑後平野を中心とする内陸平野部は、三方を山に囲まれており、内陸型気候の特徴を示し、筑豊盆地は、気温の日較差や年較差が大きく、盆地特有の気候を示しています。

冬には降雪もありますが、積雪は主に山間部で、都市部ではほとんど見られません。福岡は、英国モノクル誌に掲載された「世界で最も住みやすい25の都市ランキング2018年」において22位に選出され、海外からも高い評価を受けています。

日本で選出されたのは福岡を含め、東京、京都の3都市です。

また、福岡県は、東京、名古屋、大阪よりも地価や物価が低く、自然のすぐ近くに都市型の商業施設等が集積するなど利便性も良く、ゆとりのある生活ができるのが魅力です。

福岡県の移住支援・就業支援制度

福岡県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!
(画像=『移住支援.com』より引用)

続いて、福岡県にはどのような移住支援や就業支援制度があるのか見てみましょう。

お試し居住施設で移住体験

「お試し居住施設」は、各市町村が整備した住宅に一定期間滞在し「ふくおか暮らし」を体験できる施設です。各地域での普段の生活を体験でき、その地域に住む人々や周りの環境に実際に触れることができます。

北九州市、柳川市、八女市、豊前市、うきは市、小竹町、鞍手町、広川町、上毛町に、応募方法や空き状況について直接問い合わせてください。

なお、移住を考えている人を対象に、地域の暮らし体験や住民との交流などを通して、その地域をより深く知ってもらおうと開催される催し「移住体験イベント」もあります。

移住体験イベントには、1日限りのセミナーや交流会、短期間のツアー、地域に住み働くことを体験できるワーキングステイなど、さまざまなものがあります。

移住相談センターでの相談サービス

福岡県への移住・定住を考えている人向けに、移住相談の専門窓口「ふくおかよかとこ移住相談センター」を東京と福岡に開設しています。住居、交通、医療、福祉、子育て、教育など、生活に関わる情報から、ハローワークや福岡県の求人情報の提供、面接のアドバイス、応募書類の添削など福岡県での就職を手伝ってくれます。

県内全市町村の移住・定住支援制度も紹介しています。移住相談は予約制です。移住相談窓口での対応に加え、新たに、インターネットを活用したオンライン相談を開始しました。

自宅にインターネット環境があれば、利用できます。相談ではビデオ会議システム「Zoom」、またはインターネット電話サービス「Skype」を利用します。

福岡への移住・就職・転職セミナーの開催

福岡県では、毎月さまざまな移住・就職・転職セミナーを開催しています。

6月25日(金)18時からは「移住・就職イブニング相談会」をオンラインで開催します。対面希望の人は、移住・交流情報ガーデンで実施します。

7月16日(金)は、オンラインで第5回福岡県への就職・移住相談会「働くばい(by)ふくおか」 を、Zoomを使用して行います。

8月21日(土)には、福岡県で働きたい!「UIJターン 福岡県就活応援セミナー」をオンラインで開催します。いずれも事前予約制なので、前日正午まで(7月16日の第5回福岡県への就職・移住相談会「働くばい(by)ふくおか」 は7月14日(水)まで)に、ふくおかよかとこ移住相談センター東京窓口・電話03-6273-4048に連絡してください。

中小企業支援・融資制度

福岡県では、事業を営んでいない個人であって、1ヶ月以内に新たに県内で創業しようとする具体的計画を有する人または創業した日から1年を経過していない人や、事業を営んでいない個人であって、2ヶ月以内に新たに県内で会社を設立して創業しようとする具体的計画を有する人または創業した日から1年を経過していない人などに、新規創業資金として融資利率1.3%(融資限度額2000万円以内)を融資します。

移住支援金制度

福岡県では、東京23区からの移住者を支援するため、対象者に対して、最大100万を支給している、移住支援金の対象範囲を、三大都市圏へと、拡大するとともに、対象となる職種を追加しました。

対象となるのは、住民票を移す直前の10年間のうち、通算5年以上、東京圏(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県)、名古屋圏(岐阜県、愛知県、三重県)または大阪圏(京都府、大阪府、兵庫県、奈良県)に在住していたこ人で、北九州市、久留米市、直方市、飯塚市、田川市、八女市、筑後市、古賀市、うきは市、朝倉市、みやま市、粕屋町、芦屋町、岡垣町、桂川町、大刀洗町、広川町、香春町、川崎町、大任町、福智町、苅田町、みやこ町、上毛町(4月1日現在)に転入した人です。

福岡よかとこ起業支援金の交付決定を受けていること、プロフェッショナル人材事業または先導的人材マッチング事業(リンク)を活用して2021年3月以降に転入した人、福岡県が定める職種(農林漁業、保健師、助産師、看護師、准看護師、保育士、介護職)へ、県が定める就職支援サイトを経由して就職した人などの要件があります。詳細は各市町村の窓口に問い合わせてください。