『common』より引用
(画像=『common』より引用)

登山というと険しい山を登るため、カロリー消費が著しいイメージがあるのではないでしょうか?確かに登山をすることはダイエットの面で見ると激しい負荷がかかるため、痩せることができるものと言えます。しかし、登山は軽い気持ちでダイエットするのには不向きとも言われています。そこで今回は、登山のダイエット効果や消費カロリー、登山でダイエットを成功させるにはどうしたら良いのかといった点についてご紹介していきます。

登山によるダイエットは成功する?肥満は改善する?

登山によって、どのようなダイエット効果があるのか。肥満は改善するのか、気になるところですよね。登山はカロリー消費が期待できる有酸素運動です。そして、登山は脂肪燃焼量が高いことで有名。平地に比べ、負荷がかかる環境であることから、運動していない時間も脂肪が燃えやすいと言われています。継続的に登山を行うことで心肺機能が強化されるだけではなく、疲れにくい身体に鍛えることができ、最終的には肥満体型からダイエットに成功すると考えられているのです。

しかし、それよりも効果が期待できるのはストレス解消。ダイエットはストレスを感じやすいのですが、登山は精神的にリラックスをすることが出来るだけではなく、山頂からの景色を見て癒される効果があります。また、登り切ったときの達成感は格別であり、登山そのものがストレスを軽減してくれるのだとか。気持ちの面で登山によるダイエットは楽しみながら行うことが出来る、メリットがあるのです。

登山の上り下りで消費するカロリーとは?

登山はカロリー消費の高い有酸素運動として有名です。登山を行う際、1分あたりの平均消費カロリーは「体重×0.155キロカロリー」とされています。つまり、50㎏の女性が標準の山を3時間で上り下りをするのであれば、1395キロカロリー程度の消費が行えるということになります。ウォーキングやランニングをしても消費するのには非常に時間がかかるため、負荷的な面を考えても、登山の消費カロリーは多いと言えます。

とはいえ、簡単には上り下りができないのが登山です。カロリー消費をしようと思っても、毎日上るのは難しいため、ダイエットを成功させるために継続していくのはやや難しいと言えるのではないでしょうか。

富士登山はどれくらいカロリーが消費する?

さて、標準的な山の上り下りでも結構なカロリーを消費できることがお分かり頂けたところで、富士登山ではどのくらいのカロリーを消費出来ると思いますか?50㎏の女性が上った場合、カロリーの消費量は2800キロカロリーを超えると言われています。しかも、基礎代謝だけで1日1200キロカロリー程度消費していますから、富士登山を行うだけで4000キロカロリー程度の消費が見込まれるそう。さらに上るだけでこのカロリーであって、下りでもまたカロリーを消費しますから、富士登山は凄まじいカロリー消費量ができると考えられます。

登山を成功させるために、気を付けたいこと

普通の登山同様、富士登山はなかなか継続して登ることはできません。1回で登るときに、ダイエットに効果的な登り方をしていかないといけないのです。

まずは登山を行う前後では、しっかりとストレッチを行っていきましょう。登山の最中にけがをしてしまっては元も子もありません。また、身体をほぐすことによって、筋肉の運動効果が高まると言われているからです。また、水分補給をこまめに摂ることも推奨されています。血液の流れを良くすることで、身体の代謝が上がり、効率的なカロリー消費が見込まれると言われています。

さらには登山でカロリーを消費するからといって、食事を抜かないことです。身体が必要としているエネルギーに対し、供給が追い付かなくなってしまうと山では命の危険にさらされる可能性があるからです。軽はずみな気持ちでは行えない登山であるからこそ、登山を行う日はしっかりと朝食をとり、昼食や非常食を持っていく必要があります。